ありきたりな神戸土産じゃ物足りない!そんな人におすすめ/神戸発ブランド3選(兵庫県神戸市)【PR】

神戸に遊びに来たら、おしゃれな街歩きの記念や大切な人へのギフトに、神戸ならではの素敵な一品を見つけてみてはいかがでしょう。
この記事ではライターが厳選した旬の神戸発ブランドを3つ紹介します。

ひと目で神戸と分かる街のシンボルデザイン『神戸タータン』

神戸らしいセンスを日常生活に取り入れたい人には、神戸開港150年に合わせて誕生した『神戸タータン』の上質な製品をおすすめします。

六甲アイランドの石田洋服店を訪れると、深い青色が目を引く神戸タータンの手袋やネクタイ、ハンカチ、コサージュ、スカートなどに出迎えられます。神戸タータンはご当地キャラクターでもなければ特定の店舗の名前でもありません。神戸の街をイメージしたこの模様のことなんです。

そもそも『タータン』は縦に置いても横に置いても同じになるようデザインされた多色使いの格子(チェック)柄を指す言葉。スコットランドのハイランド地方に起源を持ち、世界中から申請されるそのデザインを登記所が一元管理しています。

神戸タータンには、神戸の海を表す『青』を基調に、六甲山の『緑』、加工産業が盛んな真珠と街の洋風建築の『白』、ポートタワーや神戸大橋の『赤』が配されています。デザインは石田洋服店の店主で神戸タータン協議会会長の石田原弘さんによるもので、スコットランドのタータン登記所に登録されています。

協議会会員になればこのデザインを使用でき、これまでに神戸タータンを使って生まれた商品は200近くにのぼります。

無地のシンプルなシャツのボタンを、神戸タータンのくるみボタンに付け替える。そんなさり気ないおしゃれにも挑戦できそう。

表に岡山産のデニム生地、内側に神戸タータンの播州織を使った財布もおすすめです。デニムには旧式織機の証である赤耳がついているというこだわりようで、収納力と軽さで抜群の使いやすさも実現しています。

「神戸の厳しい目を持つ人に認められ、愛着を持って広く使われるものを作りたくて」と石田原さんは言います。神戸市内の様々な店舗を巡る『買いまわり』をすれば、地元の人に愛されるショップや作り手を発掘できるのが神戸タータンという地域ブランドの楽しいところ。

衣料品にとどまらず、神戸タータンはお土産に最適なチョコレートのパッケージや茶筒、ご縁結びで有名な生田神社の御朱印帳、神戸マラソンの完走メダルやフィニッシュテープにまで使われるようになりました。

神戸の街の中心地三宮では、神戸タータン商品を取り揃えるフェアがおこなわれていることがあるので、時間のない人も気軽に立ち寄ることができますよ。全商品の掲載されているウェブサイトと併せてチェックしてみてください。

神戸生まれの心ときめくアクセサリー『MONMANNEQUIN(モンマヌカン)』

麻の買い物袋、キャビアの缶詰にチョコレート。
個性的なデザインのブローチに吸い寄せられるように近付いた女性客から「これ、かわいい!」と黄色い声が上がります。百貨店のポップアップショップでのひとコマです。

“私のモデル”を意味する『MONMANNEQUIN(モンマヌカン)』は、布、糸、ビーズ、スパンコールを駆使して、身の回りにある物をポップに再現するハンドメイド・ブランドです。

目移りするほど種類の多いブローチのほか、ハンドバッグ、ポーチ、ピアス/イヤリング、ネックレス、チャームなどをデザイナーの加藤友香さんと少数のスタッフが神戸のアトリエで一針ひと針チクチクと手作りしています。

こちらはカルトナージュ(フランス伝統の厚紙工芸)のソーイングボックスと、制作途中のブローチたち。

作品はポップアップストアのほか、オンラインストア、ギャラリーでの展示会、年に数回のオープンアトリエでも購入できます(2019年中にアトリエ横に常設店を開く予定)。

アトリエがあるのは、オーガニックカフェやアンティークボタン専門店、ポストカードの品揃え豊富な雑貨屋さんの建ち並ぶ『トアウエスト』と呼ばれるおしゃれなエリア。その中にあっても、真っ白な壁にアーチ窓が映えるアトリエの外観は印象的です。

作業部屋にお邪魔すると、スタッフさんの編んだミニチュアサイズの人形のお洋服が部屋の隅にかかっていたり、レトロアメリカンな雑貨がディスプレイされていたり、どこを切り取っても絵になります。でも、もちろん一番に目を引くのは棚いっぱいに詰まったカラフルな布やビーズ、リボンなどの手芸材料の数々です。

「布が好きなんです」と言う加藤さんの制作の出発点は「素材をどう生かそうか」という問いかけ。布地のストライプ柄を生かすためのストライプパンツ、黒いビーズがキャビアに見えたことからキャビア缶、鮮やかなターコイズブルーの布をオレンジのビーズと合わせてベイクドビーンズ缶、と素材の色や質感を頭の中のデザインと結びつけて次々に独自のアクセサリーを完成させてきました。

大量生産ではないため、端切れがなくなってしまったらまったく同じ素材で同じモチーフの作品を世に出すことはできません。たとえば同じマスタードのブローチでも、作った時期によってくすんだ和辛子色のものとビビッドな黄色のものがあります。
「今この子(作品)を連れて帰らなかったら次はもうないかもしれない」という思いから毎回の展示会を楽しみに訪れるファンも多いのだと言います。

手仕事から生まれるぬくもりと遊び心を兼ね備えたこんな一品は毎日の生活に彩りを与え、ストーリーを演出してくれます。
あなたや大切な人にぴったりのMONMANNEQUINと出会えるといいですね。

神戸観光土産に知る人ぞ知る神戸のキリン『UMIKIRIN(ウミキリン)』

最後に紹介するのは、港湾都市神戸にちなんだユニークなアパレル雑貨を生み出す『UMIKIRIN(ウミキリン)』。

プルオーバーパーカの中央に描かれたこの愛らしいキリンがブランドの顔です。
海に“生息”するキリンって一体何のことだか分かりますか?

その正体がこれ。
港の岸壁に並び、世界中から運ばれてくるコンテナの積み降ろしを担うガントリークレーンです。

神戸は日本一ガントリークレーンの多い港町で、六甲アイランドやポートアイランドに行けば総勢約50基の“キリン”が働く姿を間近に見られます。六甲山上から海を眺めたときにも目立つほど、その存在感は大きいものです。

キリンをはじめ、コンテナやテトラポッド(消波ブロック)といった、ちょっと男臭いマニアックな港湾関連アイテムを新しい視点で捉え、楽しくて実用的な洋服やバッグ、文房具のデザインへと落とし込む。それが、UMIKIRINの生みの親である宮田和彦さんの得意とするところです。

コンテナ型のティッシュケースもかわいいでしょう?

UMIKIRINブランドのフィルターを通すと、誰もが知るハーバーエリアの景色もこの通りいきいきと見え始め、まるで建物や船舶、クレーンに命が吹き込まれたようです。チケットサイズのクリアファイルはプレゼントにも喜ばれそうですね。

親子で着れば2人で1つのデザインが完成する『つながるTシャツ』シリーズも大人気です。

ポートタワーを駆け上がったりケーブルカーに乗ったりしているのはイノシシの子ども、うり坊のウーリーです。六甲山系には野生のイノシシが多いため、ハイカーや山裾の住人にとってイノシシの親子は珍しいものではありません。

UMIKIRINのグッズにしばしば登場するウーリーは、その愛らしさからファンを増やしています。「観光で訪れる人にとってはいかにも神戸らしいわけではない、でも神戸に住む人が潜在的に神戸らしさとして知っている」ものをキャラクターに採用しているんですね。

最新シリーズの神戸市消防局とのコラボ商品では、ウーリーが消防士になって消火活動にあたっています。消防車はもちろん、航空機動隊ヘリコプターや消防艇のデザインもあり、子どもたちの夢が膨らみそうです。

今回紹介したのは数ある神戸発ブランドの中でも、きらりと光るほんの一握りのブランドです。オンラインでなんでも手に入る時代だからこそ、街に出かけて行って良い品を丁寧に探してみてください。


神戸タータン
住所/兵庫県神戸市東灘区向洋町中6-9 神戸ファッションマート1F 石田洋服店内(協議会事務局)
最寄駅/六甲ライナー アイランドセンター駅
駐車場/あり(有料)
電話/078-854-9701
営業時間/10:00~19:00
定休日/水曜日(祝日は営業)
神戸タータン協議会 https://www.kobetartan.jp
石田洋服店 https://oshitate.com

MONMANNEQUIN(モンマヌカン)
住所/兵庫県神戸市中央区下山手通3-2-19 淡路交通ビル2F(アトリエ)
最寄駅/JR元町駅、阪神電車元町駅、神戸市営地下鉄三宮駅、阪急電鉄神戸三宮駅
駐車場/近隣にコインパーキングあり
http://www.monmannequin.info

UMIKIRIN(ウミキリン)
住所/兵庫県神戸市中央区下山手通3丁目2-2-401(株式会社エンポート)
最寄駅/JR元町駅、阪神電車元町駅
取扱店/神戸ロフト、東急ハンズ三宮、ハーバーランドumieノースモール、北野工房のまち、モザイク1Fコンチェルト、六甲ガーデンテラスなど
電話/078-599-7887
https://umikirin.net

瀬戸内Finderフォトライター 堀まどか

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堀 まどか

堀 まどか

堀 まどか/フォトライター 兵庫県生まれ、在住。実務翻訳、外国人起業家支援、通訳案内士(英語)、そしてフォトライター。 ネットマーケティングの外資系スタートアップで進行管理や顧客サポートを担当。 2011年から、フジサンケイビジネスアイ掲載の週刊コラム『ITビジネス最前線』を英日翻訳しています。 日常の風景や旅先で出会った人の表情など、心に触れるものを写真におさめています。瀬戸内のスポット、暮らしぶり、季節感、食を私目線で切り取ります。 写真ブログ http://riderv328.tumblr.com ツイッター https://twitter.com/Riderv328

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