瀬戸内海の最南端 & 四国随一の夕陽名所!/高茂岬(愛媛県南宇和郡愛南町)

高茂岬(こうもみさき)は、愛媛県の最南端近くに位置し、沖に浮かぶ島々の眺めが素晴らしい断崖の岬です!
丘陵に遊歩道が整備されていて、迫力の断崖美を堪能できるほか、夕陽の名所としても知られています。

実は高茂岬は「瀬戸内海環境保全特別措置法施行令」という法律において、瀬戸内海の海域を定めるための基点の一つになっています。
具体的には、以下の地図のように愛媛県の高茂岬と大分県の鶴御崎を結ぶ直線から北側が「瀬戸内海」と定義されています。

一般的に広く知られている瀬戸内海は、愛媛県の佐田岬と大分県の関崎を結ぶ直線から北側を指しますが、法律上は、さらに広域を「瀬戸内海」と定める場合もあるのです。
そして高茂岬は鶴御崎より南に位置しているため、「瀬戸内海の最南端」となるのです!

それでは、高茂岬をご紹介します!
高茂岬には、断崖の丘陵を下るダイナミックな歩道が整備されていて、上下の視点の変化を楽しみながら迫力の断崖美を堪能できます。

そして、沖には絶妙な配置で浮かぶ島々があります!
この島は最初隠れていて見えないのですが、道を進んでゆくと徐々に見えてきて、やがて島の全景が見られる地点に到達します。
ここがイチオシのビューポイントです!

高茂岬は西向きに突き出た地形で、夕陽を望む最高のロケーションです。
沖に浮かぶ島々と黄金に輝く海の道……
「神々のおわす黄金の天空!」とでも表現すればよいでしょうか……
神秘的な光景です。

大空を黄金色に染めながら、太陽が雲の中に沈みはじめました……

島の左側に夕陽が沈んでゆきます。実は、雲で見えていませんが、ちょうど日が沈む方角は、大分県側の「鶴御崎」がある方向です。
つまり、夕陽より右側(北)が広域の瀬戸内海なのです。

夕焼けで空が輝きます。右上にある灯台も点燈を始めました。
灯台にも遊歩道が通じていますが、周囲は森に覆われているため、あまり海は見えません。

空が紅く燃えています。100mを超える断崖が続く高茂岬。
南北に大海原が広がっていますので、ほぼ1年を通して夕陽を見られるスポットです!

夕闇が近づき、沖に浮かぶ島々がシルエットとして浮かび上がります。
幻想的な夕景の余韻に浸りながら、岬を後にしました……

愛媛県内でも知名度はそれほど高くない高茂岬ですが、素晴らしい夕陽が見られる絶景スポットです。
瀬戸内海の最南端の地へ、旅してみませんか?


高茂岬
所在地:愛媛県南宇和郡愛南町高茂
案内HP:http://iyokannet.jp/spot/detail/place_id/725/

瀬戸内FInderフォトライター 松岡広宣

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松岡 広宣

松岡 広宣

松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/

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