海・自然
一度は行きたい!山口県のアクティブ系絶景スポットまとめ5選
①カルスト台地で気軽な登山/秋吉台トレッキング(美祢市)
いつ見ても不思議で雄大な光景。ここ『秋吉台』は、日本最大級のカルスト台地として知られています。その北部エリアにある『冠山』は、気軽に登れるトレッキングコースとして人気です。
秋吉台カルストロード沿いの長者ヶ森駐車場を出発点に、いざトレッキングへ。駐車場から歩いてすぐのところにある『長者ヶ森』は神秘的な雰囲気。「壇ノ浦の合戦」に敗れた平家の落ち武者が居館を構えたという伝説が残っています。
ここから冠山へ緩やかな登山道が伸びており、途中でドリーネと呼ばれるすり鉢型のくぼ地や、石灰岩が羊の群れのように広がるカルスト台地特有の景色に出合えます。冠山の標高は377メートル、駐車場から歩けば40~50分で山頂に到着します。ね、本当に気軽でしょ? 休憩を挟みながらゆっくり登っていきましょう。
②自然が作り上げた圧倒的な神秘と対面!/秋芳洞(美祢市)
カルスト台地の地下には、特別天然記念物『秋芳洞』が広がっています。総延長10キロにも及ぶこの鍾乳洞は、およそ3億年という気の遠くなるような歳月をかけて作られた、まさに大自然の芸術作品です。
内部には、まるで皿が幾重にも重なったように見える『百枚皿』、天井から無数の鍾乳石がぶら下がる『傘づくし』などの見どころが点在。この氷柱のような鍾乳石が1センチ成長するのに約70年の歳月がかかっているといいます。人間の一生分ほどの間にたった1センチ! と考えると気が遠くなってしまいます。
これらは秋芳洞のほんの一部であり、まだまだ見どころは盛りだくさん。一度ぐらい行ったことがあるよという人も、あらためて足を運んでみると新たな発見があるはずです。さあ、圧倒的な神秘と出合いましょう!
③のんびり歩いて海岸美を満喫/青海島自然研究路(長門市)
青海島は長門市の北にある、周囲約40キロの島です。その海岸美は「海上アルプス」の異名をとるほどで、大自然が作り上げた洞門、断崖絶壁、石柱などの見どころが集まっています。島の北岸には『自然研究路』、別名「メモリアルロード」が整備され、その道に沿って奇岩や海岸美を楽しむことができます。
駐車場を出発点に、全長は約1900キロ。日本海の荒波によって浸食された洞門『象の鼻』、夕日の名所としても知られる『変装行列』、さらに進めば『十六羅漢』と呼ばれる奇岩群などが迎えてくれます。展望台の『碧濤台(へきとうだい)』からはこれらの見どころを一望できます。
自然研究路の入り口付近にはキャンプ場も整備されているので、気持ちのいい季節は泊まって早朝の風景を楽しむのもオススメですよ。
④表情豊かな海上アルプスに感動!/青海島の海上クルーズ(長門市)
せっかくなら青海島を海から楽しみたい! そんなあなたにオススメなのが、海上クルーズです。仙崎港から定期遊覧船が運航しています。
ん、仙崎? そう、ここは童謡詩人・金子みすゞの出身地として知られるまち。文学散策もちょっと気になるところですが、今回の目的は海上アルプス。先を急ぎましょう。
遊覧船で海上に出ると、エメラルドグリーンの海、白い波しぶき、そして奇岩。絵になる風景に胸が弾みます。波が高くなければ船は洞門の中にも入っていきます。近くで見る岩肌は意外にもカラフル! すごく狭いところにも入っていくためスリル満点です。
運がよければイルカが出迎えてくれることもあるとか。およそ1時間半のクルーズはあっという間で、実にさまざまな表情を見せてくれます。日本百景に選ばれている景勝に大満足間違いなし!
⑤電動自転車で巡る「瀬戸内のハワイ」/周防大島のe-bike(周防大島町)
「瀬戸内のハワイ」こと周防大島を満喫するなら、『 道の駅サザンセトとうわ』でレンタルできる電動自転車「e-bike」が最適です。その場でサドルを調節してもらい、使い方も教えてもらったら、さっそく出発! 電動なので坂道もラクラク、ギアの切り替えもできるので安心です。
走り疲れたら道路脇やビーチで海を見ながら休憩を。あらかじめ道の駅で飲み物やお弁当を買っておくのもいいですね。
県内屈指のリゾートホテル『サンシャインサザンセト』が立つ「片添ヶ浜」にもぜひ立ち寄ってみましょう。自転車専用道路もあるので海を眺めながらのんびりサイクリングが楽しめます。フェニックスが生い茂り、ヤシの並木が続く光景は、まさにアロハな雰囲気。アクティブな旅のハイライトにピッタリです!
関連地域
山口県
本州と九州を繋ぐ要の場所、山口県。城下町として栄えた地域も多く、日本の近代化にあたっては数多くの歴史や偉人がこの場所から生まれました。春は桜、夏は花火と季節毎に違った表情を魅せる錦帯橋、風情ある町並み、美しい庭園に寺社仏閣。またTVコマーシャルのロケ地としても有名になった角島大橋や、雄大なカルスト台、鍾乳洞はまさに絶景。ぜひカメラを片手に旅をしてみてください。