『ラストサムライ』『軍師官兵衛』のロケ地、『書写山 圓教寺』/兵庫県姫路市

西の比叡山。兵庫県姫路市『書写山 圓教寺』

兵庫県姫路市の書写山(しょしゃざん)は、姫路駅から車で約20分の場所に位置する標高371mの山。
圓教寺は、その山頂から10分ほど歩いた先にあります。

圓教寺は「西の比叡山」とよばれるほど寺格が高く、西国三十三所の中でも最大規模の寺院。

中世には比叡山、大山とともに天台の三大道場と並び称されていました。

また、京都から遠い土地柄でありながら、皇族や貴族の信仰もあつく、後白河天皇、後醍醐天皇はじめ、訪れる天皇・法皇も多かったそうです。

映画『ラストサムライ』のロケ地に選ばれた理由

ハリウッド映画『ラストサムライ』のロケ地としても有名な圓教寺。
写真は撮影が行われた『三之堂』のひとつ、常行堂。常行三昧(ひたすら阿弥陀仏の名を唱えながら本尊を回る修行)をするための道場です。

監督が気に入った理由は、人工の入らない、自然の中にたたずむ建物との調和した時代的な雰囲気があるからだそう。

大自然と建造物がとても心地良い調和を保っている書写山に実際に足を踏み入れると、その想いがとても良く理解できます。
代々の住人方が、書写山に絶えず愛情を持って自然と物を扱い、気配りがなされて来たことを感じることができます。
書写山は、自然、建造物、すべてが大切な文化遺産なのです。

『塔頭 壽量院』で精進本膳料理を

広大な敷地内にある伽藍の一つ、『塔頭 壽量院(たっちゅう じゅりょういん)』は、国家重要文化財に指定されています。
江戸中期の建物、書院造りになっています。かつて後白河天皇もここに滞在されていたそうです。

床にそっと腰を下ろし、庭園を眺めていると、まるでタイムスリップしたかの様な錯覚に陥ってしまいます。
きっとその頃と今も変わらない空気が流れているように思えてなりません。

こちらでは、幻の書寫塗り(しょしゃぬり)の食器を使用した、精進本膳料理を楽しむことができます。
古文書をもとに約500年前、高僧に出されていた料理を再現しており、四季折々の料理で日本の食文化が紹介されています。
写真は最後に提供されるお茶と和菓子。
(4月~11月昼食のみ、5名様以上で完全予約制)


書写山 寿量院(精進本膳料理の予約先)
電話/079-266-3553

紅葉も体験も。季節を変えて何度も訪れたい

これからの季節は色付いた紅葉も楽しむことができます。季節によって様々な顔を持つ書写山。
大切に守られてきた大自然と建造物の中に混じり、心落ち着かせると、穏やかで洗練されたひとときを過ごせる場所です。

また圓教寺では、一日座禅修行体験、1泊2日の修行道場などの体験プログラムも実施しているので、ぜひ参加してみてください。
修行体験・健康道場はこちらから

『書写山 圓教寺』へはロープウェイで

『圓教寺』が建つ山頂へは、山の東側にあるロープウェイで約4分。
山上駅までの空中散歩の間、ガイドさんの生の観光案内と同時に、緑豊かな山の景色の先に、市街地や瀬戸内海の眺望を楽しむことができます。

ロープウェイの山上駅から、圓教寺の中心部である摩尼殿(まにでん)までは、歩いて約25分。
圓教寺散策はゆっくり時間を持って楽しみましょう。


書写山ロープウェイ
https://www.mt-shosha.info

『姫路市書写の里・美術工芸館』にも立ち寄って

ロープウェイの麓側にある山麓駅から歩いて約5分の場所には、『姫路市書写の里・美術工芸館』もあります。

こちらは地元出身で元東大寺別当の清水公照(しみずこうしょう)の作品や、コレクション、姫路の伝統工芸品、昔懐かしい郷土玩具などを展示するミュージアム。
中でも、清水公照が製作した270体の泥仏が並ぶ吹き抜けの空間は圧巻。瀬戸・九谷・信楽・清水・備前・萩・唐津・有田など各地の窯元で焼き上げた泥仏一つひとつの表情にご注目ください。


姫路市書写の里・美術工芸館
住所/兵庫県姫路市書写1223
電話/079-267-0301
入館料/一般310円 大学・高校生210円 小中学生50円
休館日/月曜日(休日を除く)、休日の翌日(土・日曜、休日を除く)


書写山 圓教寺
住所/兵庫県姫路市書写2968
電話/079-266-3327
行き方:JR姫路駅から、神姫バス8系統又はタクシーで25分、終点下車、ロープウェイに乗り換え4分、山上駅下車、徒歩10分

http://www.shosha.or.jp/

瀬戸内ファインダー フォトライター/菅波葉子(㈱RainbowSake)

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菅波葉子 ㈱RainbowSake 菅波葉子(広島県出身) 2011年ハワイから帰国後、広島県に帰郷。 日本国内&ハワイの広告会社勤務の後、日本酒を海外に普及するPR会社㈱Rainbow Sakeを立ち上げました。 『SAKEで世界を笑顔で繋ぐ』その架橋になりたい!という想いで、日本とハワイ・シンガポールを中心とした海外を行ったり来たりしています。 帰国する度に地元の魅力を再発見し、瀬戸内海の心安らぐ穏やかな景色、新鮮で素朴な海の幸&山の幸に癒されています。 ㈱Rainbow Sake http://www.rainbowsake.com

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