瀬戸内海最大の島、淡路島。
新鮮な海の幸と温泉目的の旅が主流だった淡路島には、近年おしゃれで新しいスポットが続々登場しています。レンタサイクルやコミュニティバスが整備され、自動車がなくても移動しやすくなっているのもポイントです。
この記事では、1日目に淡路市の新スポットを満喫し、2日目には洲本のレトロな町並みを楽しむモデルコースを紹介します。
淡路島の新名物『淡路島牛丼』の実食レポート付きでお届けします!
スポット 1
岩屋港
DAY1
起点は淡路島の玄関口となっている岩屋港。岩屋観光案内所またはトモチャリでレンタサイクルを借りましょう。上り坂が多いので電動タイプの自転車がおすすめです。3月(春分の日)から11月(文化の日)の土日祝日であれば、淡路市の『あわ神あわ姫バス』の『北部周遊観光回り』も利用できます。
スポット 2
グリナリウム淡路島
DAY1
丘陵に風力発電用の風車が立ち並ぶ壮大な風景。この山あいで栽培農家さんが手掛けるのが『グリナリウム淡路島』です。
トマトハウス内に入り、市場には出回っていない品種のトマトを鑑賞し、完熟の甘い甘いトマトの収穫を体験することができます。
季節によって、いちごやキウイ、パッションフルーツなども育ちます。
レストラン&カフェでは「農家だからこそ」のバリエーション豊かなトマトメニューが大人気。
とまと串、とまとピクニックセット、7種の島とまとのカプレーゼ、淡路島魚介ととまとのアヒージョなどなど、ここでしか出会えないトマト料理が満載です。
淡路牛のステーキやハンバーグ、パスタ、カレー、見栄え抜群な島パフェ(ティラミスver.も!)などもありますよ。
夏にはBBQも楽しめます。
そして春には、いわゆる“いちご狩り”の進化版『いちごピクニック』が大人気。
いちごが目の高さより上を浮遊しながら育ついちごハウスで、いちごの香りに全身包まれながら、夢見心地なピクニックはいかがですか。
>いちごピクニックにトマト串?淡路の農家が島時間をプロデュースしたらこうなった/グリナリウム淡路島(兵庫県淡路市)
レンタサイクルの人はこの海をめがけて丘を下ってください。コミュニティバスに乗ってきた人は、『淡路インターチェンジ高速バス停前』から無料シャトルバスに乗り換えると便利です。
スポット 3
HELLO KITTY SHOW BOX
DAY1
こちらも話題の新スポット。
『HELLO KITTY SHOW BOX』は、デジタルテクノロジーを駆使したハローキティのショーと、ここでしか食べられないヴィーガン和食・スイーツが自慢のシアターレストランです。
映像ショーにつづき、歌・ダンス・楽器演奏の本格的なエンターテインメントショー、そして最後に本物のハローキティが登場!
ハローキティと記念撮影をしたら、一生忘れられない体験になりますね。
>HELLO KITTY SHOW BOX/ハローキティに会えるシアターレストラン(兵庫県淡路市)
スポット 4
淡路島 国営明石海峡公園
DAY1
『淡路島 国営明石海峡公園』は建築家・安藤忠雄氏設計の複合型リゾート施設『淡路夢舞台』に隣接する広大な公園で、四季折々の花々や瀬戸内海の絶景が魅力。
公園北部にはローラーすべり台やぶらんこ・ターザン滑車など150もの遊具が連結した関西最大級の大型遊具『夢っこランド』もあり、子供から大人までたっぷり汗をかいて島時間を満喫できます。
公園内の『レストラン花屋敷』では淡路島の食材を使ったご当地料理がいただけます。
特に、2種類の『淡路島牛丼』をハーフ&ハーフで試すのがおすすめ。
1つは淡路牛をさっぱりとしたタレで豪快に焼き上げ、たっぷりのオニオンスライスといただく焼肉丼。
もう1つは、じっくり煮込んだ甘い玉ねぎと淡路牛が絶妙なバランスの王道の牛丼です。「どっちが好き?」と聞かれても答えに窮するほど、おいしさを競い合っています。
※取材時点での情報です。メニューは変更となる可能性がありますのでご了承ください。
『淡路島牛丼』は、淡路島産の牛肉・玉ねぎ・米を使用した淡路島が誇るソウルフードです。島内50軒以上の店舗で提供されているので、食べ比べてみるのもいいですね。
>子ども向け遊具も充実!お花畑と海の景色を満喫できる広大な公園/淡路島 国営明石海峡公園(兵庫県淡路市)
岩屋ポートターミナルにレンタサイクルを返却して、淡路ICから高速バスに乗って洲本に移動しましょう。本日のお宿を目指します!
スポット 5
海のホテル島花 レジデンスヴィラ
DAY1 宿泊
宿泊するのは、ホテルニューアワジグループ初の“バケーションレンタル”タイプの宿『海のホテル島花 レジデンスヴィラ』。
キッチン付きの広々とした部屋で誰にも邪魔されずに「暮らすように泊まる」ことができます。
ゲストは、専用のシャトルボートで運河を下り『レジデンスヴィラ』に送り届けてもらいます。この演出がなんともにくい。
建築家の故・丹下健三氏が手がけた建物の美しさは外観だけでなく、照明や階段の吹き抜けにこそあらわれています。
もちろん、淡路島らしい美しい海を眺めながらの温泉もありますよ!
>淡路島といえばここ!海の見える温泉リゾートで親子旅/ホテルニューアワジグループ(兵庫県洲本市)
スポット 6
洲本レトロこみち
DAY2
洲本城の城下町には、城下町ができた当時のおもかげが残る懐かしい町並みがあります。そんなレトロな雰囲気を活かし、淡路島最後の映画館『洲本オリオン』を拠点にまちの再生が進んでいます。
毎年春と秋に開催される『城下町洲本レトロなまち歩き』イベントをきっかけに、空き家に食堂、おしゃれなカフェやハンドメイドショップなどの新規出店が続き、『洲本レトロこみち』の名が付きました。ふらりと立ち寄りたくなるスポットです。
元気な商店街もあるので、お土産を探してみてください。
>島外から2日間で一万人以上の人が訪れるまちあるきの仕掛人とは!?/兵庫県洲本市【PR】
スポット 7
淡路ごちそう館 御食国
DAY2
洲本バスセンターの近くには赤レンガ造りの建築物が並び、近代産業遺産に認定されています。明治から昭和にかけて洲本市の基幹産業として栄えた旧鐘紡洲本工場の施設が美しい市立図書館やショップとして保存再生されているのです。
なかでも大正時代に建てられた第3工場汽缶室は、開放的なホールを持つレストラン『淡路ごちそう館 御食国』に生まれ変わり、観光客や市民に親しまれています。
淡路島は、朝廷にさまざまな食材を貢いだ御食国(みけつくに)のひとつだったと考えられているんですね。
淡路島の多彩なグルメが楽しめますが、やっぱり、締めも『淡路島牛丼』で!
肉厚の淡路玉ねぎの甘さと特撰淡路牛のうまみが淡路産のお米にじんわり染み込んでいます。温泉卵とからめていただいても、ぴりっとした紅生姜といただいても、箸が止まりません。『みけつ国のサラダバー』とセットでどうぞ。
>赤レンガの近代産業遺産で淡路島の恵みを味わう/淡路ごちそう館 御食国
今回のモデルコースは盛りだくさんなので、気になったところにフォーカスしてゆったりとした島時間を満喫するのもありですね。
島を愛する人たちのエネルギーと新しい感性で次々と新しいスポットが生まれている淡路島から今後も目が離せません!
瀬戸内Finderフォトライター 堀まどか
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この記事を取材したフォトライター
堀 まどか
堀 まどか/フォトライター 兵庫県生まれ、在住。実務翻訳、外国人起業家支援、通訳案内士(英語)、そしてフォトライター。 ネットマーケティングの外資系スタートアップで進行管理や顧客サポートを担当。 2011年から、フジサンケイビジネスアイ掲載の週刊コラム『ITビジネス最前線』を英日翻訳しています。 日常の風景や旅先で出会った人の表情など、心に触れるものを写真におさめています。瀬戸内のスポット、暮らしぶり、季節感、食を私目線で切り取ります。 写真ブログ http://riderv328.tumblr.com ツイッター https://twitter.com/Riderv328
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