『あわぢびーる』の美味しさの秘密は海の音?!
ここ数年、全国的にクラフトビールがブームですが、瀬戸内の島々にも個性豊かなクラフトビールがあります。そんな中、淡路島の『あわぢびーる』に朗報が届きました! 世界5大ビール審査会の1つ『インターナショナル・ビアカップ2018』で『あわぢびーる ピルスナー』が金賞 、『あわぢびーる アルト』が銅賞を受賞したのです。
ニュースを聞いて、早速、淡路島へ。製造工場の中に入ると、なにやら不思議な音がします。ゴロゴロ、ゴポポポ……、ザザ〜〜〜ッ。まるでお母さんの子宮の中にいるような水の音???
「じつは淡路島の海の音をビール酵母に聴かせているんですよ」と教えてくれたのは醸造担当の松本吉行さん。名付けて『アイランド製法』。淡路島の自然の音を採取し、独自に編集したビールのためのBGMなのです。「淡路島ならではのビールづくりを」と2017年から導入しているのだとか。あわぢびーるの美味しさの秘密はこのアイランド製法?! 事実、その年にアジアのビアカップで初入賞したそうですから、BGMの効果、あなどれません。
美味しさの秘密は、もちろんアイランド製法だけではありません。細やかな管理のもと、一本一本、丁寧に醸した手づくりビール。その実力は飲めばわかります。金賞受賞のピルスナーを試飲させてもらいました。華やかな香りが印象的。そしてホップのほどよい苦味と、甘味、旨味が調和した複雑な味わい。一口目からそのクオリティに納得!のビールです。
淡路島産の米とレモンで醸したビールも
あわぢびーるは全6種類。定番のピルスナー、アルト、レッドエール、ヴァイツェンに加えて、淡路島の食材を使ったビールもあります。島で育てたキヌヒカリを使用した『淡路米仕込みピルスナー』は、新米の季節にはビールも新米仕込みに。淡路島産レモンで醸した『島レモン』は、軽やかなフレーバーでビールが苦手な人にも飲みやすいです。
松本さんいわく、「ピルスナーは万能選手ですが個人的には魚料理がオススメ。肉料理や鍋にはアルトかレッドエール。ヴァイツェンはフレンチや野菜料理など繊細な味によく合いますね。それから、米ビールは寿司との相性抜群、島レモンは食前酒にもいいですよ」。お話を聞いていると、いろいろ飲み比べたくなりますね。
あわぢビールはオンラインショップで購入できる他、全国の取扱店でも販売されていますよ。
クラフトビール好きなら一度試す価値はアリアリです。
あわぢビール
http://awajibrewery.com
瀬戸内Finder編集部
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