鳴門の『本家松浦酒造場』は創業200年を超える酒蔵
徳島県の北部、関西からの玄関口に位置する鳴門市にある『本家松浦酒造場』。
1804年創業で、徳島県内で現存する酒蔵としては最古という長い歴史を誇る老舗の酒蔵です。
伝統を守りながらも、デザインやお手頃値段にこだわった新しい商品も生み出し、数々のお酒が国内外でさまざまな賞を受賞しています!
こちらの門や蔵など築200年を超える建物がそのまま残っているのですが、蔵見学が可能(要予約)。
松浦酒造の歴史を知ることができるだけでなく、お酒の無料試飲も楽しめる内容となっています。
市場には出回っていないレアなお酒もここでなら試飲・購入ができるという点も訪れる価値ありのポイントですよ♪
ところで…『純米酒』と『純米吟醸酒』、『純米大吟醸酒』の違い、わかりますか…?
ほかにも…『原酒』って? 『生酒』とは…?
そんなあれこれを教えてくれるのが、蔵の中にある『ナルトタイの店』店長の若林さん。
蔵見学や試飲のとき、知っているようで実は知らない、日本酒にまつわる用語の定義なども丁寧に説明してくださいます。
知ったうえで味わうと、日本酒の見方も味も変わるかも…!
『全国燗酒コンテスト』最高金賞受賞のお酒!
2018年は251社838点のお酒が出品され、徹底したブラインドテストで審査を行う、全国燗酒コンテスト。
その『お値打ちぬる燗部門』で、2018年に『本家松浦酒造場』から新発売となった『Onto the table 純米吟醸』(写真中)が最高金賞に輝きました。
最高金賞は最上位5%だけが認められる栄誉ある賞です。
徳島県産米を100%使用し、上品な甘い香りと程よい酸のキレで全体的にすっきりなめらかな淡麗タイプのこちら。お値打ち価格なところも嬉しい!
ほか、写真左の純米大吟醸に写真右の純米も、「毎日の食卓に置いてほしい」という作り手の思いが価格に反映されたシリーズです。
ワインボトルにポップなデザインのラベルでおみやげにも喜ばれること間違いなし♪
国内外で高評価!『ナルトタイ 純米原酒 水ト米』
日本のみならず、海外の品評会でも受賞をするお酒もあります。
それがシンプル&シックなラベルが印象的な『ナルトタイ 純米原酒 水ト米』。
『第32回IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2015』では、SAKE部門純米酒の部において最高金賞を受賞するほどその味わいが評価されたこちら。
現在は改良を加えて純米原酒タイプとなり、2018年にはハワイで開催された『全米日本酒歓評会2018』にて金賞を受賞しているほか、『ワイングラスでおいしい日本酒アワード』でも金賞を受賞。
口に含んだ瞬間のまろやかさとソフトな印象は、海外でも評価されること納得の1本です!
『鳴門鯛 大吟醸』もぜひ女性に飲んでほしい!
『ワイングラスでおいしい日本酒アワード』の大吟醸部門で、2017・2018年と2年連続金賞受賞したのは『鳴門鯛 大吟醸』。
リンゴのような繊細で甘い香りと、さわやかでおだやかな口当たりが特徴で、ワイングラスで飲むのがぴったりの日本酒。
こちらは昔ながらのレトロなラベルとパッケージもいいですね。
売上No.1の“生缶”は、あの大作映画にも登場!
日本酒では珍しいアルミ缶スタイルの『鳴門鯛 吟醸しぼりたて生原酒』は、海外でも“namacan(生缶)”として親しまれています♪
実はこちら、映画『ブレードランナー2049』にも登場しているんですって…!
新鮮で華やかな甘い香りと若々しさ、しっかりした酸味のバランスで、洋食との相性バツグン!
奥に見える黒の生缶は、無濾過バージョンでこちらの『ナルトタイの店』かネット限定販売の品です。
チャットモンチーも歌った『すだち酒』
「女性のためのお酒を作ろう」と八代目蔵元が開発、1993年の発売以降ロングセラーとなっているのが『しゅムリエ すだち酒』。
実は筆者も、大学生時代は県外の友人へのおみやげとしてよく買いました~(もちろん大好評)。
徳島から全国区に羽ばたいたガールズバンドで、昨年惜しまれながらも活動を“完結”したチャットモンチーが「すだち酒で乾杯」と歌ったことにも納得!
ほんのり甘いけどすっきりした飲み口で、何杯も飲めちゃうおいしさ(でもキ・ケ・ン)!
見逃せないイベント!『蔵蔵たちきゅう』
4~10月に月1回行われている『蔵蔵たちきゅう』というユニークなイベントにも注目。
“立ったままきゅう~っとお酒をやる”というところから “たちきゅう”と名付けられたそうなんですが、なんと、おつまみ持ち込みOKという寛大な計らい!
この日だけしか飲めないような期間限定のお酒やレアなお酒なども含め、どれでもグラス1杯500円で飲めるという大盤振る舞いのイベントなんです(要事前予約)。
酒蔵よりも古い築300年近いという建物の前にある中庭がその会場。
リピーターも多く、持参した干物を炭火であぶっておいしいお酒とともに舌鼓を打つ…という手練れの参加者もいるのだとか…!
…というわけで、おみやげにも喜ばれるお酒がいろいろ手に入り、蔵見学やイベントではそのとき“だけ”味わえるお酒も登場する『本家松浦酒造場』。
ぜひ蔵に、お店に、足を運んでお気に入りを見つけてくださいね。
本家松浦酒造場
住所/徳島県鳴門市大麻町池谷字柳の本19
電話/088-689-1110・0120-866-140
営業時間/10:00~18:00 ※蔵見学希望の場合は要予約
定休日/日曜日
駐車場/あり(8台)
https://narutotai.jp
最寄り駅/JR阿波大谷駅より徒歩約5分・JR池谷駅より徒歩約15分
JR阿波大谷駅までのアクセスはコチラ
瀬戸内Finderフォトライター 板東悠希
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板東 悠希
徳島生まれの徳島育ち。阿波(徳島)弁と英語のバイリンガル。 愛車はアイボリー×オレンジのイカしたバイク=トライアンフのボンネビルT100(865cc)。 1度結願した四国遍路はまだまだ何度も巡るつもりで、2020年に逆打ち中。 以前の勤務先で海外取引を担当した経験を活かし、 海外と個人や企業を結ぶ英語サポートビジネスを展開中。 webの英語化や、輸出入業務、英語での連絡代行といったお手伝いをしているほか、 全国通訳案内士、香川せとうち地域通訳案内士として、ガイドとしても活動しています。 www.studio-bang-do.com
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by 瀬戸内Finder 編集部