ウミガメの砂浜と海触洞のある巨岩 / 大浜海岸とえびす洞(徳島県海部郡美波町)

徳島県南部の美波町(旧日和佐町)には、アカウミガメの産卵地として広く知られている「大浜海岸」があり、国の天然記念物に指定されているほか、白砂の美しい海岸として「日本の渚百選」にも選定されています。
大浜海岸のすぐ前には世界的にも珍しいウミガメ博物館「カレッタ」があり、町の各所にウミガメをモチーフとしたユニークなモニュメントも見られます。
例えば、こちらの「うみがめ公衆電話」。

他にも橋の欄干にウミガメの石像が置かれていたりと、町ぐるみでウミガメを大切にしていることが伝わってきます。
そして、こちらが大浜海岸。この砂浜に毎年平均70頭のアカウミガメが上陸します。

この大浜海岸の片隅には、「えびす洞」と呼ばれるひと際目立つ巨大な岩山があります。

太平洋の荒波に浸食された直径30m、幅32m、奥行き40mの徳島県最大の海触洞があり、散策道が整備され、間近まで行けるようになっています。

この遊歩道、実は海触洞で終点ではなく、岩山の上まで続いており、標高52mの山頂まで歩いて登れるようになっています。

こちらは別の場所から見た「えびす洞」の遠望写真。赤丸で囲んだ部分、山頂に休憩小屋が建っているのが分かります。それぐらい巨大な岩山なんです。

そして、これが山頂付近からの眺め。周辺の海岸が一望できます。

岩山の山頂がまさに絶好の展望台となっており、大浜海岸や日和佐城も望めます。

なお、日和佐港から出航する「うみがめマリンクルーズ」では、えびす洞を海側から眺め、海触洞の中にも入れます。断崖絶壁が続く千羽海崖なども合せて巡る極上のクルージングが楽しめます。

穏やかな大浜海岸と、ダイナミックなえびす洞。
ウミガメの故郷は、海の「静と動」を身近に体感できるスポットです!


所在地:徳島県海部郡美波町日和佐浦
案内HP:http://www.awanavi.jp/spot/2013032500873/ (大浜海岸)
    http://www.awanavi.jp/spot/2013032500767/ (えびす洞)

◇うみがめマリンクルーズ(約40分間)
 料金:大人1,800円
 時間:AM10:00~PM5:00 (夏季はPM6:00まで)
 HP:http://umigame.me/

※うみがめマリンクルーズ事前予約が必要です。
 最低運航人数は大人4名様からとなります。

瀬戸内FInderフォトライター 松岡広宣

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松岡 広宣

松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/

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