三津には注目のお店がいっぱい!
愛媛県松山市の三津地区は、古くは漁業や商業で栄えた町。昭和初期、あるいは江戸時代からの建物も残り、ノスタルジックな風情が漂います。そんな三津には、町の歴史を尊び建物や風景を守りながら、現代の生活を楽しみ営む個性と魅力に溢れたお店がたくさんあります。今回は3店をご紹介します。
やさしい着心地の洋服『kite(キテ)』
最初は『kite』。リネン、コットンなど自然素材の生地で作るオリジナルの洋服を販売しています。場所は渡し舟の『三津の渡し』から歩いて5分ほど。
お店が入っている建物は、昭和初期の建築といわれる『旧石川医院』です。藍色とレンガ色との2層のタイル貼り、縦長い上げ下げ窓など、どこを切り取ってみても素敵。
入り口を入ると洋服が並ぶ奥に『投薬口』と書かれた小窓が。当時の面影が見て取れますね。
置かれている洋服は肌触りも着心地も良く、着ればやさしい気分になれそう。バッグなどの小物もありますよ。
窓辺にはミシンが置かれ、やわらかい陽射しの中で洋服を手作りする店員さんの姿がありました。
個性爆発!『茶舗 de la música(チャポ・デ・ラ・ムジカ)』
先ほどの『kite』から、三津浜図書館の方面へ歩いて約2分。『土壁の残る路地』という名で呼ばれる風情ある通りの一角に、楽しげな明るい色が踊る『茶舗 de la música』は、かつてお茶を販売する店舗でした。外壁にかけられた看板もその歴史を物語っています。現在は世界各国の雑貨が並びます。
お店を経営するのは、中南米やカリブ海、アフリカを旅する『キャンベル・ナオミ』さん。
旅先で仕入れた品々からは情熱が感じられ、見ていると未知の世界への思いがふつふつと湧き上がってくるよう。
ぜひお店を訪れて、ナオミさんと話をしてみてください。世界を旅するような気分になれるかもしれませんよ。
『工房 空(くう)』で心が共鳴する石と出会おう
最後にご紹介するのは『工房 空』。パワーストーン(天然石)や雑貨を扱うお店で、伊予鉄道三津駅から約5分、三津浜商店街に入ってすぐのところです。
切り出されたままの原石もあり、小さなものなど値段も手ごろ。気になる石があれば、オーナーさんに色々尋ねてみて。
作家さんたちの手作り雑貨なども並びます。静かに癒やされるような店内で、お気に入りを見つけてください。
今回紹介した以外にも、三津にはたくさんの魅了的なお店やスポットがありますので、ぜひ訪れて、あちこちの路地も歩いて、いろんな発見をしてみてくださいね。
Kite(キテ)
住所/愛媛県松山市三津2-14-29 (大正モダニズム旧石川医院1階)
営業時間/木〜日曜 11:00〜17:00
電話/089-957-5911(リッチクロス)
http://www.richcloth.net
茶舗 de la música(チャポ・デ・ラ・ムジカ)
住所/愛媛県松山市三津2-2-17
営業時間/金曜14:00〜18:00、土・日曜11:00〜18:00
https://www.facebook.com/tyahodelamusica
工房 空(くう)
住所/愛媛県松山市住吉1-4-14(三津浜商店街内)
営業時間/11:00から営業、水・木曜休(不定休)
電話/090-5140-5541
https://www.facebook.com/工房-空くう-1676319659292227
瀬戸内Finderフォトライター 矢野智子
記事中のスポット
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Kite(キテ)
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茶舗 de la música(デラムジカ)
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工房 空(くう)
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この記事を取材したフォトライター
矢野 智子
1970年、愛媛県今治市生まれ。松山市在住。 大学時代を京都で過ごした後愛媛に戻り、システムエンジニアとして年の半分以上は県外出張という旅人のような生活を20年近く続けました。 退職後、愛媛を紹介する本を友人と作ったことをきっかけに、自分の「夢」と愛媛の魅力を再発見。地元出版社で編集のイロハを学び、現在は自らを「ことばのデザイナー」と称しフリーで活動中。書く、作る、伝えることに力をそそいでいます。
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