「野菜を収穫してみたい!」
農業や自然の素晴らしさを体験するツアーが今注目を集めています。就農を考えている人はもちろん、非日常を味わってみたいという方にオススメ。
今回ご紹介するのは、岡山県美作市の『ほのぼのハウス農場』。土や自然と触れ合って癒やされること間違いなしです。
無農薬で野菜作り『ほのぼのハウス農場』
岡山市中心部から車で1時間半程度。美作市(みまさかし)は岡山県を代表する温泉街、『湯郷(ゆのごう)温泉』で有名です。
そこから車で20分程度の場所にある『ほのぼのハウス農場』は、“もう100年先も里山に子供たちの笑い声を”をモットーに、農薬や化学肥料を使わず自然にある落ち葉や草を畑に還した土で、広さ6haの農園で70種類以上の野菜を作っています。
『ほのぼのハウス農場』がある美作台地は、中国山地の主峰・那岐山(なぎさん)の南一帯の南方に穏やかに傾斜する、平均標高200mの丘陵台地にあります。この土地の特徴は、ミネラルが豊富な赤土で、栄養分が濃縮された野菜が収穫できること。
関東から移住してきた山口敦史さん
『ほのぼのハウス農場』のオーナーの『ぐっさん』こと山口敦史さん。2007年から1年半、国際人道支援N G O「ペシャワール会」のメンバーとしてアフガニスタンで農業支援を経験。その後、栃木県で教員として農業を教える仕事に就きます。
2011年の震災を機に“本当の豊かさと幸せ”を考え、「教えるよりも自身で安心で安全な野菜を作りたい」と、2014年にこの土地で農園をはじめました。
収穫された野菜は、『ほのぼのハウス農場』のオンラインショップのほか、岡山市内の数カ所のセレクトショップでも購入できます。直接農場でも購入可能ですよ。
現在3歳〜11歳の4人のお子さんのパパでもある山口さん。
「土に触れることでとても心が安らぎます。そのことを子どもの頃に体感してもらうのはとても貴重な経験になると思います」と話します。
収穫した野菜でお菓子作りも体験!
『ほのぼのハウス農場』には、季節の野菜の収穫やお菓子作りなどの農業体験プラン(2名以上6,000円税込/1名あたり、1名8,000円税込)があります。その場で収穫した新鮮な野菜や生みたての卵を使ってバームクーヘンなどのお菓子作りも。所要時間は2時間半程度です。
この日は山口さんとサツマイモを収穫してみました。秋の風物詩ふっくらホワホワな『焼き芋』で食べるとおいしい〜。
収穫した野菜はその日にお持ち帰りOK。後日郵送も対応してくれます。
子どもたちに『食育』を
500羽のニワトリが育つ養鶏場では、新鮮な卵を作っています。
月に1回『ほのぼのハウス農場』主催の農業体験では、ひよこの孵化(ふか)を体験することもできます。孵化についての勉強会をしたり、実際に孵卵器(卵を入れて人工的に孵化させる装置)を触ったり……。これには参加している地域の子どもたちも大喜び! 命の学びにもなる貴重な経験です。
季節の野菜が実る畑を訪れるだけでも、スーパーの野菜しか見たことのない子どもたちにとっては新鮮そのもの。お米や野菜がどのように育っているか体験することで、食に対する意識が芽生え『食育』につながります。自分で収穫したとれたての野菜を食べると好き嫌いもなくなるかも?
大自然の中に身をゆだねて
普段、田んぼや畑と無縁の生活を送りながらストレスを溜め込んでいる人が多い現代社会。1日だけでも、大自然の中に身をゆだね土に触れることは、自分自身を見つめ直す機会にもなります。ぜひ、ご家族でゆっくりと体験してみませんか?
ほのぼのハウス農場
住所/岡山県美作市原964
電話/090-6660-4239
営業時間/9:00〜17:00
定休日/お問い合わせください
駐車場/あり
http://honobonofarm.com
最寄駅/JR美作江見駅
JR美作江見駅までのアクセスはコチラ
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瀬戸内Finderフォトライター 松本 紀子
※感染症対策に配慮した上で撮影を実施しています。
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この記事を取材したフォトライター
松本 紀子
岡山県瀬戸内市在住・フォトグラファー ウェディングフォトグラファーを経て、現在フリーランスで活動中。主にファミリーフォトを中心に人物写真を撮っています。また、カルチャー教室で「女子カメラ講座」の講師を担当。 まだまだ知られていない、ほのぼのとした瀬戸内の魅力を紹介していきたいです。 HPアドレスhttp://norikomatsumoto.com
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