日本三大急潮流来島海峡!いざ世界初の三連吊橋と伝説の渦潮へ!/愛媛県今治市

愛媛県今治市沖に位置する、来島海峡は、昔より「一に来島、二に鳴門、三とさがって馬関瀬戸(関門)」とうたわれたように最大の海の難所で、鳴門海峡・関門海峡と並ぶ日本三大急潮流の一つです。

そんな急潮流を体験できる観光船が今治市大島からでています。
週末になれば、県内外から多くの観光客が訪れる人気スポット。
この海は、急潮流が流れるだけでなく、古代よりさまざまなドラマがありました。

「しまなみ海道」のなかでも、一番大きな橋「来島海峡大橋」。
観光船は、この下をくぐります。
総延長は約4km。世界初の3連吊橋です。
来島第2・第3大橋は塔の頂上まで、海面から184m、巨大な船でも楽々通ることができます。

水軍の跡があちらこちらに残る海。
ここは、潮をよめる人がいなければ通ることができない海でした。
荒々しい潮流、左右に渦巻く渦潮、またここは、海の水が湧き上がる光景が見える、とても珍しい場所です。

船はこの渦の間近まで進みます。
恐怖さえおぼえる海。

大潮の日ここには、「八幡渦」と呼ばれる大渦ができます。
直径10m以上になると言うこの大渦には、神社にまつわる伝説があります。

延文元年の中秋、今治市にある大浜八幡宮のお祭の神輿船が久留島城主村上氏の館に渡御して帰る途中、渦の中に入ってしまい、沈んでしまいました。
村上氏は、神慮を恐れ海上に喰を供へ、神楽を奏でて祈祷しました。
すると、「我を勝地に斎き祀れ」と、ご神託がありました。
その夜より渦の中より三夜光が飛びました。
その落ち着く処を宮地と定めて社殿を建立したと伝わります。
ご神託に、「渦へ名を留め玉う」とあるので渦潮を汲み移したとそうです。
この渦は、この伝説からもわかるように、神さまに繋がる渦だったのです。

中世、瀬戸内海で活躍した水軍「村上水軍」には、能島村上家、来島村上家、因島村上家の三家に分かれていました。
その中の来島村上家の本拠地「来島」がここにあります。
今でも当時の跡があちこちに見られ、これもその一つ、村上水軍がつくったと言われる階段です。

周囲約3キロの小さな島「小島」。
こんな小さな島にも、歴史の足跡はあります。

日露戦争の前、日本はロシア海軍の瀬戸内侵攻にそなえて、小島に要塞を築きました。
明治時代の海岸要塞としては、完全に近い状態で残っている日本唯一のものです。
司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」ゆかりの地でもあり、ロケで使用された28サンチ榴弾砲のレプリカが港前に設置されています。

戦いの舞台として数々の歴史が刻まれたここ来島海峡。
そんな島にひっそりと建つ小さな社を見つけました。

神と人との歴史が融合する海。
一度訪れたらその美しさと神秘さに魅了されることと思います。
ぜひ、一度足を運んでみてください。


乗船券販売所・引換所/道の駅 よしうみいきいき館
住所/愛媛県今治市吉海町名4520-2
TEL 0897-84-3710
乗船場所/伊予大島 下田水港(しただみこう)
定休日 /年中無休*12月~2月は団体予約(5名様以上)のみ運行
営業時間 /午前9時頃~午後4時頃
料金/一般 1,500円(中学生以上)
小学生 1,000円
小学生未満 (大人同伴で大人の人数枠を超えない場合は無料)
P/無料
URL/http://www.imabari-shimanami.jp/kurushima/

瀬戸内Finder フォトライター大橋麻輝

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