『ラストサムライ』、『軍師官兵衛』のロケ地としても有名な姫路、書写山を散策

書写山は、姫路駅から車で約20分の場所に位置しており、山頂に向かうロープウェイの道のりでは、緑豊かな山の景色の先に、市街地や瀬戸内海の眺望を楽しむことができます。

書写山圓教寺(えんきょうじ)は、山頂から10分ほど歩いた先にあります。
比叡山と同じ天台宗の修行道場の寺として知られていました。
「西の比叡山」とよばれるほど寺格は高く、西国三十三所中最大規模の寺院で、中世には比叡山、大山とともに天台の三大道場と並び称されていました。
また、京都から遠い土地柄でありながら、皇族や貴族の信仰もあつく、後白河天皇、後醍醐天皇はじめ、訪れる天皇・法皇も多かったそうです。

ハリウッド映画「ラストサムライ」のロケ地としても有名ですが、監督が気に入っていた理由は、人工の入らない、自然の中にたたずむ建物との調和した時代的な雰囲気があるからだそうです。
実際に足を踏み入れると、とても良く理解出来ます。大自然と建造物がとても心地良い調和を保っている場所でした。
代々、全ての住人方が、書写山に絶えず愛情を持って自然と物を扱い、気配りがなされて来たことを感じることが出来ます。
書写山は、自然、建造物、全てが大切な文化遺産なのです。

圓教寺からほど近い場所に佇む、塔頭壽量院(たっちゅう じゅりょういん)は、国家重要文化財に指定されています。
江戸中期の建物、書院造りになっています。かつて後白河天皇もここに滞在されていたそうです。
床にそっと腰を下ろし、庭園を眺めていると、まるでタイムスリップしたかの様な錯覚に陥ってしまいます。
きっとその頃と今も変わらない空気が流れている様に思えてなりません。


こちらでは、幻の書寫塗り(しょしゃぬり)の食器を使用した、精進本膳料理を楽しむことができます。
古文書をもとに約500年前、高僧に出されていた料理を再現しており、四季折々の料理で日本の食文化が紹介されています。
写真は最後に提供されるお茶と和菓子。
(4月~11月昼食のみ、5名様以上で完全予約制)

これからの季節は色付いた紅葉も楽しむことができます。季節によって様々な顔を持つ書写山。
大切に守られてきた大自然と建造物の中に混じり、心落ち着かせると、穏やかで洗練されたひとときを過ごせる場所です。
圓教寺では、毎月1回、一日座禅修行体験も実施しています。


■書写山圓教寺
所在地:兵庫県姫路市書写2968
電話:079-266-3327
行き方:JR姫路駅から、神姫バス8系統又はタクシーで25分、終点下車、ロープウェイに乗り換え4分、山上駅下車、徒歩10分

■書写山寿量院(精進本膳料理の予約先)
電話:079-266-3553
HP:http://www.shosha.or.jp/

瀬戸内ファインダー フォトライター/菅波葉子(㈱RainbowSake)

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菅波葉子 ㈱RainbowSake 菅波葉子(広島県出身) 2011年ハワイから帰国後、広島県に帰郷。 日本国内&ハワイの広告会社勤務の後、日本酒を海外に普及するPR会社㈱Rainbow Sakeを立ち上げました。 『SAKEで世界を笑顔で繋ぐ』その架橋になりたい!という想いで、日本とハワイ・シンガポールを中心とした海外を行ったり来たりしています。 帰国する度に地元の魅力を再発見し、瀬戸内海の心安らぐ穏やかな景色、新鮮で素朴な海の幸&山の幸に癒されています。 ㈱Rainbow Sake http://www.rainbowsake.co.jp/

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