カレー大国・岡山。駅から徒歩15分圏内のおすすめ3店/岡山県岡山市(ミレンガ、キャンプ、クワイエットビレッジ)

くだもの王国・岡山はカレー大国だった

黒い下見板張りが粋な『岡山城(烏城・うじょう)』、日本三名園のひとつ『岡山後楽園』、「くだもの王国」と呼ばれるほどバラエティー豊かな岡山産フルーツなどなど、岡山には観光の目的地となる魅力がいっぱい。

しかしそんな岡山市に、個性の際立つ美味なカレー店がたくさんあることは地元民しか知らないヒミツかもしれません。

岡山カレーの名店をすべてご紹介したいのは山々ですが、今回は旅ナカでも行きやすい、岡山駅から徒歩で行ける3店に絞ってお伝えします。

『milenga(ミレンガ)』南インド・ハイデラバードの味


▲『milenga』の外観。

岡山駅から徒歩5分、西川緑道公園筋にある『milenga』は全国的にもめずらしい、チキンビリヤニが食べられるお店。その発祥地である南インド・ハイデラバードの味を忠実に再現しています。


▲『チキンビリヤニセット』税込1,200円。ビリヤニライス、グレービー(茶色のカレー)、ライタ(グレービーの左の白いカレー)、スィート(2つのカレーの上にあるもの)がついてくる。

ビリヤニとは、日本で言う炊き込みご飯のようなもの。『milenga』では、細長くてパラパラとした食感のバスマティライスを、クローブ、シナモン、ブラックペッパーなどのスパイスとチキン、野菜とともに炊き上げています。

チキンがほろほろでそのまま食べてもおいしいビリヤニですが、カレーを合わせると、なおのこと美味になります。

中央の茶色がかった『グレービー』は、スパイスとゴマだけで作られたセサミのカレー。とろみがあり、胡麻豆腐のような甘みでとてもマイルドです。
白い『ライタ』はヨーグルトをベースにしたカレー。ご飯にかけるのを一瞬躊躇するかもしれませんが、このヨーグルトは甘くない上、塩とブラックペッパーが効いているので控えめな味わいのビリヤニとかなり合います。2種のカレーを混ぜて食べるのもおすすめです。


▲『デラックスのベジタブル』税込1,450円。すべてのベジカレーがついてくる大満足のセット。

ちなみに『milenga』は全メニューがハラール(イスラム法で許された食事)に対応。豚やアルコールに関わるものは使っておらず、その他の肉や素材についてもイスラムの教えに則った方法で加工されたものを選んでいます。


▲地下のお祈り用スペース。

地下にはお祈り用のスペースもあり、食事をしなくても使ってOKとのこと。現地の味が恋しくなったらぜひ『milenga』へ行ってみてください。

milenga(ミレンガ)
住所/岡山県岡山市北区野田屋町1-3-3 岡ビル1F
電話/086-206-2289
営業時間/11:00〜21:00
定休日/第1火曜

『KAMP(キャンプ)』日本人が作るインド風スパイシーカレー


▲『KAMP』の外観。

岡山駅の西口から歩いて7分、ディープなカルチャーが根付く奉還町商店街に『KAMP』はあります。本来は世界中からバックパッカーが集まる「宿」なのですが、カレーがおいしいお店としても知られています。

「全国各地にある『日本人シェフ』のインドカレー店を食べ歩いた末に辿りついた、日本人が作るインド風スパイシーカレー」をテーマにしており、あまりインドカレーに馴染みのない人でもトライしやすい味わいです。


▲付け合わせの野菜は全部混ぜて食べるのもおいしい。

メニューは、チキンカレー(税込900円)、キーマカレー(税込900円)、ポークヴィンダルーカレー(税込900円)の3種類。その他、ハヤシライス(税込800円)もあり。今回は、キーマとポークヴィンダルーの合いがけ(税込1,200円)にしてみました。

キーマカレーは、ひき肉の肉肉しさが際立つ、ヒリリと舌にくる辛めの味わいです。中東料理からインスパイアされた食材を使っており、時々なぜか無性に食べたくなるような中毒性があります。
ポークヴィンダルーカレーは、酸味のある独特なマイルドさが特徴。その風味を作り出しているのは、日本ではあまり馴染みのないマスタードオイルと穀物酢です。パクパクと箸が、否、スプーンが進むポークカレーは必食!

ニンニクの香りを移したオリーブオイルでマリネされたニンジンや、チャットマサラで浅漬けした赤玉ねぎなど、付け合わせの野菜もまたちょうどいい塩梅です……。キーマの辛さを中和してくれるので、ポークのマイルドさを素直に味わうことができます。


▲軽く食べたい時にぴったりのヴィーガンドーナツ。外国人ゲストが多い『KAMP』らしいメニューのひとつ。

もうお腹がいっぱいかもしれないけれど、ヴィーガンドーナツ(180円)もぜひ試してみて。外はさくっと、中はほっくり、オールドファッション風の懐かしい味がします。

異国の料理なのに親しみが感じられるのは、日本人が作るインド風カレーだからこそ。旅行中のご飯にぜひ立ち寄ってみて。

KAMP Backpackers Inn&Lounge
住所/岡山県岡山市北区奉還町3-1-35
電話/086-254-1611
営業時間/11:00〜23:00(L.O 22:30)
定休日/不定休

毎日でも食べたい『QUIET VILLAGE CURRY SHOP(クワイエットビレッジ カレーショップ)』


▲行列になることも多いので小説の持参を推奨。お一人様の女性も多い。

岡山でカレーといえば、このお店の名前を挙げる人も少なくない『QUIET VILLAGE CURRY SHOP』。

ベンガル地方(インド東部〜バングラデシュ)の家庭料理をもとにしており、油をたっぷりと使うわけではない分、優しい味に仕上がっています。優しいといっても薄味ということではなく、スパイスの使い方を工夫して、素材の味をしっかり引き出しています。


▲岡山県赤磐市の契約農家さんから仕入れた朝日米をターメリックライスに使用。時計回りに「チキン」「ダル」「フィッシュ」の順で並んでいる。食後はすべてのカレーに小チャイがつく。

もともとはチキンとダルの「半々」が人気でしたが、ここのところは3種盛も人気なんだそう。「チキン+ダル+フィッシュ」(税込1,000円)の3種を注文してみました。

「チキン」は玉ねぎ、トマトをベースにしたカレーに、たくさんの生姜が溶け込んで甘みと酸味がとても奥深い味わいです。
「ダル」には小粒の赤レンズ豆と、細かく刻まれたトマトと玉ねぎを使用。千切りにされた生姜がスーッとして、ダルカレーの穏やかな風味に良いアクセントを加えています。
「フィッシュ」は赤魚の白身と酸味の効いたカレーにパクチーの爽やかさがしっくりくる美味しさです。


▲「ゆでたまごのスパイス揚げ」(税込100円)は大人気のトッピング。半熟なので、こぼれ出た黄身がカレーをまろやかに味変してくれるという利点もある。

そしてこの「野菜カレー」(税込800円)がまた美味で……。「野菜カレー」は生姜やニンニクを不使用。多数のスパイスを合わせながらも、まとまりのあるあっさりとした味わいで、インドのバター「ギー」がコクを感じさせます。スープのようにサラサラとしており、ライスにひたひたに染み込ませて食べるのも◎

ちなみに、ダルカレーはヴィーガンに、野菜カレーはベジタリアンに対応しています。


▲居心地のいい店内。

体の調子を整えたい時に訪れる常連さんも多い『QUIET VILLAGE CURRY SHOP』。「毎日でもここのカレーを食べたいな」と思わせてくれる優しいカレーと雰囲気にぜひ包まれてみてください。

QUIET VILLAGE CURRY SHOP(クワイエットビレッジ カレーショップ)
住所/岡山県岡山市北区表町1-6-43
電話/086-231-4100
営業時間/11:30〜19:00(売切れ次第終了)
※2020年1月から営業時間が上記のように変更になります。
定休日/月曜、不定休

瀬戸内Finderフォトライター ココホレジャパン(生田早紀)

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ココホレジャパンは、岡山を拠点に全国で「地域の魅力を広告する」インディペンデントでオルタナティブな広告会社です。 雑誌「TURNS」の企画制作、岡山を代表する魚「ままかり」の可能性を探すプロジェクト=「ままかRe:Project」の主催のほか、CMやグラフィック制作など、広告屋さんぽいこともたまにしています。 大都市のモノマネ・劣化版ではない、その地域・企業だけの魅力を掘り起こし、デザイン・編集して、「これ、いいでしょ!」と伝えていく。 それが私たちの仕事です。 ココホレジャパン http://kkhr.jp

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