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ふくの本場・下関で食べて、見て、撮って『幸ふく』に/ふく食解禁130年(山口県下関市)

ふくの本場・下関で食べて、見て、撮って『幸ふく』に/ふく食解禁130年(山口県下関市)

ふくの本場、下関

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縄文時代から食べられていたという、ふく(下関市ではフグのことを幸福を招くよう『ふく』と呼びます)。猛毒があるにも関わらず、食べ続けられてきたのはやはり、危険をおかしてでも食べたくなる、その味に魅了されたからでしょう。
下関に宿泊時、不漁のためやむなく出された禁制のふくを食べ、その味に感動した初代内閣総理大臣・伊藤博文が山口県令(現在の知事)にふく食解禁を掛け合い、1888年から下関ではふくが食べられるようになり、全国へと広がりました。

2018年は、ふく食が解禁されて130年

全国に先駆け、下関でふく食が解禁されてから今年で130年。下関市内ではこれを記念し『下関幸ふくの旅キャンペーン』を実施しています。

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『幸ふく大使』には、タレントの鈴木福君を起用。こちらの特大タペストリーは唐戸市場の競り場の天井にあります。
福君が「ふぐじゃない。ふくです」と主張し、コミカルなメロディにのってふく食解禁までの歴史や特徴について歌うPR動画も制作されました。

ふくを食べるなら、カモンワーフがオススメ

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下関市内で、ふくを食べられる飲食店やホテルは数あれど、観光で来た方が気軽に利用できるお店といったら、食事処やお土産がそろったモール『カモンワーフ』がオススメです(写真の、海側ボードウォークにある『ふくモニュメント』は記念撮影に大人気)。
唐戸市場に隣接しており、市場直送の食材を使ったメニューを提供している飲食店が数多く入っています。

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カモンワーフ内『からと屋』の『プライドふく御膳』(税込3,980円)は、ランチ限定。刺し身に寿司、天ぷら、鍋など、とらふくのミニフルコースが予約なしで食べられます。

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『彩(いろどり)や』の『4種のふく食べ比べセット』(税込3,929円)は、とらふく、まふく、ゴマふく、シロサバふくの4種類のふくを唐揚げやステーキなど色々な食べ方で味わえます。海鮮丼などと一緒に頼んで、シェアしながら食べるのがオススメです。

まちなかにもいるんです

ふくを食べるのも、もちろん良いですが、あの見た目にもご注目を。ぷくっとしたフォルムもかわいいと思いませんか? 実は下関市内では至る所でふくの姿を目にすることができます。

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例えば公衆電話ボックスの上に鎮座していたり……(写真は国道9号、下関市細江町の『下関市生涯学習プラザ』前。この他にもあります)

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唐戸市場の道路を挟んで向かいにある『亀山八幡宮』境内には『世界最大級のふく銅像』があったり……

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JR下関駅のバスターミナルで群れていたり……。

ここに挙げたのは、ほんの一部。意外な場所にも潜んでいますよ。
そして現在“『ふく・福』インスタ大募集”と題して、画像投稿アプリ『インスタグラム』上に、ふくに関連した画像の投稿を募集中です(2019年3月28日まで受け付け)。『ふく#130』で投稿してください。幸福を感じる画像には豪華賞品がプレゼントされます。

『ふく君ちょうちん』をさがそう

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こちらは『ふくちょうちん』。駅や商業施設で乱舞しています。青や黄色いちょうちんの中に、鈴木福君のイラストが入った『ふく君ちょうちん』が混じっており(展示施設は全5カ所)、下がった短冊に書いてあるクイズに2問以上回答すると、ふくさしなどが当たる企画に応募できます。写真を撮りながら探してみてください。このほか、『ふくにまつわる川柳』も募集していますよ。いずれも応募期間は2019年3月28日まで。
この冬は、下関で色々な『ふく』に触れる旅の計画をオススメいたします。

瀬戸内Finderフォトライター  Yuka Hesaka

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山口県

本州と九州を繋ぐ要の場所、山口県。城下町として栄えた地域も多く、日本の近代化にあたっては数多くの歴史や偉人がこの場所から生まれました。春は桜、夏は花火と季節毎に違った表情を魅せる錦帯橋、風情ある町並み、美しい庭園に寺社仏閣。またTVコマーシャルのロケ地としても有名になった角島大橋や、雄大なカルスト台、鍾乳洞はまさに絶景。ぜひカメラを片手に旅をしてみてください。