維新志士も訪れた!?世界遺産に登録された萩の歴史スポットを巡る旅/山口県萩市

世界遺産を中心に萩の歴史スポットを巡る旅

2015年に世界文化遺産に登録された『明治日本の産業革命遺産』。
幕末からわずか半世紀の間に製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業において急速な産業化を達成したことが世界史的に特筆すべき事象だと認められ、九州・山口を中心に8県11市にまたがる23の構成資産が世界文化遺産に登録されました。

そのうち、山口県・萩(はぎ)エリアは時代順に最初期の遺産群として位置づけられており、萩反射炉・恵美須ヶ鼻造船所跡・大板山たたら製鉄遺跡・萩城下町・松下村塾の5つの構成資産から成りますが、今回はこれらを中心に萩の歴史スポットを巡る旅のモデルコースをご紹介します!

スポット 1

萩・明倫学舎

『萩・明倫学舎(はぎ・めいりんがくしゃ)』は2017に開館した萩の観光施設。
2014年まで授業が行われていた旧明倫小学校の木造校舎を改修し、萩の歴史・文化・自然を紹介する観光起点としてオープンしました。

萩・明倫学舎の2号館にある『世界遺産ビジターセンター』では、2015年に世界遺産に登録された『明治日本の産業革命遺産』について展示しています。
松下村塾を主宰した吉田松陰がわが国の工学教育に果たした先駆的な役割などを、映像やパネル、レプリカの展示などにより楽しく学ぶことができます。

世界遺産の一つ『大板山たたら製鉄遺跡(おおいたやまたたらせいてついせき)』の製鉄炉に風を送るための『天秤ふいご』を忠実に再現した体験コーナーも。

かつて長州藩の藩校『明倫館』があった跡地でもありますし、最初に萩・明倫学舎を訪れて、萩の歴史・産業遺産群について予習してから各スポットを巡るのがオススメです。

>萩の歴史・文化・自然を知る!日本最大級の木造校舎が観光起点施設に/萩・明倫学舎(山口県萩市)

約30分

スポット 2

萩城

萩城(はぎじょう)は、山口県北部の日本海に面した指月山(しづきやま)の山麓にある城跡で、『日本百名城』の一つに数えられ、幕末の維新志士たちの故郷といえるお城です。もちろん萩城下町の中核地として、世界遺産の構成資産にも含まれています。

萩城の背後には指月山がそびえ、その山麓に堀と石垣を巡らせた堅固な城でした。
江戸時代には5層5階の天守がそびえ立っていましたが、1874年(明治7年)に解体され、現在は礎石と台座のみを残しています。
ちなみにJR『東萩駅』駅前広場には、今は無き萩城天守の1/6復元模型があります。

萩城のもう一つの特長は、日本海に面していることで、海岸に沿って長大な石垣が続いています。日本海や美しい砂浜『菊ヶ浜』を眺めながら城跡の散策が楽しめます!

>萩の二大桜名所! / 萩城跡と笠山(山口県萩市)

約7分

スポット 3

菊ヶ浜

白砂青松が美しい極上のビーチ。
『菊ヶ浜』(きくがはま)は山口県を代表する海水浴場の一つで、環境省の『快水浴場百選』に選定されています。
砂浜からは『指月山』やその山麓にある『萩城』、沖に浮かぶ多くの島々を眺めることができ、北方に位置する『笠山』も望めます。

菊ヶ浜から少し内陸部に歩いていくと、萩の特産品である『天日干しちりめん』用に、萩近郊で水揚げされたシラスを干している様子が見られることも。

>萩城跡の散策も楽しめる極上ビーチ!夕陽も最高! / 菊ヶ浜海水浴場(山口県萩市)

約10分

スポット 4

萩八景遊覧船

『萩八景遊覧船』は世界文化遺産に登録された萩城下町や萩城跡の景観を、川と海の両方から満喫できる所要時間約40分の水上遊覧コースです。

特に日本海に出て、海上から眺める萩城跡の石垣群の眺めは格別!
萩城は海に突き出たお城だったため、船上から眺めるとまるで“海に浮かぶ要塞”のように見えます!

>360度動画で体験!世界遺産・萩城下町や萩城を川と海の両方から満喫できる水上遊覧コース/萩八景遊覧船(山口県萩市)

約10分

スポット 5

萩城下町

世界遺産の構成資産である萩城下町は、国の史跡に指定されており、今なお残る町筋は江戸時代の地図がそのまま使えるほど!
古い町並みを眺めながらぶらり歩いていると、馴染みのある維新志士たちにまつわる史跡も突然目の前にあらわれます。

萩城下町で外せない場所が『鍵曲(かいまがり)』と呼ばれるジグザグに曲がった通り。
左右を高い土塀で囲まれたこの道は、戦いの際に見通しを悪くし、敵の侵入を防ぐ役割があったとか。ふらっと吉田松陰や高杉晋作が出てきそうな風情が漂います。

>『花燃ゆ』の舞台に行こう!VOL.2 萩城城下町/山口県萩市

約40分

スポット 6

松陰神社

萩の町並みを満喫しながら、西から東へゆっくり歩いて約40分で松陰神社へ。
松陰神社の境内には史跡『松下村塾』、資料館である『至誠館』『吉田松陰歴史館』など、見るべきものが盛り沢山。

鳥居をくぐってすぐにあの『松下村塾』があります。しかもこの建物、当時のままここに建っているというから驚き!
松下村塾は吉田松陰が人々に教育を行った場所。ここで学んだ久坂玄瑞や高杉晋作、伊藤博文などの維新の志士たちが、のちに明治維新を成し遂げました。
150年以上前、この小さい学び屋に確かに維新の志士たちが居た、と思うと胸が踊ります。

>『花燃ゆ』の舞台に行こう!VOL.1 松蔭神社/山口県萩市

約30分

スポット 7

萩反射炉・恵美須ヶ鼻造船所跡・大板山たたら製鉄遺跡

松陰神社から北方へ歩いて約30分で、いよいよ萩の近代産業遺産のシンボルともいうべきスポットへ。

『萩反射炉(はぎはんしゃろ)』は日本に現存する3基の反射炉の1つで、萩藩が安政3年(1856年)に試作的に築いたもので、高さ10.5mの煙突にあたる部分が残っています。
試行錯誤しながら自力で西洋技術を取り入れようとした、産業化初期段階の様子を今に伝える貴重な遺構となっています。

『恵美須ヶ鼻(えびすがはな)造船所跡』は、幕末の安政3年(1856年)に萩藩が設けた造船所の遺跡です。萩市中心部から北東へ約2.5kmの海岸沿いに位置し、先ほどの萩反射炉もこの近くにあります。
石造りの巨大な防波堤が当時のまま現存しているほか、発掘調査によって造船所の関連施設の配置なども判明しています。

『大板山たたら製鉄遺跡(おおいたやまたたらせいてついせき)』は、江戸時代の製鉄所の遺跡で、恵美須ヶ鼻造船所跡から北東方面へ約20km進んだ深い森の中にあります。
恵美須ヶ鼻造船所では、ここで製錬された鉄が船釘などに使用されたことが確認されています。

>世界遺産!明治日本の産業革命を支えた萩の遺産群めぐり/萩反射炉・恵美須ヶ鼻造船所跡・大板山たたら製鉄遺跡(山口県萩市)

恵美須ヶ鼻造船所跡から約1時間

スポット 8

旅人の宿はぎタイム

世界遺産に登録された構成資産を巡るだけでも盛りだくさんの萩散策ですが、さすがにすべてを一日で回るのは急ぎ足。せっかくなら萩で宿泊して、じっくりと萩市内を散策するのもオススメです。

『旅人の宿はぎタイム』は2015年7月にオープンしたゲストハウス型の宿。
萩市の中心部に位置しており、世界遺産の萩城下町へのアクセスも良好です。

1~2名用個室、3~4名用個室及びドミトリー(上の写真のような2段ベッドの並ぶ相部屋。女性専用も有り)を備え、明るい雰囲気で女性の一人旅でも安心。
シャワールームやキッチンなども完備し、レンタサイクルも借りられるので、萩旅行の観光拠点としても便利ですよ。

旅人の宿 はぎタイム
住所/山口県萩市瓦町20
電話/0838-21-7286
駐車場/あり(無料)
https://www.hagitime.com

12分

スポット 9

菊ヶ浜

菊ヶ浜は夕陽名所としても有名で、『日本の夕陽百選』にも選定されていますので、夕方は萩の町並みを散策しながら浜辺へ行くのもいいですよ。
特に夏は夕陽を眺めるベストシーズンで、全長1.2kmにおよぶ菊ヶ浜の東端付近からは日本海へ沈む日没が見られます。

幕末の維新志士たちも、ここから夕陽を眺めたのでしょうか!?
萩旅行を締めくくるにふさわしい、歴史のロマンを感じられるビーチです。

いかがでしたか?
あなたも萩エリアの歴史スポット・産業遺産群を巡りながら、明治維新や産業近代化に挑戦した人々の足跡を追いかけてみませんか?

瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣

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松岡 広宣

松岡 広宣

松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/

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