和菓子・たこ焼き・古美術・鮮魚・わかめ・カフェ!下津井の町並み散策コース/岡山県倉敷市

瀬戸大橋のたもとに位置する岡山県倉敷市・下津井(しもつい)地区。江戸時代から北前船の寄港地として栄え、今もその面影が残る海辺の町ですが、実際に町中を歩いてみると穴場的な面白スポットがたくさん見つかります!
今回は、歴史・文化だけにとどまらないディープな下津井を満喫できるお散歩コースをご紹介。

スポット 1

下津井観光の起点『むかし下津井回船問屋』

『むかし下津井回船問屋』は明治時代の回船問屋の建物を復元した資料館。館内の主な展示内容は、下津井に発展をもたらした北前船について。

北前船とは、江戸時代から明治時代にかけて商品を売り買いしながら大阪と北海道の間を結んでいた商船群のことで、大阪から瀬戸内海を経由して日本海側に回り込んで北上していく西廻り航路が主流でした。太平洋側を北上する東廻り航路は黒潮の影響で難易度が高く、コストも割高だったためです。

実は、下津井で扱われた主要商品は『ニシン粕(かす)』。近隣の児島地区の干拓地で栽培された綿花の増産に欠かせない肥料がニシン粕で、最盛期にはワンシーズンに80艘以上の北前船が寄港したそうです。
児島ジーンズ』に代表される繊維の町・児島の発展を支えたのが、北海道からはるばる下津井に持ち込まれたニシン粕だったというのは意外ですよね!

『むかし下津井回船問屋』では、母屋など当時の商家の様子がうかがえるほか、地元特産物の販売コーナーや食事処もありますので、下津井観光の拠点としても最適な施設です。


むかし下津井回船問屋(むかししもついかいせんどんや)
住所/岡山県倉敷市下津井1-7-23
電話/086-479-7890
開館時間/9:00~17:00(入館は16:30まで)
閉館日/火曜日(祝日の場合開館)、祝日の翌日、年末年始(12/29~1/3)
入場料/無料
駐車場/あり(無料)
http://shimotsui-kaisen.com

スポット 2

倉敷市・下津井の古い町並みを歩こう!

『むかし下津井回船問屋』の裏口(北側)を出ると、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような古い町並みが通り沿いに続きます。この通りを東へ向かって歩いてみましょう。

下津井には江戸時代中期から明治・大正・昭和初期にかけて建てられた古い町並みが残っていて、白壁・うだつ・出格子(でごうし)など、伝統的な建築様式の建物も多く見られます。
出格子や軒下に設置されたひじ(持送り)には美しい意匠が施されていて、中には北前船をかたどったユニークなものも。当時の建築技術の高さをうかがい知れます。

大きな蔵の屋根と接触しないように、途中で折り曲げられたユニークな電柱を発見!

町並みの中には『下津井共同井戸群』があり、亀井戸・鶴井戸と縁起の良い名称が付けられたものも。
これらの井戸は現在は使用されていませんが、江戸時代から下津井に暮らす人々の飲料水として利用され、港へ寄港する船にも供給されていました。

>瀬戸大橋のたもと・下津井で過ごすゆったり湊町の時間/下津井(岡山県倉敷市)

スポット 3

アート鑑賞もできる老舗和菓子店『田中花正堂』

古い町並みの中には個性的なお店もあります。

『磯乃羊羹本舗 田中花正堂(いそのようかんほんぽ たなかはなまさどう)』は明治43年創業、築210年の古民家を改装した下津井で唯一の和菓子店です。

下津井名物の『磯乃羊羹(いそのようかん)』と『ふる里最中(ふるさともなか)』が看板商品。
『磯乃羊羹』は国産青のりの風味を活かし、透明感ある緑色が美しい羊羹。
『ふる里最中』はわらぶき屋根の古民家をイメージした最中種(皮)に北海道産小豆を使用した餡(あん)をたっぷり詰め込んだ最中。
どちらも手造り製法の為、事前に予約をしてから来店するのがオススメ。

店内には、和菓子売り場に併設してミニギャラリーコーナーがあり、店主さんが収集した骨董品・備前焼・古文書・ヒロヤマガタ作品・竹久夢二作品などを多数展示しており、お土産を買うついでにアート鑑賞も楽しめます♪
有名テレビ番組にて高評価を受けたキャラクター時計など、ユニークな品もありますよ!


磯乃羊羹本舗 田中花正堂(いそのようかんほんぽ たなかはなまさどう)
住所/岡山県倉敷市下津井吹上2-4-36
電話/086-479-9171
営業時間/10:00~17:30
定休日/月曜日、第2・第4日曜、年末年始(12/31~1/3)
駐車場/なし
https://hanamasado.hp.gogo.jp

スポット 4

町並み散策の休憩スポット『たこ焼き ななちゃん』

田中花正堂から2軒隣りの空き地にある『たこ焼き ななちゃん』。店主の亀野七世さんが定年退職後に、実家があった土地にプレハブを建てて出店した屋台風のたこ焼き屋さん。
主なメニューは下津井産のタコを使った『たこ焼き』(350円)ですが、『おでん』(100円~)や『ソフトクリーム』(250円)もあり、下津井散策の休憩スポットとして最適!

外国人観光客にも下津井のたこ焼きは大人気! 町並み散策しながらの食べ歩きもいいものです♪


たこ焼きななちゃん
住所/岡山県倉敷市下津井吹上2-4-35
電話/090-9414-5139
営業時間/10:00~17:30
定休日/月・火曜日
駐車場/なし

スポット 5

カオスな商品陳列が最大の魅力『古美術 大玉屋』

下津井の古い町並みをさらに東へ歩いていくと、異様な雰囲気をかもし出している店舗に行き当たります。
『古美術 大玉屋』は様々な骨董品や珍品を収集・販売しているユニークなお店。気さくな店主さんがコーヒーをご馳走してくれることも。

店舗内は予想以上に奥行きがあって、所狭しと多種多様なアイテムが並べられており、昔懐かしい丸型ポストやモナリザの絵画、70年代アイドルの巨大ポスターなどなど… カオスな商品陳列自体がエンターテインメントです!(笑)


古美術 大玉屋
住所/岡山県倉敷市下津井吹上2-4-28
営業時間/9:00~17:00
定休日/日曜日
駐車場/なし

スポット 6

下津井漁港で干しダコや魚市場を見学!

古い町並みからやや南東に歩くと、すぐに海と雄大な瀬戸大橋が見えてきます。
ここで折り返して、漁港が連なる岸壁を西へ歩いていきましょう。

ちなみに、町並み通りをそのまま先へ歩いていくと下津井の絶景パワースポットである『四柱神社』や『観音寺』もありますので、お時間がある方はパワースポット巡りも楽しんでくださいね!

下津井地区では冬になるとタコ漁が最盛期となり、漁港ではタコの足を広げ寒風に晒す『干しダコ』の姿が見られることも。下津井の冬の風物詩となっています。

>昔ながらの冬の風物詩!/下津井の干しダコ(岡山県倉敷市)

児島・下津井近海に漁に出かけた船が、早朝から午前中にかけて次々と港に帰ってきます。タイミングが良ければ、魚をベルトコンベアーで市場へ引き上げる様子なども見学できます。

水揚げされた魚は市場で分別・計量されて出荷されます。写真のようにタコを裁く様子などを見学できることも。
他にもイカやタイ・スズキ・トラフグなど、たくさんの魚がスピーディーに仕分けされて出荷用の発泡スチロールに箱詰めされていきます。

下津井漁協では土・日・祝日に『下津井とれとれ鮮魚市』も実施しており、新鮮な魚介類が市価の半額以下で購入できます。
なお、漁港や市場の見学は自由ですが、くれぐれも作業の邪魔にならないようマナー遵守でお願いします。


下津井とれとれ鮮魚市
住所/岡山県倉敷市下津井1-9-8
電話/086-479-9301(下津井漁協)
営業時間/土・日 6:00~売切れ次第閉店
駐車場/あり
https://www.okayama-kanko.jp/spot/10289

スポット 7

たたき売りが見られるかも?『乾物屋・吉又商店』

『吉又商店(よしまたしょうてん)』は、こだわりの天日干しわかめをメインに扱っている乾物屋さん。
苔・干魚・小海老など下津井沖の海の幸が店頭に並んでいて、「どれでも1つ250円」のワゴンセールが名物! 何十年も店先に立ち続けてきた商売上手の名物ばあちゃんは、今やお店のアイドルです。

店主の余傳吉恵さんによる叩き売りセールも一見の価値あり!
下津井の港や海の移ろいを歌にした口上や手品・笑いも取り入れて、下津井の歴史や文化を楽しく学びつつ、瀬戸内海の海の幸をお得にゲットできますよ!

>食文化のバトンを継ぐ。一枚一枚こだわりの下津井わかめ/吉又商店(岡山県倉敷市)


株式会社 吉又商店
住所/岡山県倉敷市下津井1-9-12
電話/086-479-9017
営業時間/日によって異なります
定休日/不定休(あらかじめご確認ください)
駐車場/なし
https://shimotuiwakame.com

スポット 8

下津井のお食事処&カフェ『キッチンまだかなや』

『キッチンまだかなや』は『むかし下津井回船問屋』のすぐ隣にあるカフェ。散策の休憩&食事スポットとしてオススメです!

『たこたこカレー』『たこコロドッグ』『ひらカツバーガー』『たこめしセット』など、地元産のタコや魚を使用したオリジナルメニューが充実していて、値段もリーズナブル!ケーキセットなどのスイーツもありますよ。

>瀬戸大橋のたもとの町・下津井に、地元食材にこだわったカフェが誕生!/キッチンまだかなや(岡山県倉敷市)


キッチンまだかなや
住所/岡山県倉敷市下津井1-9-8
電話/086-451-8651
営業時間/11:00~16:00
定休日/火曜日
駐車場/あり(無料)
https://www.facebook.com/kitchen.madakanaya

 
以上でご紹介したように、下津井の古い町並みを歩くと隠れた面白スポットがたくさん見つかります!
なお、下津井を散策する際には、『下津井レンタサイクル』や『ジーンズバギー』を利用するのもオススメ!

雄大な瀬戸大橋の絶景を満喫できる『下津井の絶景パワースポットめぐり』と合わせて、下津井散策を満喫してください!

瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣

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松岡 広宣

松岡 広宣

松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/

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