雨の日のお出かけにも最適な全天候型動植物園/神戸どうぶつ王国(兵庫県神戸市)

お天気を気にせず楽しめる花・鳥・動物のテーマパークが神戸にあります。インサイドパーク(屋内エリア)が充実していて、悪天候や夏の暑い日、冬の寒い日にもゆっくり滞在できるんです。
交通や観光、ショッピングの中心地三宮から約15分でポートアイランドの『神戸どうぶつ王国』に到着です。

生き物との距離が近すぎるテーマパーク

特徴はなんといっても、人と生き物の距離が近いこと。

大人気のバードパフォーマンスショーでは、広い睡蓮池を観客がぐるりと囲んで座り、その頭上すれすれを鳥たちがダイナミックに飛行します。

ルリコンゴウインコとベニコンゴウインコのペアは美しさを競うかのように、色鮮やかな羽を大きく広げて見せます。

猛禽類がトレーナーに向かって一直線に飛び込んでくると、ベスト(?)スポットに座っている人の頬を羽がかすめるほどに接近します。

このハリスホークは、飛ぶ姿がめちゃくちゃかっこいいんですよね。瞬きしている間に見失わないように、しっかりその勇姿を目に焼き付けてください。

北アメリカの動物を展示する『ロッキーバレー』では、シンリンオオカミやアメリカクロクマにだってこんな距離で出会えちゃいます。

子どもたちには動物への餌やりやおやつタイム、馬・ポニー・ラクダのライド体験、犬や猫、うさぎとのふれあいが大人気です。

アップの鼻面がかわいすぎる動物5選

ここで、ライターが独自目線で選んだ、神戸どうぶつ王国で見逃せないキュートな鼻面を持つ動物たちを紹介します。

1.アメリカビーバー

力強い歯や平たいしっぽに目が向けられがちですが、ガラス越しに泳ぐビーバーの鼻と長いひげがかわいいんです。陸上で目をぎゅっとつぶって毛づくろいする姿もたまりません。

2.クビワペッカリー

「いのししや!」とみんなに間違われてしまうのは、南北アメリカ大陸に生息するクビワペッカリー。いのししよりは一回り小さく、黒っぽい毛色をしています。よく見るととっても優しい顔でしょう?

3.コビトカバ

コビトカバはその名の通り小さく、体重はカバの10分の1ほど。『世界三大珍獣』のひとつで絶滅危惧種に指定されており、体に毛がないので黒光りしています。鼻周りと時折ぷるぷるっと動く耳がチャームポイントで、ずっと見ていても飽きないかわいさです。

4.カピバラ

目を閉じて「いい湯だな」と上を向いたカピバラの気持ちよさそうなことといったらありません。寒いところが苦手なカピバラたちのために、神戸どうぶつ王国では冬季限定で『カピバラスパ』という名のお風呂イベントを開催しています。

頭上から花びらが降り注ぐラグジュアリーなスパで我関せずとくつろぐカピバラの、水面から半分のぞく鼻にも注目です。

5.レッサーパンダ

人気者のレッサーパンダのやんちゃな笑顔を見ていると、口がほとんど開きっぱなしだということに気付きます。白い毛の鼻面と、舌を出したままの口が愛嬌たっぷりです。神戸どうぶつ王国ではスタッフが給餌する様子を手の届きそうな距離で観察することができます。

神戸どうぶつ王国名物“飲みにくすぎる”珈琲

一息つきたくなったら、よく手を洗ってから4つの飲食店で休憩してください。
おすすめは軽食と飲み物がいただける『アルパカフェ』。神戸どうぶつ王国オリジナルのアニマルフードは、味はもちろん、見た目のインパクトが最高なんです。

ピリッとカレーソースの味わいが豊かな『ビントドッグ』はしっぽの長いジャコウネコ科のビントロングを模したロングサイズです。通常の3倍近くはあるでしょうか。家族や友達と分け合って食べれば、2018年に生まれた3つ子のビントロングのように絆が深まるかも?

締めくくりには「動かない鳥」として知られるハシビロコウの冷ややかで鋭い眼光にさらされながら、くつろぎのコーヒータイムをどうぞ。秀逸なデザインで、実際にハシビロコウに出会った後ではなおのこと痺れる体験です。

味も本格派。『レインフォレスト・アライアンス認証』という、環境・社会・経済面のサステナビリティ基準を満たすコーヒー豆にこだわっています。一部はハシビロコウの生息するアフリカ中央部タンザニアの豆を使っていて、生物多様性を守るために誰もができることをさりげなく紹介する商品でもあります。

神戸のウォーターフロント都市でかわいい希少動物に出会い、楽しむことが地球環境を考えるきっかけにもなるといいですね。


神戸どうぶつ王国
住所/兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-9
電話/078-302-8899
最寄駅/ポートライナー『京コンピューター前(神戸どうぶつ王国)』駅
駐車場/有り。普通車500円/24h、大型バス2000円/24h
休園日/毎週木曜日(祝日・春休み・GW・夏休み・年末年始は営業)
開館時間/
【平日】10:00~17:00(入園は16:30まで)
【土日祝】10:00~17:30(入園は17:00まで)
冬期(12月~2月)
【平日】10:00~16:30(入園は16:00まで)
【土日祝及び年末年始】10:00~17:00(入園は16:30まで)
入園料金/大人(中学生以上)1,800円、小学生1,000円、幼児(4歳、5歳)300円、シルバー(満65歳以上)1,300円(団体料金、年間パスポート、セットチケット有り)
カピバラスパ/2019年12月28日(土)〜2020年3月1日(日)の金・土・日・祝日・年末年始《2019年12月28日(土)~2020年1月5日(日)》 各日14:00~
https://www.kobe-oukoku.com

瀬戸内Finderフォトライター 堀まどか

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堀 まどか

堀 まどか

堀 まどか/フォトライター 兵庫県生まれ、在住。実務翻訳、外国人起業家支援、通訳案内士(英語)、そしてフォトライター。 ネットマーケティングの外資系スタートアップで進行管理や顧客サポートを担当。 2011年から、フジサンケイビジネスアイ掲載の週刊コラム『ITビジネス最前線』を英日翻訳しています。 日常の風景や旅先で出会った人の表情など、心に触れるものを写真におさめています。瀬戸内のスポット、暮らしぶり、季節感、食を私目線で切り取ります。 写真ブログ http://riderv328.tumblr.com ツイッター https://twitter.com/Riderv328

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