笠戸島・はなぐり海岸の海上プロムナード
『笠戸島(かさどじま)』は、山口県南部の瀬戸内海に浮かぶ三日月形をした島で、瀬戸内海国立公園に含まれます。
笠戸大橋で本州と結ばれているので交通の便もよく、風光明媚な海岸風景にも恵まれ、観光スポットとしても魅力的な島です。
笠戸島の北西部にある『はなぐり海岸』は、夏に大勢の海水浴客で賑わう美しいビーチを中心に、親水緑地や展望台、魚釣り用の突堤などが整備された海浜公園です。
はなぐり海岸の名物は何と言っても、海水浴場の南側にある全長約300mの海上プロムナード(海上遊歩道)!
海上プロムナードでは海風を感じながら海上散策を楽しめるだけでなく、岩礁や海底に生息するカニや小魚なども間近に観察できます。
また、海上プロムナードには突堤が3基設置されていて、海釣りを楽しめるだけでなく、瀬戸内海や周辺の島々の景色も間近に望めます。
後ほどご紹介しますが、はなぐり海岸は夕陽を眺めるにも良い場所です。
『プロペラひげ』の石像が立つ外史公園!
はなぐり海岸から1kmほど南に進むと、丘陵の上に『外史公園』があり、軍人・政治家として活躍した下松市出身の『長岡外史』(1856年~1933年)の石像が立っています。
外史は日本の航空とスキーの先駆者としても知られ、ヒゲの長さが約70㎝もあり『プロペラひげ』とも呼ばれたユニークな人物でした。
外史公園には、風光明媚な笠戸島の海岸線を見渡せる展望台もあります。
また、丘の中腹には全室オーシャンビューの客室や瀬戸内海を一望できる露天風呂が自慢の宿泊施設『国民宿舎 大城』があり、ランチビュッフェや日帰り温泉の利用も可能。
さらに、外史公園の山麓には恐竜を模した歩道橋があり、ここから『笠戸島家族旅行村』へ歩いて行けます。
笠戸島は夕陽スポットとしてもオススメ!
笠戸島の海岸線は西側の展望が開けており、夕陽を眺めるにも良い場所です。
はなぐり海岸の海上プロムナードの上にある展望台も夕陽ポイントの一つ。
特に秋~冬にかけて、小城岬(外史公園がある丘陵の先端)付近へ沈む夕陽が見られます。
また、はなぐり海岸の北方にある『夕日岬』は笠戸島を代表する夕陽名所で、日没間際には写真愛好家のカメラの列ができるほど。
ここも秋~冬がベストシーズンで、海水の浸食で穴が開いた『はなぐり岩』付近に沈む夕陽は絶景です!
他にも『笠戸島家族旅行村』では本格的な山道を歩くトレッキングも楽しめ、バーベキューガーデンやキャンプファイヤー場もあり、美しい海の景色を見ながらアウトドアを満喫できます。
多様で風光明媚な海岸風景を満喫できる笠戸島へ、ぜひ来てくださいね!
はなぐり海岸
住所/山口県下松市笠戸島はなぐり
電話/0833-45-1841(下松市産業観光課)
営業時間/24時間訪問可能、海水浴場は7月半ば~8月後半に開設
駐車場/あり(無料)
最寄駅/JR下松駅からバスで15分
http://www.oidemase.or.jp/tourism-information/spots/11127
外史公園
住所/山口県下松市笠戸島503-1
電話/0833-45-1841(下松市産業観光課)
駐車場/あり(無料)
最寄駅/JR下松駅からバスで20分
http://www.oidemase.or.jp/tourism-information/spots/15502
夕日岬
住所/山口県下松市笠戸島454
電話/0833-45-1841(下松市産業観光課)
駐車場/あり(無料)
最寄駅/JR下松駅からバスで10分
http://www.oidemase.or.jp/tourism-information/spots/16221
瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣
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この記事を取材したフォトライター
松岡 広宣
松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/
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