大三島ICから車で5分! パン屋『まるまど』
愛媛県今治市、大三島。大三島ICから車で約5分。
今治出身の画家MAYAMAXが描いた赤い花が華やかな井口港を左手に、交差点を曲がると……
おだやかな川沿いに建つ白い建物、かわいらしい看板が。
『まるまど』。大三島の食材にこだわった天然酵母パンのお店です。
パンが焼き上がるのは開店時間の11時半。オープンするのと同時に、次々とお客さんがお店に入って行きました。
焼きたてのパンの香りと、この日一番のラインアップでお客さんを迎え入れるまるまど。常時20~25種類のパンを焼き上げています。
次々パンを運び込む店主の小松洋一さん、開店前には商品の札を書き、オープン後はお客さんと、パンの美味しい食べ方を話しながらレジを打つ奥様の智子さん。ふたりで営むお店です。
みんな大好き平飼い卵のクリームパン!
まるまどの魅力は『大三島の食材を活かした』パン作り。
セミハードパンには大三島産みかんの酵母から作った発酵種を、そしてやわらかいパンには日本の発酵食品に欠かせない麹菌が入った『あこ天然培養酵母』を採用しています。
このあこ天然培養酵母には酵母独特の匂いが弱く、粉、そして副材料の香りや味をしっかり感じさせるという特徴があります。パンに使われる大三島の食材の魅力を引き出すのに、まさにぴったりの酵母です。
そんなあこ天然培養酵母を使ったまるまどのパンでまず紹介したいのが、地元の人に一番人気のクリームパン、140円。大三島の有機農家さんが育てた平飼いの鶏の卵を使って丁寧に練り上げた自家製カスタードクリームがたっぷり入っています。手のひらに乗るかわいらしいサイズですが食べ応えもシッカリ!
そしてこちらは、大三島産のいちじくとクリームチーズのパン、190円。いちじくの上品な甘さと濃厚なクリームチーズが好相性。
このクリームチーズのパン、季節によってはいちじくに変わり大三島産柑橘のピールや、ブルーベリー、柿など季節の果物ジャムがインされる、クリームチーズと旬の果物シリーズ!どんな組み合わせが出来るのか、シーズンごとの楽しみです!
大三島産の食材を使って・・・
さらにまるまどには、大三島で採れた旬の野菜を使ったパンも充実しています。
こちらはピザ、200円。具はその時々の大三島の野菜をトッピングしています。本日は瀬戸内海産しらすと大三島産の赤玉ねぎのコラボレーション。赤玉のパープルが何とも美しい! 生地もしっかり厚めで、一個の満足感が素晴らしい一品です!
そして洋一さんおススメの焼きカレーパン、200円。化学調味料や動物性油脂を使わず、野菜本来の美味しさを際立たせています。この日のカレーには、大三島で無農薬栽培されたナス、ジャガイモ、ピーマン、イタリアントマト、そして、四角豆を使用。農家さんがセレクトした旬の野菜です。
料理するようにパンを焼く
これらのパンを作るためにまるまどが仕入れるのは、大三島の『のむら農園』、『吉川自然農園』、『もり自然農園』、『べじべじ自然農園』の野菜。
自然農法や種、苗、無農薬など、それぞれにこだわりとストーリーを持った農園です。
個性ある野菜の「美味しい食べ方を教わったり、こんな調理をした美味しかったと逆に伝えたり」することが楽しいと洋一さん。「パンを焼くと言うよりも、料理をしているという感じが強いです」と教えてくれました。
パンを通して、さらに美味しく食べられる大三島の食材。その日その時の大三島の恵みをたっぷり堪能できる、それがまるまどのパンなのです!
まるまど
住所/愛媛県今治市上浦町井口5792
電話/0897-72-8320
営業日/木・金・土
営業時間/11:30~18:00 売り切れた場合は15:00以降閉店
Facebook/https://www.facebook.com/pg/marumado.bakery
Instagram/https://www.instagram.com/marumado.bakery
駐車場/2台
※本文中価格は全て税別。
※臨時休業あり。Facebookでのチェックをおすすめ。
瀬戸内Finderフォトライター 増田 薫
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この記事を取材したフォトライター
増田 薫
愛知県岡崎市出身。ライター/詩人。 詩とエッセイのワークショップ『ほし紡ぎ/https://hoshitsumugi.wordpress.com/』運営。 東京、神奈川での学生/社会人生活を経て、夫と息子、家族3人で四国へ引っ越し10年目になりました。愛媛県の島々を中心に、地元に息づくとっておきのスポットをひとつひとつ丁寧にレポートさせていただきます。 愛媛、素敵なところです。どうぞいらしてくださいね。
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