神戸の中華街『南京町(なんきんまち)』で、好きなものを少しずつ味わう『食べ歩き』がしたい!というわけでやってきました。
元町商店街のすぐ南にあり、買い物途中にも立ち寄りやすい南京町は神戸でも有数の観光スポットです。東西約270m、南北約110mのエリアに100軒超のお店が立ち並び、お腹をすかせた人で今日も町はにぎわっています。
店先の屋台ではさまざまな種類の点心が販売されています。
小籠包はもちろん、角煮バーガーとも呼ばれる割包(クワパオ)や、ひよこやパンダの顔をした、食べるのがもったいないほどのスイーツ饅頭も人気があります。
老舗の豚饅頭を食べるための行列は、平日でも中央の南京町広場にまで続いています。
北京ダックの作りたての美味しさを南京町で
ほかにも…
北京ダックがあちこちでぶら下がっているのが目に入ります。
目の前で包んでもらった北京ダックをクレープのように手軽に食べられるなんて、贅沢な楽しみ方ですね!
甘味が欲しくなったら、できたて熱々の中華ポテトはいかがでしょう。
飴衣のからんだおいもを台に広げるお姉さん、扇子であおいで粗熱を取るおじさん、掛け声でお客を引きつけながらテンポよくパック詰めするおじさん。3人の分業体制に目が奪われます。
南京町の食べ歩きの面白さは、お店の人との距離が近く、コミュニケーションを取りながら作りたての『おいしいもん』がいただけるところにあります。
中華街に神戸ビーフ?もちろんありますよ!
横浜中華街、長崎新地中華街と並び日本三大中華街のひとつに数えられる南京町ですが、そこに集まるのは中国料理店に限られません。
たとえば、神戸に来たらやっぱり食べてみたい神戸ビーフ。南京町なら文字通り一口から注文して、頬張ることができるんです。目の前の鉄板で今まさに焼き上げられた神戸ビーフをスタンディングでぱくっとどうぞ。
フルーツ専門店のお兄さんが軽快なトークと手さばきで作るいちご飴もおいしいですよ。
雨の日の南京町がおすすめな理由
食べ歩きには不向きと思われる雨の日も、南京町へのおでかけはおすすめです。「雨に濡れた路面に映るランターンが美しい」というロマンチックな理由のほかに、比較的人が少ないという現実的な理由もあります。時間帯によってはほとんど待たずに、大人気の豚饅頭が食べられるかもしれません。南京町広場の『あづまや』では雨宿りもできます。
南京町は戦争や周辺環境の変化、阪神淡路大震災を力強く乗り越え、神戸開港以来の歴史をつないでいます。屋台フードの食べ歩きで南京町への第一歩を踏み出したら、次は多様なレストランや中国食材店の扉を開けて本物の味を堪能したいですね。
※『南京町』は南京町商店街振興組合が維持管理する登録商標です。
南京町商店街
住所/兵庫県神戸市中央区栄町通1-3-18
電話/南京町商店街振興組合 078-332-2896
最寄駅/神戸市営地下鉄海岸線旧居留地・大丸前駅、JR元町駅、阪神電車元町駅、神戸市営地下鉄山手線県庁前駅、阪急電鉄神戸三宮駅
駐車場/近隣にコインパーキングあり
定休日/店舗により異なる
営業時間/店舗により異なる
http://www.nankinmachi.or.jp
瀬戸内Finderフォトライター 堀まどか
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堀 まどか
堀 まどか/フォトライター 兵庫県生まれ、在住。実務翻訳、外国人起業家支援、通訳案内士(英語)、そしてフォトライター。 ネットマーケティングの外資系スタートアップで進行管理や顧客サポートを担当。 2011年から、フジサンケイビジネスアイ掲載の週刊コラム『ITビジネス最前線』を英日翻訳しています。 日常の風景や旅先で出会った人の表情など、心に触れるものを写真におさめています。瀬戸内のスポット、暮らしぶり、季節感、食を私目線で切り取ります。 写真ブログ http://riderv328.tumblr.com ツイッター https://twitter.com/Riderv328
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