お寺が並ぶ坂道や瀬戸内のノスタルジックな風景にしまなみ海道サイクリングと、世界が熱視線を送る観光地、尾道。そんな尾道に、単なる通過点ではなく交流の場となることを目指して誕生したのがJR尾道駅の新駅舎「尾道駅舎」です。旅の愉しみがギュッと詰まった新駅舎の魅力をたっぷりご紹介します。
〈買う・食べる〉 おのまる商店
JR尾道駅の改札を出てすぐの左手にあるのが、尾道のソウルフードや駅舎限定アイテムなど尾道ゆかりのモノが集結した『おのまる商店』です。
▲尾道わっぱ 550円〜
『おのまる商店』で絶賛売り出し中なのが尾道新名物の「尾道わっぱ」。広島を代表する駅弁を目指して開発されたメニューで、尾道の郷土の味「ばら寿司」を定番に、地域で獲れる鯛や穴子、タコなどを具材にしたメニューも季節に合わせて提供。小ぶりな食べきりサイズが電車の旅にぴったりで、お土産にも人気だそうですよ。
▲杜仲茶パフェ690円
店内には開放的なカフェスペースもあります。イチオシのカフェメニューは甘さ控えめの“香ばし”パフェ「杜仲茶パフェ」。実は杜仲茶はしまなみ海道・因島(いんのしま)の特産品で、国内生産量日本一を誇るのだとか。因島産の杜仲茶を使って作ったゼリーと杜仲茶ソフトクリームは甘さ控えめで、ダイエット中でも罪悪感なく食べられるのが嬉しい!
▲尾道市市章トートバッグ 2315円
尾道駅舎オリジナルグッズも充実しています。写真は尾道市の市章を赤→青に変えたモチーフ入りトートバッグ。このポップ感がたまらなくいいですよね! この市章シリーズは他にTシャツもあり、ここでしか買えないお土産としておすすめです。
>>尾道がまるっとお店になった『おのまる商店』/JR尾道駅舎(広島県尾道市)
〈食べる・飲む〉 カフェ&グリルNEO
お次は尾道駅舎2階にある『カフェ&グリルNEO』。ランチからティータイムのデザートにディナーまでなんでも揃うカフェレストランです。
天井が高く開放的な空間に、モダンなインテリアが印象的。カウンター席やソファー席など64席もあり、かなりゆったりしています。大きな窓からは眼前に尾道水道を眺めることもできます。
おすすめは本物志向のハンバーグステーキ
▲チーズハンバーグステーキ 1,100円
洋食屋メニューの定番がそろう中、おすすめは創業以来不動の人気を誇るハンバーグステーキ。国産肉を100%使った本格手作りハンバーグは、老若男女問わず大人気だとか。
▲パフェ(790円)
カフェメニューには映えそうなパフェも充実。写真左からチョコレートパフェ、プリンパフェ(大きなプリンも自家製!)、フルーツパフェ。どれも食べるのがもったいないくらいカワイイ!季節によって変化するので毎シーズンの新作もお楽しみに!
カフェ&グリルNEO(ネオ)
電話/0848-29-9332
営業時間/11:00〜21:00(L.O.20:30)
定休日/無休
〈泊まる〉 ㎥ HOSTEL
同じく駅舎2階にあるのが、“駅ナカに泊まる”という新しい愉しみを味わえる『㎥(エムスリー)ホステル』です。
部屋は完全個室のプライベートルーム、半個室のバンクベットルーム、半個室で最大4名様まで宿泊できるコンパートメントルームの3タイプ。
共有スペースのラウンジや線路側にある客室の窓からは、絶景ならぬ“鉄景”が楽しめます。
写真はパンクベッドルーム。入り口にかかる白い布は尾道帆布です。キュッとミニマルな空間ながら、約5.5メートルの高い天井がつくる縦の空間を活用したデザインが狭小さを感じさせません。
中にはバンクベット(2段ベッド)や鉄製の梯子など、まるで寝台電車の中にいるような演出が旅の非日常感を煽ります。室内は広島県産の杉材をふんだんに使うなど、快適な睡眠が得られる空間づくりにこだわったそう。駅の中とは思えないほど音も静かで振動も全く感じませんでした。
こちらは線路側にある完全個室のプライベートルーム。早朝や夜の誰もいないホーム、そして通勤の人で賑わうホーム。駅で繰り返されるそんな光景をベッドの上から眺めるなんて、鉄道ファンならずとも感動してしまいそう。父と息子の二人旅や海外からのお客様も増えているというのも納得です。
〈耳より情報〉『㎥ HOSTEL』レールサイドプラン
鉄道ファン必見!尾道の山の手に広がる景色、線路を行き交う電車のご覧頂けるレイルサイドビューのお部屋を確約。尾道駅へ停車する豪華寝台列車〈TWILIGHT EXPRESS 瑞風〉の姿も見逃せません。
予約専用ページはこちら
*特典
ご宿泊頂いたお客様には、記念としてオリジナルの硬券切符をプレゼント。
国鉄時代の乗車券に使用されていた材質と同じものを使用した今では珍しい懐かしの硬券切符。もちろん非売品の為、他では手に入りません!
㎥ HOSTEL
電話/0848-29-9330
https://m3hostel.com
〈呑む・食べる〉 食堂ミチ
最後にご紹介するのは、駅ナカというよりは駅ソトといった方がいいかも!? 駅舎1Fの最西部にある『食堂ミチ』です。
その名の通り、ちょっぴりノスタルジックな昔ながらの食堂で、ランチタイムや夕方は地元のお客さんでいつもいっぱい。
写真をたくさん掲載できないのが残念ですが、個人的にはかなりオススメのお店です。駅舎に立ち寄られた際はぜひここで一杯呑んじゃってください!
食堂ミチ
電話番号/0848-29-9337
営業時間/11:00~14:00、17:00~22:00 土日祝は 11:00~22:00
定休日/無休
尾道駅舎
住所/広島県尾道市東御所町1−1
電話番号/0848-29-9330
https://www.onomichi-st.com
瀬戸内Finderフォトライター イソナガアキコ
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この記事を取材したフォトライター
イソナガ アキコ
約10年のWEBディレクター業ののち、2014年よりフリーライター。 撮影を含む仕事も増える中、カメラ熱も上昇中。 2019年、インディペンデントな本屋さんを応援する「あいだproject」を創立。 本や本屋を起点にしたイベントをあれこれ妄想しては実行中。 URL/https://isonaga.wixsite.com/aidapress
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