予約制の本屋!?シュールでアートで居心地のいい小さな書店『なタ書』/香川県高松市

インターネットの台頭で一時は風前の灯火といわれた“街の本屋”が、進化して今また、ムーブメントを起こしています!
そこで今回は、香川県高松市でみつけた、超個性的な予約制の古本屋『なタ書(なたしょ)』をご紹介します。

高松市にある予約制の本屋『なタ書』

香川県高松市。栗林公園からも近い琴電瓦町駅西口から歩くこと4分。
『菊池寛通り』の一つ隣の路地に、本屋好きなら一度はその名を耳にしたことがあるであろう本屋『なタ書』があります。

退廃的な雰囲気を漂わせつつ、「何かおもしろそうだ」と思わずにはいられない不思議な佇まい。
「古本」の看板がなければ、この外観から本屋を想像できる人はまずいないはず!

玄関に入ると、「当店は予約制の本屋です」の手書きのPOP。
そう、『なタ書』は予約をすれば自分のためだけに店を開けてくれる、実に贅沢な本屋なんです。

ファン多数! 『なタ書』の名物店主キキさん

階段を上った先にある、4部屋分の間仕切りをとっぱらった2階の広い空間が店舗です。
ぎっしりと本が並んでいます。
その本と本の間に鎮座しているのが、店主のキキさんこと藤井佳之さん。

『なタ書』がここまで人気になったのは、本屋としての魅力はもちろんのこと、店主・藤井さんのユニークな人柄、これに尽きるといっても過言ではありません。
だって、常連さんが藤井さんを題材にしたリトルプレス『FULL本屋』まで発行してしまうのですから!

初めて会ったお客さんに留守番を頼んでコンビニに行っちゃったり、全国探してもこんな自由な本屋さんはないでしょう。

「どうして予約制に?」という問いにも「面白がってもらえそうだったから」と飄々と答える藤井さんですが、実は瀬戸内国際芸術祭のお手伝いや、香川発のスタイルマガジンや新聞での本に関する寄稿、
書店・ブックカフェの立ち上げの仕事もこなす多彩な方。

店内には、『瀬戸内事典』や『せとうち暮らし』のバックナンバー、今は無き小豆島新聞社が発行していた小豆島の絵本など、瀬戸内にまつわる本を集めた瀬戸内コーナーも充実していました。

なタ書ワールド全開のシュールな本棚

扱う本はオールジャンルで、古本がメイン。
店内にはいろんな貼り紙や不思議なオブジェもたくさん飾られています。

置いてある本に合わせてセレクトされた雑貨や音楽CDもどこかシュール。
なタ書ワールド全開の本棚についつい見入ってしまいます。

空間を利用した本棚というのは時々見かけますが、「この棚は底面が透明だから、下からも本を眺められるんですよ」と藤井さん。
つけた名前は『空中本棚』。友人の舞台美術家のアイデアだそう。

店内にはいくつもの椅子が無造作に置かれており、訪れた人は思い思いの椅子に座り、本との濃密な時間を過ごします。

栗林公園以外にも直島や小豆島など観光資源の豊富な香川県高松市。
最近はヨーロッパ圏や台湾や中国などのアジア圏からのお客様も多いとか。
一期一会の出会いを楽しむ旅のお供に、とっておきの一冊を『なタ書』で探してみませんか。


なタ書(なたしょ)
所在地/香川県高松市瓦町2-9-7 2F
最寄り駅/琴電琴平線瓦町駅西口から徒歩4分
電話/070-5013-7020
営業時間/完全予約制(24時間365日予約対応可)
※予約なしで訪問可能な時間はツイッターで情報提供中
定休日/不定休
https://www.facebook.com/natasyo

瀬戸内Finderフォトライター イソナガアキコ

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イソナガ アキコ

イソナガ アキコ

生まれも育ちも広島という生粋の広島人。母の故郷は瀬戸内に浮かぶ愛媛の小島。子どもの頃、みかん倉庫の屋上に登って眺めた瀬戸の多島美は本当に美しかったなあ。いい歳のオトナになった今、瀬戸内の魅力を発信するフォトライターとして活動できることに喜びを感じる日々。現在は世界遺産宮島から徒歩圏内の自宅でライター業の傍ら、色彩心理学を勉強し、講師としても活動中。 URL/http://isonaga.wixsite.com/ikka

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