港の芝生公園に瀬戸内各地の出店者が集う『UNOICHI』や、地元作家の手作り作品を集めた『フィールド オブ クラフト 倉敷』、“うだつが上がる町”として知られる徳島県三好市の『うだつマルシェ』など、瀬戸内では各地で屋外マーケットイベントが開催されています。地元発のマーケットイベントは「その町らしさ」を120%楽しめる仕掛けが満載なのが魅力的ですよね。
『城下のMACHIBITO』テーマは“100年前”!
国の重要文化財である『大洲城』がそびえる愛媛県大洲市で2017年にスタートした『城下のMACHIBITO』は、城下町の華やぎを残す肱南地区を舞台に行われる2DAYSのコンセプト型マルシェです。
『城下のMACHIBITO』のコンセプトは「100年前」! 大洲の風情あふれる町並みを、今から100年前である大正7年にタイムスリップさせてしまおうというロマンいっぱいの2日間。
石畳の風情ある通りは、大正レトロな着物ファッションを楽しむ女性たちの姿であふれます。ベレー帽やブーツを合わせたコーディネートがとっても素敵。
街角ではアーティストによるライブも開催。第1回のマルシェでは大正レトロな装いで賑やかな音楽を振りまくちんどん屋が現れ、来場者を盛り上げました。
イベント当日は、思わずカメラを構えてしまうヴィンテージカラーに包まれたボンネットバスも運行予定。これはぜひ、大正ファッションで乗り込みたくなる!
JR大須駅から駐車場(如法寺河原)、会場を無料周遊する予定なので、アクセス情報からチェックしてくださいね。
大洲市の空き家を未来に引き継ぐために
『城下のMACHIBITO』の始まりは、空き家の増加や建物の除却が進むにつれ、せっかくの歴史ある景観や魅力が失われつつあるという大きな課題が町にあったこと。
「歴史ある城下町を保存し、次の世代へと繋げていかなくては」と考えた地域住民の有志と市のまちづくり課が立ち上がり、2017年に『城下のMACHIBITO』をスタートさせたのです。
マルシェの舞台は「町家」。城下町に残る趣ある町家に、上質でこだわりのある商品や作品を携えたつくり手たち(=まちびと)が集まり、2日間限定のショップをオープンします。
中にはレストランも出店され、風情ある空間でランチやカフェタイムを楽しむこともできます。お酒だってありますよ。
通り沿いにも、カフェや雑貨店などさまざまなショップが姿を現します。
会場一帯には心地よい音楽が流れ、レトロな装いの人やモノでいっぱいに。道沿いを彩る花々からも、おもてなしの心が伝わってきます。
2日間で100ブースが出店予定!
第1回である昨年は61ブースが出店。イベントは大盛況に終わり、なんと2軒の空き家が店舗化したんだとか。地元住民だけでなく各地のクリエイターたちも来場したりと、初回にもかかわらず多方面から注目を集めるイベントとなりました。
第2回となる2018年の『城下のMACHIBITO』は出店数が増加し、2日間で約100ブースが出店されるなどパワーアップ! 今年はどんなお店が出店されるのか楽しみです。
大洲市の城下町に、往時の賑わいが蘇るロマンいっぱいの2日間。
ちなみにイベント当日、100年前をイメージしたレトロな装いで来場すると、先着100名限定で「活版印刷オリジナルポストカード」のプレゼントも!
着物はもちろん、かつて一世を風靡したモガスタイルや、ボーラーハットにステッキetc.クラシックなスタイルで町を闊歩したくなります。
せっかくだもの。いつもは華やかなトレンドファッションやアウトドアウエアが定番という人も、この日はちょっぴりレトロな装いに身を包んでお出かけしましょう!
城下のMACHIBITO(しろしたのまちびと)
開催日時/2018年11月24日(土)・25日(日)10:00〜16:00
開催場所/愛媛県大洲市肱南地区
問い合わせ先電話/0893-24-1717(大洲市観光まちづくり課)
http://ozu-machibito.com
瀬戸内Finder編集部
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地元の皆さんからの写真や、在住ライターの記事で発信する、瀬戸内地域の観光情報サイト、「瀬戸内ファインダー」を作る編集部です。 瀬戸内海を囲む兵庫県、岡山県、広島県、山口県、愛媛県、香川県、徳島県の7県に関わる旬な情報を日々更新しています。 お問い合わせは下記まで Email : staff@setouchifinder.com
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