吉野川中流域に位置する大歩危(おおぼけ)
四国を東西に横切る吉野川。
その中流域に『大歩危(おおぼけ)』というエリアがあります。
この地名、決して悪口ではありません(笑)。
地名の由来は諸説ありますが、
断崖などの険しい場所を指す古語「ほき」が転じて『大歩危』という名が付いたそうです。
また一説には「大股で歩くと危ないから、大歩危」とも言われています。
何が危ないって、その地形。
吉野川の流れる大歩危峡には、その両サイドに複雑に入り組んだ大理石のような岩が続きます。
非常に険しい地形で確かに大股で歩くと危なそう…というか、普通に歩くのでさえ危険な感じ。
まるで巨人の彫刻家の作品のようなこの岩石は、2億年もの間、吉野川の激流が少しずつ結晶片岩を削って作った自然のアート。
国指定の天然記念物にも認定されています。
そんな大歩危峡の景観を楽しむ一番の方法がこちら。
大歩危峡観光遊覧船で吉野川を下る
大歩危峡観光遊覧船です。
雄大な大歩危峡を巡るこの船は、まさに自然の美術館の特等席。
船頭さんの解説を聞きながら、吉野川をず〜っと下っていきます。
船から見るエメラルドグリーンの川と、周りを囲むようにそびえる大迫力の岩石、美しい山々は圧巻の一言。
航路の途中には、ライオンのような形に見える『獅子岩』があります。
ライオンっぽい岩があるの、分かりますか?
他にも、注意深く見れば何かの形をした岩があるかもしれませんよ。
是非みなさんも乗船して探してみてください!
船の乗り場は、徳島県三好市の吉野川沿い『大歩危峡まんなか』です。
徳島県西部に来たら、立ち寄ってみてくださいね。
大歩危の絶景があなたを待っています!
大歩危峡まんなか
場所/徳島県三好市山城町西宇1520
営業時間/9:00〜16:30
定休/年中無休(悪天時は欠航)
料金/大人1,200円、小人600円(3歳〜小学生まで)
電話/0883-84-1211
駐車場/あり
https://www.mannaka.co.jp
瀬戸内FInderフォトライター 千葉大輔
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この記事を取材したフォトライター
千葉 大輔
千葉大輔/フォトライター 1985年生まれ、徳島県三好市出身、徳島市在住。 大学卒業後、徳島の出版社にて様々なMOOKの編集長を務め、2014年4月フリーランスのフォトグラファーとして独立しました。 写真と同時に、コピーライター、エディターとしても活動してます。つか、他にも商品開発やなんやら、いろんなことやってます。求められれば何でもやる、徳島人のくせに阿波踊りドヘタ、そんな僕です。よろしくどうぞ。 http://www.quareal.net/
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