みなさん、近年巷を賑わせている父母ヶ浜(ちちぶがはま)や桜の名所の紫雲出山(しうでやま)で今人気が海外にまで飛び火している地名、知っていますか?
せーので言ってみましょう! はい、せーの!!
\\\ みとよし~!! ///
そう!香川県の三豊市ですよね。
そんな今激アツ胸アツの三豊市、また行ってきました。そう、彼女に連れられて。
三豊のエンジェルロード?!『丸山島』
やってきたのは三豊市北西部に位置する荘内半島(しょうないはんとう)。
休日はサイクリストたちが大勢走っている、のどかで景色も最高な半島です。
こちらの島が今回アタックする『丸山島(まるやまじま)』。
満潮時はこんな感じの綺麗な島なのですが……
干潮時には、小豆島のエンジェルロードを彷彿とさせる、島への幻の道が現れます!
この日の干潮時刻は16時28分。大体干潮時刻の前後3時間以内だとこの道を渡ることができるのだとか。
島へ渡る際は干潮時刻を事前にチェックしていくことが大事なポイントです。
幻の道にたどり着くまでは、干上がって石ころがたくさんある場所を通るため、歩きやすい靴も必須。
ん? 颯爽と歩くこの背中……
その正体は……!!
マイベストオブ三豊ガイド!石井さん
ババンッッ!!
三豊のプロガイド(勝手に呼称)こと三豊市観光交流局の石井さんです!(石井さんをご存知ない方はこちらへ)
改めまして、今日はどうぞよろしくお願いします~!
「よろしくお願いします~! 今日はむっちゃ天気良くて良かったですね! もう大分丸山島への道ができてきています。この辺りは一帯浅瀬なので、もっと時間が経てば国道より太い道ができるんですよ」
そ、そんな太い道が……!
綺麗な海に、青い空!
のんびりSUPを楽しむカップルも。
こんないい天気だから特に気持ちいいんだろうな〜!
さて、石井さんが丸山島に近づくと見えてきたのは……
浦島太郎の像に遭遇!
浦島太郎の像!
実はこの丸山島の対岸である鴨之越(かものこし)は、浦島太郎(日本のおとぎ話の登場人物。亀を助けたお礼として海底の竜宮城に連れられ、お土産として持ち帰った玉手箱を開けると白髪の老人になったとされる若者)が亀を助けた場所として地元で語り継がれているのだとか。
他にも、この辺りには浦島太郎が生まれた場所とされる生里(なまり・『生』まれた『里』と書く)や、彼のお墓など数多くの所縁のスポットが存在しており、荘内半島全体が浦島太郎伝説の発祥地と呼ばれる場所なんです。
丸山島には『浦島神社』もあるんです
浦島太郎の像を見つけたら、『浦島神社』もすぐそこに。
こちらは何のご利益があるんでしょうか?
「ズバリ、浦島太郎とかけて『健康・長寿』です」
浦島太郎を長生きだったと認識していいものか少しばかりの不安が脳裏をかすめましたが……なるほどです!
堤防の先は、海を眺めることのできる特等席。
「パートナーを見つめるような笑顔で」という無茶振りに優しく応えてくれた石井さん。
平日のお昼休憩に友人とここに集合し、綺麗で穏やかな海を眺めながらランチをとることもあるのだとか。
なんて素敵すぎる、三豊ライフ。
日本の夕日百選にも選ばれた丸山島・鴨之越の夕陽
もうひとつ石井さんが教えてくれたのが、この鴨之越に沈む夕陽。
「三豊市の自慢の夕陽は父母ヶ浜だけじゃありませんよ! この浦島伝説の伝わる丸山島・鴨之越では、絵にも描けない美しさの夕陽が旅人の心を癒やしてくれます。個人的には、海岸線をドライブしながら見る鴨之越の夕陽がおすすめです。
駐車場は、地元の方のご厚意によるもので数に限りがあるので、くれぐれもマナーを守って駐車してください。ゴミも必ず持ち帰りましょうね」
実は、日本のウユニ塩湖とも呼ばれる父母ヶ浜から繋がっているこの場所。当然こちらで望む夕陽も綺麗というわけなんですね。
干潮時には幻の道を、夕方には美しい夕陽を楽しめる丸山島。
小豆島のエンジェルロードはもう訪れたと言うあなた、次は三豊市にも来てみませんか?
丸山島
住所/香川県三豊市詫間町大浜鴨之越
電話/0875-56-5880(三豊市観光交流局)
駐車場/有
http://www.mitoyo-kanko.com/丸山島
瀬戸内Finderフォトライター 山田 芽実
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この記事を取材したフォトライター
山田 芽実
香川生まれ。 高校卒業後、米国・京都・香川・東ティモールを経てまた香川在住。 地元のすてきさを改めて発見中。 絵を描いたり写真を撮ったりしています。
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