家族や友人たちとの旅行。都心の利便性の高いホテルもいいけれど、空間丸ごと独り占めの贅沢を味わえる1棟貸しの宿はいかが?
築100年越えの古民家や風情溢れる町家から海辺のヴィラまで、地元を知り尽くす瀬戸内Finderライターがオススメするせとうち1棟貸しゲストハウスをまとめてご紹介します!
#1. 宮大工の設えが素晴らしい自分だけの別荘/すみれぐさ(広島県宮島)
厳島神社の出口に鎮座する大願寺から宮島水族館方面へ抜ける通り沿い、一日一組貸切限定のコンドミニアム『すみれぐさ』があります。
もともと宮島で宮大工をされていた方の別荘だったというだけあって、立派な床の間に、床柱の絞り丸太など、その設えは見応え充分。2名までの宿泊なら、広々とした寛ぎの間に写真のようなベッドを用意してもらえます。
>まるで自分だけの別荘。一日一組の貸切コンドミニアムステイ/すみれぐさ
#2. 海辺のヴィラで大人のグランピング/瀬戸内隠れ家リゾートCiela(広島県尾道市)
広島県尾道市と福山市の間に位置する自然豊かな離島、百島(ももしま)にある『瀬戸内隠れ家リゾートCiela(シエラ)』は、グランピングができる一棟貸の滞在施設。
室内にダイニングキッチンもありますが、タジン鍋やスキレット、ダッチオーブンなどバーベキュー道具も借りられるので、キッチンで下ごしらえをしてビーチで焼く、なんてこともできます。
ヴィラにある釣り道具で、四季折々の魚を釣ることができます。
特に春の真鯛、夏のマダコ、秋のアオリイカ、冬のメバルがオススメ!
>海辺のヴィラで大人のグランピング!/瀬戸内隠れ家リゾート Ciela
#3. とびしま海道の御手洗にあるオーシャンビュー古民家/閑月庵 新豊(広島県呉市)
『閑月庵 新豊(しんとよ)』は、御手洗にある古民家を一棟丸ごと独り占めできる1日1組限定の貸切宿。150年以上前の江戸末期から昭和初期まで旅館を営んでいたという建物をリノベして、2018年2月にオープンしました。
建物を支える大きな柱や梁(はり)、部屋を区切る木製建具、年季の入った箪笥(たんす)や掛軸・茶碗など……歴史の重みが感じられる調度品一つひとつが上品な風情をかもし出し、ラグジュアリーな空間を実現しています。
大きな窓の向こうに見える陸地は岡村島の観音崎。ここから昇る朝日はなんとも神々しい光景だとか。夜にはライトアップされたしまなみ海道のアーチも臨むことができるそうですよ。
>ゲストハウスから一棟貸しまで、とびしま海道の御手洗で古民家ステイ!/GUESTHOUSE醫・閑月庵 新豊(広島県呉市)
#4. 里山の自然に抱かれた古民家で暮らすように泊まる/瀧乃元 近藤家(愛媛県東温市)
松山市から車を走らせること約45分。美しい棚田が太陽の下で輝き、初夏の川辺には蛍が舞う。そんな自然豊かな里山に一泊一組限定の一棟貸しの宿『瀧乃元 近藤家』はあります。
食事は掘りごたつの板の間で。玄関から続く土間の雰囲気がなんとも懐かしい!夕食メニューはジビエ料理(猪鍋・鹿鍋・鴨鍋)、バーベキュー、お座敷天ぷらの中から選べます。里山ならではのご馳走を堪能あれ!
>里山の自然に抱かれた築100年を超える古民家で暮らすように泊まろう/瀧乃元 近藤家(愛媛県東温市)
#5. 内子町に暮らすように泊まれる宿/Setouchi Cominca Stays 『織』『久』(愛媛県内子町)
県都の松山市から特急電車でJR内子駅まで25分。さらに歩くこと10分で、八日市・護国エリアにある『織-ORI-』と『久-HISA-』に辿り着きます。周辺には喫茶や資料館、醤油蔵、ドイツ料理店など、古い建造物を生かしたお店が点在する、注目の観光スポットでもありす。
『織-ORI-』は、ハンモックのあるワークスペースとキッチン、掘りごたつの和室。坪庭の情景をたのしみながら廊下を渡ると、離れのお風呂が現れます。ベッドルームは3つもあり、建物全体がハイセンス。非日常を愉しむ演出があちらこちらに施されています。
そして、離れにもう一軒。
もう一つの町家『久-HISA-』は、『織』よりも親しみやすく日常に近いお宿。“集いの部屋”には掘り炬燵。照明には地元特産品の和紙が使われるなど、内子の暮らしを身近に感じられるシンプルでコンパクトな宿です。
>まちの伝統と想いをつなぐ、内子の古民家ステイ/Setouchi Cominca Stays 織、久(愛媛県内子町)
#6. 日本建築の雅を味わい尽くす宿/『古街の家』(香川県綾歌郡宇多津)
香川県西部の宇多津(うたづ)という町に、徳島県の祖谷(いや)や京都の古民家再生を手がけたアレックス・カー氏監修の1棟貸切の宿泊施設『古街の家』が2棟あります。町家を改修した『臨水(りんすい)』と、洋館風の『背山(せざん)』です。
『臨水』は、土間や大黒柱、それに天井裏に隠れていた太い梁などをそのままに活かしたシックで重厚な内装。日本建築らしい先人の大工仕事や落ち着きある歴史が感じられます。
そして、対照的なもう一軒。
『背山』は、かつての畳の間を思い切って一面ウォールナットのフローリングに変えた、開放的なリビングが特徴です。部屋の両側の大きなガラス窓から沢山の陽ざしが注ぐ、モダンで贅沢な空間です。
いずれの建物も古民家でありながら最新設備が完備されており、日常と同等かそれ以上に、快適な滞在ができます。
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