福山の新定番みやげ、「鞆 肥後屋」の鯛味噌/鞆 肥後屋(広島県福山市)

「福山に新しい手みやげをつくりたい」—そんな思いから生まれたのが、鞆 肥後屋の“鯛味噌”です。
広島県福山市、鞆(とも)。ここは東西の波がぶつかる、いわば「海の交差点」。1000年以上前から潮待ちの港として栄えました。しかし陸路の発達により、いつしか静かな港町に。

2013年10月、そんな鞆に新しいお店がオープンしました。鯛味噌の「鞆 肥後屋」です。

”新しいお店”といっても、建物は160〜170年ほど前に建てられた江戸時代の商家です。かつては保命酒というお酒を販売していましたが、10年ほど前から空き家になっていました。
「この歴史ある商家を再生し、福山を盛り上げたい」。瀬戸内の活性化を目指す「ディスカバーリンクせとうち」のスタッフはそう考えました。そして、地域に昔から伝わる鯛味噌(鯛の味噌佃煮)を独自のレシピでつくり、売り出すことにしたのです。

鯛味噌白(写真手前の皿、左)、鯛味噌赤(同中)、鯛胡麻煮(同右)のほか、鯛味噌巻き寿司(右奥の皿)や生海苔佃煮などの販売も。

上品でシンプルな包装は、目上の方への贈答にもぴったり。

「福山には何もない、とよく言われるけれど、ここ鞆は歴史ある素晴らしい街。『福山といえば鞆、鞆と言えば鯛味噌』と言われるくらい盛り上げていきたい」と店舗スタッフの辻本さん。鞆 肥後屋の鯛味噌が人気になれば、店の周辺がにぎわうだけでなく、漁師さん、パッケージ工場、ラッピングのリボンメーカーなど、地元の仕事が活性化します。それが鞆 肥後屋のねらいでもあるのです。

店内には、福山産の備後絣(かすり)を用いたクッションや、昭和から使われている鯛型の容器など、地域や時代を表すアイテムがたくさん。伝統文化の観光としても価値があります。

鞆 肥後屋かいわいは、かつて「鞆銀座」と呼ばれるほどにぎわったメインストリート。この通りに再び人があふれるように、今後はイベントなども行っていきたいとのことです。

余談ですが……鞆のとあるお店で、地元の方のこんなつぶやきを耳にしました。
「街を盛り上げていきたいけれど、どこかの観光地みたいに変なおみやげ物屋さんができるのは嫌だな〜」。
同感! 鞆 肥後屋さんのように、伝統を守りつつセンスもいいお店が増えたらうれしいですね♪


鞆 肥後屋
住所/広島県福山市鞆町鞆595
営業時間/10:00〜17:00
定休日/水曜日
電話/084-970-5780
HP/http://tomohigoya.com

瀬戸内Finderフォトライター 古川いづみ

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古川 いづみ

古川 いづみ

古川 いづみ/フォトライター 1982年生まれ、香川県出身。東京の制作会社で雑誌やWeb媒体の編集&ライティングにたずさわったのち、2012年、結婚を機に広島へ。現在、保育園へ通う息子の送り迎えをしながら仕事をしています。取材ネタは、もっぱら週末に家族で行くドライブで収集。好きな道は西条〜三次方面の375号線、好きな食べ物は宮島のあなごめしです♡

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