海中展望船で宇和海をクルージング!
子どもの頃、「海の中を見てみたいな〜」と思ったことはありませんか?
水中メガネで海の底を覗き込んでも、自分の足元がぼんやり見えるばかり……。
その夢を叶える(!?)海中展望船が、愛媛県愛南町にあるのです!
今回訪れたのは、愛媛県南部の西海(にしうみ)半島の付け根にある『西海観光船』。
付近の宇和海海中公園に群生するサンゴや熱帯魚などを、海の中から真近に観察できる海中展望船『ユメカイナ』と『ガイヤナ』を運航しています。
冬季は海中展望船『ガイヤナ』号で、波が穏やかな久良湾(内海側)コースのクルージングを楽しめます。
『ユメカイナ』号は主に夏季に運航され、展望室が水面下1.1mまで下がって海底のサンゴなどに接近できる構造となっていて、宇和海の鹿島付近(外海側)を巡るコースをクルージングします。
所要時間は約40分で、荒天時などで出航できない場合を除き毎日9~16時まで1時間ごとに出港しています。定員は35名(2020年現在は最大15名で運航中)ですが、乗客が1名の場合でも出航していて、事前予約も不要。
今回はガイヤナ号に乗船して、冬季コースを楽しみます。それでは出航!
出航後しばらくの間、サンゴが群生するポイントに着くまでは、船のデッキで海上から見える景色を楽しみます。
心地よい海風を受けながらの宇和海クルージングもいいものです!
久良湾にはタイやハマチ、マグロなどの養殖筏がたくさん設置されていて、それらを間近から眺められます。
タイミングが良ければ、漁船が接岸して魚にエサを与えている様子も見られますよ。
また、宇和海の特徴でもあるリアス式海岸の美しい海岸線も間近に望めます。
複雑に入り組んだ断崖絶壁が迫り、陸地の緑と海の青色のコントラストも抜群!
海中展望室から眺めるサンゴや熱帯魚!
しばらくすると、サンゴが群生するポイントに到着!
船底に設けられた海中展望室へ移動し、海底の様子を観察します。
ガイドさんがサンゴ・魚の種類やその生態の特徴について丁寧に解説してくれるので、予備知識がなくても大丈夫。
海底には、宇和海海中公園の澄みきった海が育んだサンゴ礁の森が!
サンゴの様子は年ごとに違うそうですが、最近はやはり温暖化の影響なのか、その数が減少してきているそうです。
それでも、サンゴ礁の周辺には多種多様な魚が元気に泳いでいます。
銀色に輝くイワシの群れやカラフルな熱帯魚が泳ぐ様は、まさに『海の宝石』を見ているかのよう!
ちなみに、夏季よりも冬場の方が海中の透明度は高いそう。
夏と冬、両方乗って見える景色を比べてみるのもいいかもしれませんね。
約40分の海上&海中クルージングを終えて、観光船乗場でもある『瀬の浜待合所』に戻ってきました。
施設内では観光パンフレットなども配布しており、愛媛県の特産品などお土産のショッピングを楽しむこともできます。
この周辺の海域はスキューバダイビングのメッカとしても知られており、毎年たくさんのダイバーが訪れるそうですよ。
宇和海海中公園の澄みきった海がつくり出す幻想的な光景は一見の価値あり!
通年運航&予約不要の海中展望船『ユメカイナ』『ガイヤナ』に乗って、サンゴに群がる熱帯魚や魚の大群を間近から眺めてみませんか?
海中展望船ユメカイナ・ガイヤナ(西海観光船)
住所/愛媛県南宇和郡愛南町船越1599
電話/0895-82-0280
営業時間/9:00~16:00 毎時00分発
定休日/年末年始(12/31~1/1)
料金/ユメカイナ 大人2,200円 小学生1,100円 小学生未満無料
ガイヤナ 大人2,000円 小学生1,000円 小学生未満無料
駐車場/あり(無料)
http://nishiumi.info/kankousen.html
瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣
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この記事を取材したフォトライター
松岡 広宣
松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/
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