香川県といえば、讃岐うどん。
うどんの名店ツアーもいいですが、せっかく香川に行くなら讃岐うどんの作り方を学んでみてはどうでしょうか?
香川県高松市と仲多度郡にある『中野うどん学校』では、プロの職人が本場讃岐の手打ちうどんの作り方をイチから教えてくれる教室を開催しています。
「そんな1日でうどん作りをマスターできるの?」
って思ったそこのあなた。
1日もいりません、1時間でうどん学校は卒業できます!
今回はそんなうどん教室で教わるうどんの作り方をちょっと紹介。
うどん作りに必要な材料は、中力粉と塩と水。
それらを混ぜ合わせてうどんの生地を作るわけですが、大切なのはその分量。
まず、塩と水で食塩水を作りますが、季節によって塩の量が変わります。
夏は水:塩=9:1、
春と秋は水:塩=11:1、
冬は水:塩=15:1 の割合で食塩水を作ります。
それから中力粉と食塩水を混ぜますが、ここでも季節によって分量が違います。
夏は中力粉に対しての食塩水の割合が42%になるように。
冬は46%で、春・秋はその中間くらいです。
1人前のうどんに使う中力粉の量は100g程ですから、
例えば、冬に5人前のうどんを作るとすれば…
中力粉500gに、15:1の割合の食塩水を230g使用します。
正しい分量の材料が用意できたら、早速生地を作っていきます!
ボウルに中力粉を入れ、食塩水を回し入れながら手でひたすらこねます。
耳たぶくらいの硬さになればOKです。
次に、生地をビニール袋に入れ、足のかかとでまんべんなく踏みます。
生地が平たくなってきたら折り畳んで何度も何度も踏みましょう(3回ほど繰り返す)。
これ、大量の生地でやるとかなりの運動量で結構疲れます。
うどん屋さんの苦労を思い知らされる工程です(笑)。
踏み終わった生地を軽く延ばしてから麺棒に巻いていきます。
体重をかけて転がし、巻きながら生地を延ばします。
生地を広げて90度回転させ、再び麺棒で巻きます。
この際、中力粉を少々打粉しましょう。
4回ほど繰り返し、厚さ3〜4ミリになるまで均等に生地を延ばします。
延ばした生地を「びょうぶたたみ」にして3〜4ミリくらいの細さに切っていきます。
切り終わったら、麺に付いている打粉は払い落とします。
鍋にたっぷりのお湯を沸騰させ、麺をぱらぱらと落とすように入れてかき回します。
8〜12分程茹でて麺の表面が透き通れば釜揚げうどんの完成です!
以上の工程を体験して、うどん教室は終了。
麺棒付きの卒業証書をもらえば、あなたも立派な讃岐うどん職人です!
最後に自分で作ったうどんを食べることができます。
やはり自ら苦労して作ったうどんは一味違うはずですよ!
数々の有名人も卒業している『中野うどん学校』。
願書もセンター試験もいりません。
あなたも入学してみては??
中野うどん学校
住所/(高松校)香川県高松市成合町8、(琴平校)香川県仲多度郡琴平町720
電話/(高松校)087-885-3200、(琴平校)0877-75-0001
開校時間/9:00〜15:00(要予約)
料金/2〜14名の場合1名1,600円(税別)、15名以上の場合1名1,400円(税別)※最大500名まで可
駐車場/あり
HP/http://www.nakanoya.net/
瀬戸内Finderフォトライター 千葉大輔
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この記事を取材したフォトライター
千葉 大輔
千葉大輔/フォトライター 1985年生まれ、徳島県三好市出身、徳島市在住。 大学卒業後、徳島の出版社にて様々なMOOKの編集長を務め、2014年4月フリーランスのフォトグラファーとして独立しました。 写真と同時に、コピーライター、エディターとしても活動してます。つか、他にも商品開発やなんやら、いろんなことやってます。求められれば何でもやる、徳島人のくせに阿波踊りドヘタ、そんな僕です。よろしくどうぞ。 http://www.quareal.net/
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