2020年2月、瀬戸内No.1のお土産グルメを決める『瀬戸内おみやげコンクール2019(菓子・スイーツ)』の審査結果が発表されました。
最優秀賞に輝いたのは、株式会社かしはらの『元祖はっさく大福』です。
2016年には「食べログ JAPAN SWEETS AWARD 2016」で「広島県1位」にもなった実力派。
どんな味なのか、さっそく試食してみましょう。
しまなみ海道・因島生まれの『元祖はっさく大福』
『元祖はっさく大福』が誕生したのは1989年のこと。
ハッサク発祥の地、しまなみ海道・因島(いんのしま)で、和菓子屋の二代目として地元を盛り上げたいと考えていた柏原伸一さんが、試行錯誤の末につくり上げた一品です。
(現在、『もち菓子のかしはら』は広島市内に移転しており、因島に店舗はありません)
因島発祥のハッサクを大福に
2016年におみやげ用としてリニューアルしたというパッケージは、オレンジと緑がキーカラー。商品の特徴がよくわかる、懐かしくも洗練されたデザインです。
白あんの甘さとハッサクの苦み&酸味が絶妙
大福の表面は蒸した餅米とみかんをついた「みかん餅」。柑橘らしい香りが漂ってきて、食べる前から期待が高まります。
みかん餅の内側には上品な甘さの白あんがあり、その中に生のハッサクが包まれています。フレッシュな果肉は、プチプチとした心地よい食感。白あんの甘さと、ハッサクの苦み&酸味のバランスが絶妙です。ソムリエの田崎真也氏が絶賛したというのも納得!
「大福」といっても重たい感じはなく、ペロリと完食できます。
あんこがぎっしり詰まった大福を食べたあとのような、言い知れぬ罪悪感もありません。
要冷蔵で消費期限が短いため、取り扱いは広島県下の一部の店舗にかぎられますが、FAXで注文すればクール便で送ってもらえます。
ぜひ、いちどお試しください。
「瀬戸内おみやげコンクール2019」で最優秀賞を受賞!
『瀬戸内おみやげコンクール2019(菓子・スイーツ)』で最優秀賞を受賞した、株式会社かしはらの『元祖はっさく大福』。
同社の取締役会長・柏原伸一さんに、開発のきっかけや思いなどを伺いました。
株式会社かしはら
取締役会長 柏原伸一氏
父の代から因島で和菓子店『もち菓子のかしはら』を営んでいるのですが、1983年に因島大橋が開通したのを機に、因島を代表するおみやげをつくろうと思ったのがきっかけです。
ハッサクを使ったのは、私が大好きだったことに加え、因島がハッサク発祥の地だと知らない若い人が増えていたこと、ハッサク農家の方が「出荷価格が水よりも安い」と嘆いていたことなど、いくつか理由がありました。
とはいえ、開発段階ではハッサク以外の柑橘類も試し、あんこや求肥もいろいろなものを試しながら、3~4年かけて「これしかない!」という味に到達しました。
みかん餅でハッサクの外皮を表現し、白あんで内皮を表現しています。
本格的な販売開始は1989年なので、今年(2020年)で31年目です。
全国に広めたい気持ちが強く、2013年には本社・本店機能を広島市に移転し、また2016年には「てみやげ」を意識して、パッケージをリニューアルしました。
それもあって、今回、『瀬戸内おみやげコンクール』に応募したのです。
2015年に「中国やまなみ街道」で尾道と松江がつながり、「しまなみ海道」が再び注目を集め、サイクリストが増えました。
弊社の『元祖はっさく大福』とともに、瀬戸内が一緒に盛り上がることを期待しています。
『もち菓子のかしはら』の元祖はっさく大福
お取り寄せはこちらの商品紹介ページから!
もち菓子のかしはら(株式会社かしはら)
住所/広島県広島市西区観音町9-4
電話/082-208-2236
営業時間/8:00~18:00
定休日/月曜日
駐車場/1台(店舗前)
アクセス/広島電鉄「天満町電停」から徒歩1分
https://www.mochigashi-kashihara.co.jp
購入可能な店舗はホームページよりご参照ください。
(トップページ下方の「取扱店舗のご案内」欄)
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瀬戸内Finder 編集部
地元の皆さんからの写真や、在住ライターの記事で発信する、瀬戸内地域の観光情報サイト、「瀬戸内ファインダー」を作る編集部です。 瀬戸内海を囲む兵庫県、岡山県、広島県、山口県、愛媛県、香川県、徳島県の7県に関わる旬な情報を日々更新しています。 お問い合わせは下記まで Email : staff@setouchifinder.com
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by 瀬戸内Finder 編集部