皆さんは、うどん県こと香川県にこんな画期的な商品が爆誕したのをご存じでしょうか?
香川の心を五感で学ぶ『さぬきうどん英才教育キット』
ジャーン!!
それがこちらの『さぬきうどん英才教育キット』。
何やらこちらのキットを使えば、香川の心・さぬきうどんがとことん学べるそうな。た、楽しそう……!
百聞は一見に如かず。早速その英才教育、受けてみようではありませんか!
白地におしゃれなデザインの大きな箱を開けると……
最初に出てきたのは『さぬきうどんワークブック』。
この冊子で、まずはさぬきうどんとは何かを学びます。
香川県にどうしてうどん文化が根付いたのか?など、大人でも初めて知るような歴史も知ることができ、親子3人揃ってふむふむ。
キットの中に入っているのは、さぬきうどんが10人分作れる量の小麦粉・醤油などの、うどん作りに必要な材料。
一般家庭にある調理器具など簡単な準備は必要ですが、基本的にはこのキットひとつでさぬきうどんがご家庭で作れてしまうんです。
さあ、それでは早速作ってみましょう!
家族で一丸となり作るさぬきうどん!
まずは最初のステップ、『だんご作り』。
キットに入っている小麦粉と、塩・水を混ぜ合わせます。
大きなだんごになったら、袋に入れて生地を足でふみふみ。これはお子さんが一番喜ぶ行程かも?
みんなで交代しながら、平らになるまで踏みましょう。
袋から取り出してみた生地は、ずっしり、しっとり。
ワークブックの中には、うどん作りで感じたことを楽しみながら記録できるシール貼りワークも。
先ほど触った生地がどんな感触だったか、早速シールを貼ってみましょう。
「うーん……“びよよーん”ともしてたし、“つるつる”もしてた。ほんでやっぱり“ずっしり”してたなあ」
実際にうどんの生地を触って感じた重さ、匂いや感触などを思い出しながら、素材からうどんに変身していく様を学んでいきます。
どんな匂い?どんな味?初めてのだし作り
うどんを寝かせている間に、『だし作り』に挑戦。
いりこ・昆布・削り節を使って一から作るだし。水に入れた時の匂いや味もしっかり鼻と舌で感じてみましょう。
「海の匂いがする。味は、まだないかなあ?」
寝かせた生地を麺棒でのばす、『のばし』の作業。
麺棒が家にないという方もご安心あれ。『さぬきうどん英才教育キット』は、麺棒もちゃんと入っている至れり尽くせりのうどんキット。
さあ、まんべんなく平らになるように上手くのばせるかな?
『代わるがわる交代しながらのばした生地が思いがけず四国の形になってしまった』の図。
このように、プロではなかなかこうはならないだろう、ということが体験できるのも、手作りの醍醐味(?)ですよね。
みんなでわいわい笑いながら、のばしの作業、完了!
実は和食料理人のお父さん。
生地に弾力があって少し難しい『切る』作業は、そんな頼れるプロの監視のもと、慎重に。
「同じ幅で切るの難しい~!」と苦戦中。
最後はこんな見事なうどんに。
誇らしそうなこの顔。よく出来ました!
手作りさぬきうどん、完成!
ドーン!!初めての手作りさぬきうどん、見事完成!
さあ、できたてのお味はいかほど?
フーフー チュルチュルッ
自分が作ったさぬきうどんをとっても美味しそうに食べる姿。
「おいしい!」
小難しい食レポなんてそっちのけで、あっという間に夢中で平らげてしまいました。
そうか、この言葉だけで十分なんだな。
「こんなキットがあるなんて知らなかった!材料が揃っているのですぐに始められたのが良かったですね。親としては、子どもと一緒に楽しめるのはもちろん、彼がまたうどん打ちをしたいと思ってくれたのが何より嬉しかったです」と嬉しそうに話してくれたお母さん。
お子さんのリクエストに答え、後日またうどん作りを実施したというハマりぶりなのだとか。大人になってもこの体験を覚えていてほしいな。
さぬきうどんの英才教育、お疲れ様でした!
『瀬戸内うどんカンパニー』代表 北川さん
今回体験した『さぬきうどん英才教育キット』を生み出したのが、こちらの『瀬戸内うどんカンパニー』の北川さん。
現在、東京にて全国の生産者の方に向けた1次産業支援を行う会社も経営しているという北川さんですが、どういった経緯でこの商品が誕生したのでしょうか?
「『さぬきうどん英才教育キット』は、地域の資源を活用した商品開発により誕生した商品です。 さぬきうどんを『食べ物』から『教育』そして『体験』という価値に転換し、そのうどん作りを通して親子やご家族の関係を深めるためのツールとなっています。
うどんは地域の食文化という貴重な資源。「なぜコシがあるのか?」「なぜツルツルで喉越しがいいのか?」「なぜだしが美味しいのか?」など、「なぜ」の部分に興味を持ってもらい、さぬきうどんの文化全体を好きになってほしいし、その歴史も人に伝えられるくらいまでになってくれたら素晴らしいですよね。このキットが子どもたちの感性を育むきっかけになれば、と思っています」
都市部在住の方や、香川に帰省されるご家族などが購入者に多く見受けられるというこのキット。
なんでも、全国の子どもたちはもちろん、実はうどんを家で作る習慣が少なくなってきている香川県民にこそ是非体験してほしいのだとか。
「香川のさぬきうどんのお店は、後継者不足などの理由で年々減っていっています。そんな中だからこそ今一度原点に戻り、ゆくゆくは香川の皆さんが『さぬきうどん』という食文化を次の世代にバトンを渡していけるツールになればいいなと思っているんです」
うどんに限らず、ものに溢れ『作る』というプロセスが様々な場面で希薄になっている現代。
今回北川さんにお話を聞く中で、そんな時代だからこそこのような食育キットで『学び体験する』ということが強く意味を持つのだな、と感じました。
先述したように、キット一つで10人前を作ることが可能なので、親戚の集まりや誕生日パーティーなどにもバッチリ。
購入は、ネットショップの他、先日ご紹介したUDON HOUSE、県内の『道の駅源平の里牟礼』や高松駅近くのサンポート高松にある『四国ショップ88』などで。
楽しみながらうどんを学ぶ。そんなうどん県ならではのコシがある英才教育、あなたも受けてみませんか?
さぬきうどん英才教育キット
オンラインショップはこちら
販売元:瀬戸内うどんカンパニー http://udoncompany.com
瀬戸内Finderフォトライター 山田 芽実
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この記事を取材したフォトライター
山田 芽実
香川生まれ。 高校卒業後、米国・京都・香川・東ティモールを経てまた香川在住。 地元のすてきさを改めて発見中。 絵を描いたり写真を撮ったりしています。
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by 瀬戸内Finder 編集部