愛媛・南予を巡る、2泊3日の究極の癒やし旅(後編)/愛媛県北宇和郡、滑床渓谷、八幡浜市、西宇和郡

愛媛県の南予地方。温暖でのんびりした愛媛のなかでも、さらに人もまちもゆったりしつつ、自然にあふれ、町並みや伝統など古きものを大切にした味わいのあるエリアなのです。公共交通機関も現金払いが少なくない南予をめぐる、お得で、便利な交通のツールをご存じですか?

3日間6,000円で対象区間のJR、バスが乗り放題の「えひめ いやしの南予 デジタルフリーパス」(問合せ先:JR四国電話案内センター tel. 0570-00-4592[8:00~20:00年中無休])。スマートフォンの簡単な操作で、駅員さん、乗務員さんに画面を見せるだけのスマホ“パス”です。
※デジタルフリーパスは2020年12月末をもって終了しています

えひめ いやしの南予 デジタルフリーパス
https://www.jr-shikoku.co.jp/nanyofreepass

2020年12月31日までの期間限定ということで、さっそく、3日間の南予旅を堪能してきました! JR松山駅を出発して、内子、大洲とめぐって2日目へ。後編をお届けします!
>愛媛・南予の旅|前編はコチラ

JR伊予大洲駅から目指すのは、渓谷美に囲まれた話題のお宿。デジタルパスを使って特急に乗り、JR宇和島駅へ。そこで乗り換えて、一両編成の予土線で松丸駅まで向かいます。

清流沿いにある松野町の小さな水族館『おさかな館』

この駅のすぐそばにあるのが、『道の駅 虹の森公園まつの』。ランチをとって、敷地内にある『おさかな館』に寄り道しました。四万十川など、淡水に生息する魚を中心に展示する小さな水族館です。

ペンギンをじっくり観察したり、カワウソの愛らしい行動にときめいたり。街中の大きな水族館とちがって、山あいにある松野町で地域に愛される水族館は、ゆっくり、じっくり、生き物たちと過ごすことができるのがいいですよね。

虹の森公園 おさかな館
住所/愛媛県北宇和郡松野町延野々1510-1
電話/0895-20-5006
入館料/高校生以上900円
開館時間/10:00〜17:00
休館日/水曜(春夏冬休み、GWの長期休みは営業)、1月1日
https://morinokuni.or.jp/publics/index/27

おさかな館の裏には、清流をたたえた広見川が流れます。その源流をたどっていった先に、目指すホテルはあります。いよいよ、渓谷のロッジへ。

秘境・滑川渓谷の中で営む『水際のロッジ』で過ごす

キャニオニングのメッカで知られ、深い森の中に広がる秘境・滑床(なめとこ)渓谷。この渓谷の中に四万十川源流、森の国『水際のロッジ』はあります。ロケーション、サービス、食のクオリティと三拍子そろう、2020年リニューアルオープンの話題のスポットへは、松丸駅からタクシーで25分ほど。森に溶け込む赤屋根の建物が目印です。

扉を開けると、吹き抜けのカントリー調のロビーがお出迎え。心地よさとセンスの良さを兼ね備えた空間から期待がぐんと高まります。

そして、お部屋もこの開放感! アーリーアメリカン調のインテリアに、バリの家具を配しています。水際のロッジの客室はテイストを変えて全部で10室。どの部屋も、テレビがない代わりに、森をテーマにした小さな本棚があります。日常モードをオフにして、気分は、森の住人。

人気の理由の一つは、食事のおいしさ。ロッジに併設されたレストランでは、地元の食材を生かしたイタリア料理が堪能できます。生地にこだわった薪窯のピッツァは絶品!

この場所にはかつて、約27年親しまれてきた町運営の『森の国ホテル』がありました。2018年、西日本豪雨の影響で道路を塞がれ、“たどり着けないホテル”になってしまいました。道路の開通後、再生の道を民間に託します。そうして、別館を改装したロッジは今、押しも押されもせぬ人気宿に。そんなバックグラウンドもあってか、この森と共生するスタッフさんの本気のもてなしの心がじわり、伝わってくるのです。

四万十川源流 森の国 水際のロッジ
住所/愛媛県北宇和郡松野町目黒滑床渓谷
電話/0895-43-0331
1泊2食1名(2名利用時)19,500円〜、IN 14:00 / OUT 11:00
※利用人数、シーズンによって料金は異なる
https://morino-kuni.com/riverside-lodge

言葉では言い尽くせない豊かな森の時間を過ごし、いよいよ南予旅は最終章。南予の海、宇和海の幸と風景で締めくくりましょう!

『道の駅 八幡浜みなっと』で宇和島風鯛めしを食べる

松丸駅からJR宇和島駅へ戻り、JR八幡浜駅へ。その八幡浜駅からしばらく歩き、『道の駅 八幡浜みなっと』に到着。この道の駅は鮮魚を始め、南予の幸が集まる場所です。

敷地内にある『アゴラマルシェ』のフードコートで、タイの刺身が載っかった『みなっと鯛めし』(700円)をいただきました。肉厚なのに柔らかい愛媛の鯛。甘めの醤油だれが淡白な身に絡んで、箸が止まりません。

マルシェには食のお土産も、勢ぞろい。ずらっと並ぶのはさまざまな農園がプロデュースすするストレートジュースです。柑橘の種類もいろいろあり、味わいの幅に驚きますよ。『人生いろいろ、ジュースもいろいろ』です(笑)。

道の駅 八幡浜みなっと
住所/愛媛県八幡浜市沖新田1581-23
電話/0894-35-6565(アゴラマルシェ)
営業時間(フードコート)/10:00~16:00(土日祝日〜16:30)
無休
https://www.minatto.net

『佐多岬はなはな』でオーシャンビューとしらす丼を堪能

ラストは、旅のシメ飯といきましょう。ぜひ味わってほしいのが日本一長い佐田岬で食べる『しらす丼』です。

しらす丼を食べに、向かったのが2020年にリニューアルオープンした『佐田岬はなはな』。JR八幡浜駅から路線バスに乗り、片道1時間ちょっとで三崎港で下車。ガラス張りの『しらす食堂』が施設の目玉です。


                                                  『釜揚げ・生しらす2色丼』(1,100円)は、生と釜揚げのシラスを一度に味わえる人気のメニュー。この味を求めて、遠方からわざわざやってくるほどの稀少なご当地グルメです。目の前で獲れた新鮮な生シラスは魚特有の臭みがまったくなく、ほんのりとした甘みとなめらかな舌触り。一方、釜揚げしたものはやさしい塩味がシラスのうま味を引き立て、食感がふんわり。ダブルのおいしさにノンストップでかきこんでしまいました!

佐田岬はなはな しらす食堂
住所/愛媛県西宇和郡伊方町三崎1700-11
電話/0120-133-004
営業時間/10:00~16:30(L.O.16:00)
不定休
https://www.shirasu.jp/park

佐田岬の魅力といえば、宇和海の絶景です。バスの車窓から望む、水平線の長さと圧倒的スケール感といったら!!ごめんなさい……。写真では100分の1も良さが伝わらないです。

南予のおおらかで、ゆったりとした風土はきっと、この宇和海のたまもの。実はこの2泊3日も、なかなかハードな旅程だったのですが、すっかりタイトさはかき消されて、もはや癒やししか残らない、という南予の恐ろしさ。そして、フリーパスだからこそ、遠慮なく足を伸ばせたプラン。気づけば、最高の南予ツアーができあがっていました。

瀬戸内Finderフォトライター ハタノエリ

この記事が役に立ったらいいね!してね

関連キーワード

関連記事

この記事を取材したフォトライター

ハタノ エリ

ハタノ エリ

1978年宮崎県生まれ。愛媛県松山市在住。 新聞記者のちフリーライター。 日常にも、おもてなしの心があふれる愛媛。2年前、この地を離れても忘れられず、2017年春、戻ってきました!訪れたらきっと、大好きになる。そんな確信があるからこそ、誰かの「愛媛行き」を、グッと後押しする記事を書いていきたい。

Hashtags

旬のキーワード

「ホテル・宿」のランキング

「ホテル・宿」の記事はまだまだあります

ホテル・宿一覧

Release

瀬戸内リリース

Ranking

記事ランキング

Keyword

人気のキーワード

Hashtags

旬のキーワード

Features

特集

特集一覧
PAGE TOP