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大三島産クラフトビールのラインアップは月替わり!お店で量り売りで何度でも/大三島ブリュワリー(愛媛県今治市 大三島)

大三島産クラフトビールのラインアップは月替わり!お店で量り売りで何度でも/大三島ブリュワリー(愛媛県今治市 大三島)

大三島産クラフトビール!

愛媛県今治市、大三島。しまなみ海道のほぼ中央に位置するこの島は、今治、尾道間を巡る「しまなみ旅」の中継地点として、人気の高いスポットです。
2018年5月、そんな大三島に、大三島オリジナルのクラフトビールを楽しめるお店が生まれました!

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その名も『大三島ブリュワリー』。
大阪でクラフトビールメーカーに従事してきた高橋享平さんと、その笑顔に思わず癒やされてしまう奥さまの尚子さんが営むお店です。

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おつまみメニューでの一番人気は尚子さん手作り、季節の野菜を使った漬物の盛り合わせ。中でも赤玉ねぎは地元のおじさま方から「赤玉お替わり!」の声も飛ぶとか。地元にも愛されている大三島ブリュワリーです。

クラフトビールは月替わりメニュー

そんな大三島ブリュワリーのメニューは月替わり。夏はすっきりと軽いテイストに、冬はボディの効いた重めの味わいに。

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季節によって麦芽やホップの調合、発酵の温度などを微妙に調整しながらその時一番しっくりするビールを作るのです。

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たとえば取材に訪れた9月のメニュー。まずは『セッションウィート』、1パイント(480ml)。ひと口飲めば広がる柑橘の香りに感激です!
実はこのビール、地元大三島の甘夏を使用。剥いたピールを使用するので無農薬にはこだわります。フレッシュジュースのようなさわやかなテイストは「サイクリングあがりの温泉の後にゴクゴク飲んでもらうのにぴったり」と享平さん。伊予柑やはっさく、温州みかんなど旬の柑橘を使用するそうですよ。

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そしてこちらは『ペールエール』。ピリッとホップが効いていて苦みスッキリ。まさにビール好きが好む、ビールの王道を行くTHEビール!

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最後にこちらはいわゆる黒ビールの『ダークエール』。「コーヒーみたいですよ」と言われ半信半疑で口にしましたが、飲んで納得! 焙煎された香りはまさにコーヒー、飲みやすい! ちょっとクセがあって近寄りがたいと思っていた黒ビールへの印象がこの一杯で激変です!
しかもアイスクリームをコーヒーフロートみたいに浮かべて飲むなど、スイーツと好相性だそう。たっ、試したい……。

ちなみに価格は1パイント870円〜。ビールの種類は毎回変わるので、訪れる度にいろんな味を楽しめそうです。

ビールタンクは手で洗い上げる

この大三島ブリュワリーの味を生み出すのが享平さんの緻密なビール造り。温度調整や原材料はもちろん、メンテナンスにもこだわります。麦汁を煮詰めるタンクや発酵をするタンクの中に入って内部を洗い上げ、さらに部品をひとつひとつ外して洗浄します。

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「太ったら入れなくなるかも」と細い入り口を覗きながら笑って教えてくれた享平さん。麦汁を煮詰めていたタンクの中はサウナのような暑さだとか。

ビールの量り売り、始めました!

こだわり抜いて作った大三島クラフトビールの仕上げは「ビールを注ぐところ」にあると享平さん。泡や炭酸まで微妙に調整をして注ぎます。それもあって缶や瓶では販売しないと決めています。
ですがここでうれしいサービスが。大三島ブリュワリーではビールの量り売りがあるのです。

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「直射日光や暑い車内に置きっぱなしは避けて、その日のうちに飲み切る」のがコツだとか。持ち込む容器は密閉できるものなら何でもOK。私は店舗に準備されているペットボトル(1本100円)を購入してテイクアウトしました。
量り売りは100mL165円〜。ビールの種類で価格が変わります。

家に戻ったら享平さんが教えてくれたビールフロートをやってみようと空想しながら戻る帰り道。クラフトビールの、新しい楽しみ方を見つけました!

瀬戸内Finderフォトライター 増田 薫

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愛媛県

愛媛県といえば、みかん。全国的に知名度も高く、近年では穏やかな気候を活かして多くの柑橘類を生産している。また日本最古の温泉「道後温泉」や、城下町として栄えた松山では、ゆったりとした時間を味わえます。愛媛と広島を結ぶ「しまなみ海道」からは、多島美景観だけでなく、大迫力の造船所を眺めることもできます。村上水軍ゆかりの地や、せとうちの海産物を楽しむ島巡りもおすすめ。