出典:ウィキメディア・コモンズ
瀬戸内海と言っても、じつはけっこう広いもの。
海面の面積は四国の約1.3倍(23,203㎢)、
海岸線の長さは日本の全長の約2.5倍(7,230㎞)もあります。
そこで、知っておくとちょっぴり便利な見方をご紹介。
瀬戸内海をおおまかに、
東の”備讃瀬戸”(びさんせと)、真ん中の”芸予諸島”(げいよしょとう)、
西の”防予諸島”(ぼうよしょとう)と3つのエリアで分けると、
それぞれの海や島の特徴がわかりやすくなりますよ。
まず「備讃瀬戸」は、瀬戸内海の東側、岡山県と香川県の間に広がるエリア。
小さな島がポコポコと点在するのが特徴で、
それらの島を船でのんびり移動するのがこのエリアの楽しみ方。
島が小さいので大きな観光地はありませんが、昔ながらの飾らない島の暮らしに触れられます。
最近は、ベネッセアートサイト直島や、瀬戸内国際芸術祭など、現代アートでも注目されています。
「芸予諸島」は、ちょうど瀬戸内海の真ん中、広島県と愛媛県を結ぶしまなみ海道周辺。
瀬戸内海で一番島が密集したエリアです。
備讃瀬戸に比べると島が大きく、大小の島々が重なり合って見えるので、島というよりは陸にみえるかも。
橋で渡れる島が多く、アクセスしやすくて観光スポットも充実。
自転車でまわる島ポタリングも人気です。現在「しまのわ2014」が開催中です。
「防予諸島」は、瀬戸内海の西側、山口県と愛媛県の間にまたがるエリア。
周防大島諸島、熊毛群島、忽那諸島を指します。
この辺りまで来ると、だんだん海の色が緑を増してきて、どことなく南国ムードに。
自然環境だけでなく、朝鮮半島や中国など外来文化のなごりや、
九州の文化の影響があるからかもしれません。
ぜひ、瀬戸内の島旅の参考にしてみて下さい。
瀬戸内Finderフォトライター 小西智都子
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