五色塚古墳で感じる歴史ロマンと潮風

兵庫県神戸市。垂水駅を出て左手に少し歩くと、「五色塚古墳」の標識が目に入ります。
仲良く並んだお地蔵さんに頭を下げて、矢印を頼りに坂道を上っていきます。
下校途中の小学生とすれ違いながら道なりに進み、海側に左折すると、目の前にぬっと現れる小山。それが鍵型の前方後円墳、五色塚古墳です。
4世紀末、古墳時代の中期に築造されたこの古墳には、明石海峡とその周辺を支配した豪族が葬られたと考えられています。
全長194メートルの古墳は、初期ヤマト政権の王墓に匹敵する大きさです。
昭和40年から10年の歳月をかけておこなわれた発掘調査と復元工事を経て、古墳は現代によみがえりました。
管理事務所で名前と訪問時間を記録したら、さっそく古墳の斜面を登ってみます。
神奈川県からの先客がおひとり、海を眺めていました。
瀬戸内海側に張り出した前方部からは、それを取り囲む円筒埴輪の向こう側に、夕陽に煌めく海と大橋が見えます。
橋の先には、もちろん淡路島も。
レプリカの埴輪は近くで見ると少し現代的すぎるけれど、瀬戸内海とコラボすると何世紀もの歴史の波を超えて、存在感を放ちます。
後円部に上ると、後ろには六甲山系と人々の暮らしが、そして目の前には前方部と海が。
古墳に眠る誰かが、この地を自らの墓にと選んだ理由が分かる気がします。
「パワースポット」としての人気がじわじわと高まっている五色塚古墳。
ただ、絶景を眺めるだけでもオススメです。
静かな時の流れの中で潮風を感じてみてはいかがでしょうか。
五色塚古墳管理事務所
住所:神戸市垂水区五色山4丁目
アクセス:山陽電鉄 霞ヶ丘駅より徒歩5分 / 山陽・JR 垂水駅より徒歩10分 専用駐車場有り
営業時間:9:00~17:00 冬季(12月~3月)は月曜定休、年末年始休み
瀬戸内Finderフォトライター 堀まどか

大きな地図を見る>

この記事が役に立ったらいいね!してね

関連キーワード

関連記事

この記事を取材したフォトライター

堀 まどか

堀 まどか

堀 まどか/フォトライター 兵庫県生まれ、在住。実務翻訳、外国人起業家支援、通訳案内士(英語)、そしてフォトライター。 ネットマーケティングの外資系スタートアップで進行管理や顧客サポートを担当。 2011年から、フジサンケイビジネスアイ掲載の週刊コラム『ITビジネス最前線』を英日翻訳しています。 日常の風景や旅先で出会った人の表情など、心に触れるものを写真におさめています。瀬戸内のスポット、暮らしぶり、季節感、食を私目線で切り取ります。 写真ブログ http://riderv328.tumblr.com ツイッター https://twitter.com/Riderv328

「アート」のランキング

「アート」の記事はまだまだあります

アート一覧

Features

特集

特集一覧
PAGE TOP