荘内半島と離島の旅 おすすめスポット
香川県の西部に位置する三豊市は、父母ヶ浜(ちちぶがはま)や高屋神社などのスポットで大きな話題を集めている人気の場所。
三豊市の中でも海に面した荘内半島(しょうないはんとう)の周辺には、瀬戸内のゆったりした時間を楽しめる名所がたくさん散らばっています。
そんな荘内半島・離島巡りの拠点としてもおすすめの施設が2021年1月にオープンしました。その名も『URASHIMA VILLAGE(ウラシマ ヴィレッジ)』。
URASHIMA VILLAGE|贅沢な一棟貸し宿
『URASHIMA VILLAGE(ウラシマ ヴィレッジ)』は、荘内半島にある人気スポット「丸山島」の目の前に建つ一棟貸し宿泊施設で、島に残る浦島太郎伝説に因んでその名前が付けられています。
URASHIMA VILLAGEは、地元の企業11社によって作られた今までにない新感覚の施設。
建物内には隅々まで上質な空間が広がっており、忙しない日常から解き放たれてゆったりした時間を過ごすことができます。
海を眺めながら潮の音が堪能できるウッドデッキや、敷地内から歩いて遊びに行けるビーチなどの贅沢な滞在経験ができるのは、荘内半島という立地ならでは。
大きな特徴は、「ワーク×バケーション」、「ワーク×イノベーション」、「ワーク×クリエーション」や「ワーク×エデュケーション」など、様々な要素から成る『ワーケーション』をコンセプトのひとつにしていること。施設内にはリモートワークを意識したスペースや設備が完備されていたり、大人数で会議利用できるパーティー棟も併設されています。
太陽光パネルによって、施設内の90%のエネルギーが自家発電で動いているのも注目ポイントなんです。
瀬戸内の自然を感じるアクティビティや、地元の食材を存分に味わえる地域食アテンダントによるケータリングサービスも充実しているので、それぞれ思い思いの時間を美しい瀬戸内海と共に楽しんでみてくださいね。
URASHIMA VILLAGE
住所/香川県三豊市詫間町大浜乙171-2
https://urashimavillage.com
ここからは、三豊市・荘内半島(しょうないはんとう)と離島を巡るおすすめスポットをご紹介します!
①丸山島エンジェルロード|幻の道で無人島へ
こちらが『URASHIMA VILLAGE』の目の前にある人気スポット、干潮時に島へ渡ることができる「幻の道」が現れる『丸山島(まるやまじま)』です。
干潮時刻の大体前後3時間以内であれば渡ることが可能なこの道は、時間により国道より太い道になることも。
丸山島の対岸である鴨之越(かものこし)は、浦島太郎が亀を助けた場所として地元で語り継がれている場所で、島にはそれに因んだ浦島太郎の像や神社もありますよ。「日本の夕日百選」にも選ばれた美しい夕陽を見に出かけるのもおすすめです。
丸山島
住所/香川県三豊市詫間町大浜鴨之越
もっと詳しく!→もうひとつのエンジェルロード?!歩いて渡ろう!浦島太郎の島/丸山島(香川県三豊市)
②志々島|樹齢1200年の大楠と出会う
三豊市詫間町にある宮の下港からフェリーで約20分の志々島(ししじま)は、周囲3.8km、人口約20人の小さな島です。
縦横無尽に力強く伸びる木の幹と、壮大なスケールの大楠(おおくす)は、志々島の守り神。新さぬき百景や香川県天然記念物にも登録されていることでも知られています。
島の人の手作りの展望台『楠の倉展望台』から見えるのは、穏やかな瀬戸内海と青い空。
タイミングさえ合えば、島のマスコットキャラクターでもあるヤギともふれあえますよ。
志々島
住所/香川県三豊市詫間町志々島
http://www.mitoyo-kanko.com/shishijima
もっと詳しく!→樹齢1200年の大楠・ヤギ・絶景!1日フルで志々島を遊びつくす!/志々島(香川県三豊市)
③粟島|レトロでノスタルジックな島へ
粟島(あわしま)は、三豊市須田港(すだこう)からフェリーで15分。
この島は元々3つの島に分かれていたのですが、時を経て砂州で一つに繋がり、現在のスクリューのような形になりました。
島の周囲は16kmという、自転車で2時間ほどの広さ。港近くにはレンタサイクルもありますよ。
城ノ山山頂の展望台からは360°見渡す限りの青い瀬戸内海が楽しめます。
日本初の海員養成学校『粟島海洋記念館』や、行き先が分からない手紙が各地から届く『漂流郵便局』は、あなたをノスタルジックな旅へと誘ってくれるはずです。
粟島
住所/香川県三豊市詫間町粟島
https://www.mitoyo-kanko.com/awashimaisland
もっと詳しく!
→瀬戸内海を360°一望できる粟島へ/城ノ山(粟島)
→村立から国立へ。日本初の海員養成学校へタイムスリップ/粟島海洋記念館(香川県・粟島)
→行き先不明の手紙が無数に届く小さな島の『郵便局』/漂流郵便局(香川県三豊市)
④紫雲出山|海外でも話題を集めた絶景
『紫雲出山(しうでやま)』は、荘内半島にある標高352mの山で、山頂からは瀬戸内海の多島美を望む絶景が味わえます。
こちらのスポットは、春には山頂園地を中心に約1,000本の桜が満開となり、瀬戸内海と共にお花見ができる名所としても有名なんです。
満開の紫陽花が出迎えてくれる『紫陽花ロード』(6月下旬~7月頃)も要チェックですよ!
紫雲出山(しうでやま)
住所/香川県三豊市詫間町大浜451-1
電話/0875-84-7896(紫雲出山遺跡館)
駐車場/あり(無料)
https://www.mitoyo-kanko.com/mt-shiude
もっと詳しく!
→夕陽ハンター VOL.7 ~ 狙うは夕陽の魔法にかけられた瀬戸内の桜並木!/紫雲出山の桜並木と夕陽(香川県三豊市)
→とっておきのビュースポット!弥生時代の遺跡と瀬戸内海を180度独り占めできるカフェ/紫雲出山遺跡館(香川県三豊市)
⑤フラワーパーク浦島|海とお花畑を独り占め!
瀬戸内海に浮かぶ島々を見ながら一面のお花畑を歩くことができるのが、こちらの『フラワーパーク浦島』。荘内半島の農地に作られたお花畑です。
この白いお花は4月下旬~5月中旬頃に開花するマーガレット。実は三豊市は日本一のマーガレット産地なんです。同時期には、マーガレットの他にキンセンカも見ることができますよ。
天気がいい休日には、海やお花畑を眺めながらちょっと贅沢な散歩を楽しんでみませんか?
フラワーパーク浦島
住所/香川県三豊市詫間町積
https://www.mitoyo-kanko.com/facility/flowerparkurashima
もっと詳しく!→瀬戸内の島々と共に望む一面のマーガレット!/フラワーパーク浦島(香川県三豊市)
瀬戸内Finderフォトライター 山田 芽実
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この記事を取材したフォトライター
山田 芽実
香川生まれ。 高校卒業後、米国・京都・香川・東ティモールを経てまた香川在住。 地元のすてきさを改めて発見中。 絵を描いたり写真を撮ったりしています。
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