宝塚歌劇の鑑賞前後の軽食として長年親しまれているもの。それが、ルマンのサンドウィッチです。“ヅカ”ファンのみならず、宝塚市や周辺の住民には広く知られています(これ、ほんと)。
1964年創業の老舗のこだわりがこちら。
エッグサンドです。
サンドウィッチ専門店がまだほとんどなかった時代、試行錯誤の末、しっとりふわふわの卵焼きを使ったボリュームたっぷりのサンドウィッチが生み出されたのです。それはもう、“ルマン革命”と言ってもいい画期的な出来事でした。
宝塚大劇場そばの『花のみちセルカ(住居と商店の複合ビル)』2階にある『サンドウィッチルマン花のみちセルカ店』のお昼時はいつも混雑しています。ルマンでイートインができるのはこの店舗だけなのです。
特に人気の高いメニューは、その名も『ヅカセット』。自慢のエッグサンドが、野菜サンド、エビサンド、ロースハムサンドとともに提供され、サラダ、パンナコッタ、飲み物がついて観劇前後にぴったりの満足できるセットです。
「食べてみたいなぁ。でも、行列や混雑は苦手だな」とおっしゃるそこのあなたには、テイクアウト専門の宝塚南口本店をおすすめします。
エッグサンド以外にも、絶大な人気を誇る季節のフルーツサンドや珍しいサーモンサンドなど、目移りしてしまうほど充実したメニューに最初は戸惑ってしまうかもしれません。
そんなときは、ルマン自慢のサンドウィッチが数種類詰め合わされた『組み合わせ』シリーズのなかから選ぶのが正解。
ライターのお気に入りは『組み合わせポークカツ』です。
レトロなこの箱を見ると、小学生の頃の思い出がよみがえって、それだけでよだれが出そう。ルマンのサンドウィッチとすぐわかるように、創業以来デザインを変えていないんだそうです。
箱の中にはサンドがぎっしり!
手前からエッグサンド、野菜サンド、ポークカツサンド、ロースハムサンド、チーズサンドが入っています。
エッグサンドはふわとろ卵焼きにたっぷりの自家製マヨネーズソースが染み込んで、とにかく絶品です。
もうひとつ、ルマンの実力がよく分かるのが野菜サンドなんです。溢れんばかりのスライスきゅうりのシャッキシャキ感には、何度食べても驚かされます。時間をかけて念入りにきゅうりを下ごしらえしているため、パンに挟んでも水分が出ないんですって。これは絶対食べてみてほしい。
サンドウィッチを真横から見てみると、挟む具材によって異なる厚さのパンを使っていることがわかります。老舗のこだわりが詰まったサンドは、楽屋見舞い(差し入れ)としても選ばれ続け、タカラジェンヌにも支持者が多いそうです。
宝塚南口本店でサンドウィッチを買ったら、宝塚大橋を渡り、武庫川を眺めながらランチにしましょう。武庫川は宝塚大劇場の裏手なので、観劇前にも楽しめますよ。
地元で愛される名店のサンドウィッチをじっくり味わってみてください。
サンドウィッチルマン宝塚南口本店
住所/兵庫県宝塚市南口2-12-14
電話/0797-72-0916
最寄駅/阪急宝塚南口駅
駐車場/サンビオラ第一駐車場利用可(1,000円以上購入で1時間無料サービス)
定休日/水曜日
営業時間/9:00~19:00
http://www.takarazuka-lemans.com
阪急宝塚南口駅までのアクセスはコチラ
瀬戸内Finderフォトライター 堀 まどか
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この記事を取材したフォトライター
堀 まどか
堀 まどか/フォトライター 兵庫県生まれ、在住。実務翻訳、外国人起業家支援、通訳案内士(英語)、そしてフォトライター。 ネットマーケティングの外資系スタートアップで進行管理や顧客サポートを担当。 2011年から、フジサンケイビジネスアイ掲載の週刊コラム『ITビジネス最前線』を英日翻訳しています。 日常の風景や旅先で出会った人の表情など、心に触れるものを写真におさめています。瀬戸内のスポット、暮らしぶり、季節感、食を私目線で切り取ります。 写真ブログ http://riderv328.tumblr.com ツイッター https://twitter.com/Riderv328
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