蒲生田岬(かもだみさき)は、四国最東端にある岬です。
岬の先端の断崖に立つ灯台前には広場があり、沖に浮かぶ「伊島」の眺めが素晴らしいです。
実は蒲生田岬は「領海法(領海及び接続水域に関する法律)」において、瀬戸内海の海域を定めるための基点の一つになっています。
具体的には、以下の地図のように徳島県の蒲生田岬灯台と和歌山県の日ノ御埼灯台を結ぶ直線から北側が「瀬戸内海」と定義されています。
つまり、瀬戸内海が始まる場所なんです!
それでは、蒲生田岬を散策しましょう!
蒲生田岬の駐車場から、岬の先端まで歩きやすい遊歩道が整備されています。
丘陵の上に白い灯台が立っていて、海には「伊島」が浮かんでいます。
実はこの「伊島」は「四国最東端の島」で、瀬戸内海と太平洋を分かつ境界線の上に位置します。
つまり、この島より北側(左)が瀬戸内海、南側(右)が太平洋なんです!
岬の先端に近づいてきました。断崖の上にある灯台へは、やや急な階段が続いています。
頑張って登りましょう!
ついに灯台に到着です。周辺は柵で囲まれた広場になっていて、ベンチもいくつか設置されています。
ここから大海原を見下ろすダイナミックな景観を満喫できます!
こちらは、岬の南側の眺め。迫力ある断崖が続いていて、散策道も続いています。
こちらの海は太平洋です!
少し散策道を進んで、岬を振り返ります。急峻な断崖になっていて、伊島も見えます。
伊島から左側は瀬戸内海です!
なお、以下は和歌山県側の基点である「日ノ御埼灯台」です。
蒲生田岬灯台よりもかなり大きな灯台です。
日ノ御埼は、近畿地方でもっとも早く咲く桜の名所としても知られています。
春霞と逆光のために見えていませんが、よく晴れた日には四国も望めます。
迫力ある断崖美と大海原の景観を満喫できる蒲生田岬。
瀬戸内海が始まる地へ、旅してみませんか?
蒲生田岬
所在地:阿南市椿町蒲生田1
瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣
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この記事を取材したフォトライター
松岡 広宣
松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/
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