スポット 1
町歩きのスタートは三津駅から
古くは漁業や経済の中心地として栄えた三津の町。いつしか商店街もシャッターが目立つようになっていましたが、近年、三津は息を吹き返しました。古き良き時代の面影を残す町に新風が吹き渡り、多くの人々がこの町に再注目しています。
今回は伊予鉄高浜線の三津駅側から海の方へ向かうルートで商店街をご案内。三津駅を出て目の前の橋を渡ると商店街の入り口です。
>ノスタルジーとアートが交錯する町。三津の見方、歩き方/三津(愛媛県松山市)
スポット 2
おしゃれ女子必見『N’s kitchen **&labo』
商店街に入って少し歩くと、緑と赤が映えるステキなお店が見えてきます。
手作りパンと焼き菓子、アンティーク雑貨が同居するステキなお店、『N’s kitchen **&labo』です。カフェスペースもあります。パンは午前中には売り切れてしまうほどの人気店。
店内は古道具や雑貨がセンス良く並べられ、こんなステキな場所で過ごせば、日常の雑多なことを忘れられそうです。
>オトナ女子注目!シャッター街がお洒落なストリートに変身中/三津浜商店街(松山市三津浜)
スポット 3
病みつき必至のかき氷『島のもの 喫茶 田中戸』
『島のもの 喫茶 田中戸』も、とってもステキな空間で極上の味を堪能できます。
名物はかき氷。4月中旬から10月上旬くらいの期間限定販売で、毎年たくさんのファンが、この季節を首を長〜くして待っています。
こだわりの愛媛県産フルーツを使ったシロップの他、この店だけのオリジナル『田中戸れん乳』など絶品揃い。
つい長居してしまいたくなる心地の良いお店です。もちろんかき氷以外のシーズンでも、ゆったりと流れる時を過ごしに来て。
>県産フルーツたっぷりの手作りシロップかき氷/島のもの 喫茶 田中戸(愛媛県松山市)
スポット 4
大正時代の洋館『旧濱田医院』
三津らしい風景を形作る要素の一つが、戦火を逃れて江戸から昭和初期までいくつもの時代の建物がその姿を留めていること。
そのひとつ、『旧濱田医院』は大正時代に建てられた産婦人科医医院です。素晴らしい擬洋風建築がリノベーションで蘇りました。
内部もレトロ感が漂い、まるで異空間にいるよう。ガラスや建具なども隅々まで見たい建築です。テナントショップも個性派揃いで楽しめますよ。
>いま注目のスポット三津に蘇った、大正時代のレトロな洋館/旧濱田医院(愛媛県松山市)
スポット 5
昭初期和の医院『旧石川医院』
もう少し海の方角へ歩くとまたステキな洋風建築が。
昭和初期の建築と言われている『旧石川医院』。深い藍色とレンガ色の二層のレンガ貼りで、細部まで粋なデザイン、どこを見ても絵になります。
『kite』という洋服屋さんが入っていて、中を見ると『投薬口』の小窓があり、なるほど、病院だった頃の面影があります。
こうして古い建物の個性を生かして再利用する町の様子が、とても愛おしく感じられます。
>郷愁、情熱、癒やし。個性と魅力に溢れる三津のお店巡り/kite、茶舗 de la música、工房 空(愛媛県松山市三津)
スポット 6
登録有形文化財の日本建築で絶品鯛メシ『鯛や』
洋館だけでなく日本建築も色々あります。
港にほど近い場所にある『鯛や』は、文部省の登録有形文化財でもある住宅で、江戸時代から続く住宅の8代目が始めた鯛めしのお店です。
メニューは1日30食限定の『鯛メシ膳』のみ。お櫃に入った鯛めしと、朱塗りのお膳。これぞ日本というスタイルで出てきます。
米と一緒に鯛を贅沢に炊き込み、旨味が口いっぱいに広がります。優しく深い味わいに感動。
>「あ~、うまいぞなもし」子規ゆかりの有形文化財で食す絶品鯛めし/松山市三津浜
スポット 7
帰りは渡し船でのんびりと『三津の渡し』
『鯛や』から北へ歩くと、渡し船『三津の渡し』の乗り場に出ます。江戸時代には俳人・小林一茶も乗ったのだとか。向こう岸までわずか2分足らず。随時運航、年中無休、無料という太っ腹さ。自転車を載せることだってできます。
地続きの対岸に渡ったら、歩いてすぐに伊予鉄高浜線の『港山駅』があります。スタート地点の『三津駅』の一つ隣の駅です。
>室町時代から続く渡し舟と、その起源となった城跡を訪ねる港山の旅/三津の渡し・港山城跡(愛媛県松山市)
スポット 8
港山駅
三津の渡しで対岸まで渡り、『港山駅』で今回の三津あるきはフィニッシュ。
今回紹介したお店以外にも、面白い店はたくさんあります。また町を歩けばきっといろんな発見ができますよ。たっぷり時間をかけて歩いてみてくださいね。
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