さあ、またやって来ました三豊市!
今日は2018年11月に出来たばかりの、いろんな意味で新しい体験型宿泊施設をご紹介!
香川県三豊市の『UDON HOUSE』
その名も、『UDON HOUSE』。
古民家をリノベーションして作られたこの宿は、今香川で最もアツい三豊市に位置し、CNNなど海外のメディアにも引っ張りだこ!
まさに今話題沸騰中のスポットなんです。
ドミトリー・和室が選べる宿泊設備
まずは2階のゲストルームからご紹介。
ドミトリータイプのお部屋(定員各4名)『TEMPURA(てんぷら)』と『KAMATAMA(かまたま)』が2室。
木のコンテナがナチュラルで素敵。
中はこんな感じ。ドミトリーと言えど広く感じる! 清潔に保たれていて居心地も良さそうです。
窓があるのも何気に嬉しいポイント。
グループの方には和室『ZARU(ざる)』(定員3名)も。
そう、そうなんです。ここまでは従来のゲストハウスとなんら変わりはない雰囲気ですよね。
しかしこのUDON HOUSE、冒頭でもお話ししたように今までとは違ったタイプの宿泊施設なんです。
うどん打ち体験込みのツアープログラム
1階のUDON FLOORを覗いてみると……
こねこねこねこね…‥
ん? 何してるの??
ふみふみふみふみ……
これは……うどん作りではないですか!
讃岐うどんの英才教育を受ける生徒たち?!
そう、このUDON HOUSEは、讃岐うどんの英才教育を行うニュータイプの宿泊型施設。
宿泊のみの滞在はできず、必ず『うどんクラス&農園ツアー』を体験する必要があります(体験のみは可能)。
讃岐うどんの歴史から、讃岐うどんのブームの移り変わり、讃岐うどんの種類についてなど、讃岐うどんについてあらゆることを詳しく学ぶことができるんです。
今日の生徒さんたちは、東京・徳島・香川から。
これは『だし汁の違い』をテイスティングしているところ。
五感すべてを使って、お店で出てくるうどんを食べただけでは理解できない『讃岐うどん』の基礎を、素材から細かく学んでいきます。
段階を踏んで味覚、嗅覚と視覚で体感する『だし汁』は、香川出身の私にとっても新鮮そのもの。
旨味って、こんな風に生まれるんだ。
うどんクラスの合間に試食できる、UDON HOUSEお手製のシンプルなかけうどん。
驚いたのはこの麺の表面の異常な滑らかさ。「ツルツルとはこのことか!」と唸るほどの気持ちいい舌触りに舌鼓。
出汁も綺麗に透き通っていて……あーうどんって本当に美味しい!
農園ツアーで新鮮な野菜を収穫!
うどんの生地を寝かすその間にやって来たのは、地元の農家さんの広々としたレタス畑。
レタス畑で収穫した新鮮なレタスを手に、はい、チーズ!
時期によって獲れる野菜が違うので、どの畑に行けるかは当日のお楽しみ。
収穫した野菜は、UDON HOUSEにて天ぷらになったり和え物になったり。
地元の季節の野菜を自ら収穫して食す。うどん含め、今日の食卓に並ぶものは、まさに理想の夕食なのでは……
農園ツアーを終えると、再び生地を延ばしたり……
プロが使うような製麺機で切ったり。
麺の切り方にはそれぞれ性格も出るようで、みんな和気藹々。楽しそうですね~!
綺麗に切り揃えられたうどんがこちら。
初めてなのに上手!
最後は大釜で麺を茹でていきます。
今日のスペシャル助っ人はご近所のうどん屋『SHIRAKAWA』の白川さん。
太さが人によって(同じ人でも)違うのでちょっと苦戦する様子のプロ。
愛おしい手作りうどんを食す至福のひととき!
早速いただきます!
半日かけて作った、愛おしい自分だけの手作りうどん。
思わず溢れるこの笑顔!
うどんを口にするたび「おいしい~!」を連発する様子を見て私も嬉しくなりました。
収穫したレタスは酢味噌和えに見事変身し、揚げたての天ぷらも最高に美味しそうでしたよ!
最後にはみんなで記念撮影!
みんなの笑顔が、今日一日の体験がとっても楽しかったのを物語っていますよね。
UDON HOUSEをオープンした原田さんは、もともと北海道出まれの東京育ち。
香川に移住するまでは、関西を拠点にトラベル事業や地域振興に関するお仕事をしていたそう。
「仕事で様々な地域や自治体と関わるうちに、プロモーションのみでなく、より地元に根ざした地域振興をしてみたいと思うようになりました。
仕事で何度も訪れ慣れ親しんだ地である三豊は、一緒に頑張れそうな方が多くいて住みやすい土地だったんです」
なるほど! 『観光』と『地元密着』というキーワードが原田さんと三豊を結びつけたんですね。
では、なぜ『UDON HOUSE』なんでしょうか?
「UDON HOUSEは、ディズニーランドにはディズニーホテル、山には山小屋があるように、『香川県にうどんに特化した宿を』というコンセプトから誕生しました。
観光客が、いわゆる観光地を巡るだけではなく、この地域に住んでいる人と触れ合い『その地域の暮らしを知る旅』を実現したくて。将来的には、県外や海外からお客さんがやってきた時に、UDON HOUSEを通して地元の方との交流が生まれていったらいいなと思っています」
うどんや地域のことを英語で伝える能力を養う『うどんアンバサダー育成講座』も開くなど、意欲的に地域と観光客を結びつける取り組みを行っているUDON HOUSE。
従来の観光という形にとどまらず、その先へ先へと挑戦し続ける原田さんの真っ直ぐな目を見て、これからも三豊や香川に新しい風をどんどん吹かせてくれる存在なんだろうな、とワクワクしました。
UDON HOUSEでは、今回取材したうどんクラス+宿泊+うどんホッピング(地元のうどん屋を巡ることができるプログラム・ガイド付き)が楽しめるスタンダードツアーの他に、オプションで瀬戸内ならではのプログラム(シーカヤック・SUP・離島巡りなど)もアレンジ可能。
天候によっては、父母ヶ浜も訪れることもできますよ。
さあ、次はあなたの番。
新しいうどん県の旅を体験しに来ませんか?
UDON HOUSE(うどんハウス)
住所/香川県三豊市豊中町岡本1651-3
電話/0875-89-1362
営業時間/10:30~16:00
料金/1Day うどんクラス&農園ツアー 15,000円(税別)
1泊2日うどん体験&うどんホッピング・スタンダードツアー 29,800円(税別)
うどん体験&瀬戸内シーカヤックトリップ 43,000円(税別)
駐車場/有
https://udonhouse.jp
最寄り駅/JR四国予讃線本山駅
JR本山駅までのアクセスはコチラ
瀬戸内Finderフォトライター 山田 芽実
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この記事を取材したフォトライター
山田 芽実
香川生まれ。 高校卒業後、米国・京都・香川・東ティモールを経てまた香川在住。 地元のすてきさを改めて発見中。 絵を描いたり写真を撮ったりしています。
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