関西で人気の週末アクティビティ!六甲山の表玄関で岩登り/ロックガーデン・風吹岩(兵庫県神戸市)

天気予報を見たら、明日は太陽燦々の晴れ。
そんなとき、ふとハイキングに行きたいと思うことってありませんか。

神戸・大阪近郊でおすすめのハイキングコース

六甲山には登山初心者や小学生連れのファミリーに人気の高いハイキングコースがあります。六甲山の登山口にあたる『高座の滝』から岩場を登る『ロックガーデン』を通って風吹岩を目指すコースです。

週末になると、六甲山登山の起点となる阪急芦屋川駅に多くの人が集まります。高座の滝は、そこから住宅街を歩いて20~30分。ウォーミングアップのつもりで、無理せず自分のペースで歩きましょう。山に近づくにつれて空気がひんやりしてきます。

『高座の滝』の右手には小さなお堂があり、その裏に不動尊が祀られています。

滝の左上の岩には、藤木九三のブロンズレリーフがはめ込まれています。
約90年前にロック・クライミング・クラブ(RCC)を設立して岩登りの技術を広めた登山家で、『ロックガーデン』の名付け親としても知られます。

水しぶきを上げる滝でリフレッシュしたら、いよいよここから山を登っていきます。尾根(中央稜)伝いに登山道を進めば道に迷いません。
この辺りは、子どもも大人もまだまだ元気。ガシガシ勢いよく登っていきます。

尾根伝いの一般的なコースひとつとっても、斜面の角度や岩の配置によって幾通りものルートがあります。

右から行こうか、左から登ろうか、それとも手を使って真ん中のルートに挑戦しようかと、体力や技術によって自分に合ったルートを考えながら登れるところがロックガーデンの醍醐味です。

ルートによっては『鎖場(くさりば)』と言って、登山者がつかまれるように、岩場に鎖が垂れ下がっています。少しサビの匂いがする鎖をぐっと握れば、足が自然と前に出ます。
つい本格的な登山の愛好家になったような気持ちになりますが、足場が滑りやすいところもあるので、慎重に。

昭和初期に登山家たちが技術を磨いたのは、中央稜両脇の高座谷や地獄谷の岩場です。今でも遠くの岩場に目を凝らせば、高所に豆粒のような人の姿が見えることがあります。

六甲山のこの辺りの岩は花崗岩です。温度変化や雨水によって脆い部分が崩れ、硬い部分が残り、不思議な形をした岩がたくさんあります。岩の隙間から、奇岩と緑が混在するこんな風景も見られます。

しかし、江戸時代の六甲山はなんと禿山だったのだそうです。
明治時代から緑化が進められ、現在の緑豊かな六甲山の姿になったんですね。

絶景かな!瀬戸内らしさ満点の眺めを巨石から

疲れたらスペースを見つけて足を止め、後ろを振り返って眼下に広がる大阪湾と阪神間の街並みを見渡してみましょう。建物が少しずつ小さくなって、だんだん登っているんだなという実感が湧いてきます。
さあ、風吹岩の手前が一番の踏ん張りどころ。

着いた!
標高447mの風吹岩に到着すると、ハイカーの皆さんが思い思いに巨石に腰掛けて、記念写真を撮影したり、火照った頬に心地よい風を感じたりしています。

ぐるりと見渡すと山の濃い緑とキラキラ光る海の眩しさが対照的です。天気のよい日には、風吹岩から明石海峡大橋も見えますよ。

温泉・美食でしめくくるハイキング

ハイカーの間では、風吹岩から標高931mの六甲最高峰を目指し、そこから有馬温泉方面へと下るルートが人気です。ただ、その日の予定や体力は人それぞれ。もちろん来た道を引き返して高座の滝まで戻ることもできます。

往路と異なる景色が見たければ、梅林で有名な保久良神社方面へと下ることもできます。だんだん目の前に街が近づいてくる下山時の風景もなかなかいいですね。

この道で帰るなら、ランチに阪急岡本駅近くの日本茶専門カフェ一日のお茶漬けなんていかがでしょうか。白いご飯に香り高いお茶をかけ、ふわふわのだし巻き卵とお漬物とともにさらさらっといただけば、心までほぐれていくようです。

気軽なハイキングとはいえ、油断は禁物です。
事前に登山ルートをしっかり確認し、できれば登山届を提出して、“近代登山発祥の地”と言われる六甲山を満喫してくださいね。


滝の茶屋(高座の滝)
住所/兵庫県芦屋市山芦屋町1
電話/0797-34-1683
営業時間/8:00~17:00
定休日/不定休
最寄駅/阪急電鉄芦屋川駅
駐車場/なし(近隣にコインパーキングあり)

瀬戸内Finderフォトライター 堀まどか

大きな地図を見る>

この記事が役に立ったらいいね!してね

関連キーワード

関連記事

この記事を取材したフォトライター

堀 まどか

堀 まどか

堀 まどか/フォトライター 兵庫県生まれ、在住。実務翻訳、外国人起業家支援、通訳案内士(英語)、そしてフォトライター。 ネットマーケティングの外資系スタートアップで進行管理や顧客サポートを担当。 2011年から、フジサンケイビジネスアイ掲載の週刊コラム『ITビジネス最前線』を英日翻訳しています。 日常の風景や旅先で出会った人の表情など、心に触れるものを写真におさめています。瀬戸内のスポット、暮らしぶり、季節感、食を私目線で切り取ります。 写真ブログ http://riderv328.tumblr.com ツイッター https://twitter.com/Riderv328

Hashtags

旬のキーワード

「アート」のランキング

「アート」の記事はまだまだあります

アート一覧

Features

特集

特集一覧
PAGE TOP