佐田岬(さだみさき)は、四国最西端の地で、九州に向けて細長く伸びた半島の先端にある秘境の地です。
岬の先端の断崖には佐田岬灯台が立ち、灯台と大海原と九州を望む絶景ポイントになっています。
実は佐田岬は「領海法(領海及び接続水域に関する法律)」において、瀬戸内海の海域を定めるための基点の一つになっています。
具体的には、以下の地図のように愛媛県の佐田岬灯台と大分県の関埼灯台を結ぶ直線から北側が「瀬戸内海」と定義されています。
つまり、瀬戸内海が始まる場所なんです!
それでは、佐田岬を散策しましょう!
遊歩道のスタート地点となる駐車場前の景色です。
半島の北側の瀬戸内海が見えています。
駐車場から岬の先端に通じる約2kmほどの遊歩道は、アップダウンが続く長い道のり。
歩道はよく整備されていますが、コースの途中には密林の中を通る区間もあります。
深い森を抜けると海が見えてきました!荒波が押し寄せるダイナミックな岩礁地帯です。
ここはまだ中間地点で、岬の先端へは右側の丘陵を越えてゆかねばなりません。
ついに丘陵の頂上に到着!散策の疲れが吹き飛ぶ絶景です!
さすが「日本の秘境百選」に選定された地です。
遠くには、うっすらと九州の陸地も見えています。
岬の先端には、白亜の佐田岬灯台が立っています。
良い漁場なんでしょうか、たくさんの漁船が動き回っています。
灯台のすぐ近くまで来ました。
佐田岬灯台は高さ18mで、「日本の灯台50選」に選ばれています。
灯台が立つ断崖を迂回して、岬の先端に着きました!
青い海と空に、白亜の灯台がそびえ立ちます。
灯台の立つ高台にも登れるようになっていて、「四国最西端」の碑もあります。
なお、以下は大分県側の基点である関崎からの眺めです。
中央下に見えているのが関埼灯台で、左奥に佐田岬も見えています。
佐田岬と関崎は、豊予海峡を挟んでわずか13.5kmしか離れていないのです。
長い遊歩道を踏破した者だけが到達できる秘境の地、佐田岬!
瀬戸内海が始まる地へ旅してみませんか?
佐田岬
所在地:愛媛県西宇和郡伊方町正野
案内HP:http://iyokannet.jp/spot/detail/place_id/634/
瀬戸内FInderフォトライター 松岡広宣
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この記事を取材したフォトライター
松岡 広宣
松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/
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