オーナーの木下さんが、牛窓の玄関口である邑久町(おくまち)に『キノシタショウテン』をオープンしたのは2010年6月のこと。元々、焙煎豆の販売をしたかったという木下さん。焙煎工房にカフェを併設する形でキノシタショウテンは誕生しました。以来、地元民から観光客に愛される店として、朝から老若男女問わず訪れ、賑わっています。
焙煎好きが高じてコーヒー屋さんになってしまったという木下さん。コーヒー豆への拘りも人一倍。選別収穫で完熟豆を一粒一粒丁寧に選別したコーヒー豆を使用します。また生豆は時が経つに連れて日々変化します。焙煎度合いは、その豆のコンディションにあわせるため、木下さんは毎日豆のテイスティングはかかさないそう。
岡山県には、瀬戸大橋の建設や水島の工業地帯の労働者の寛ぐ場所として喫茶店文化が深く根付いていて、喫茶店(カフェではなく、本格的な珈琲店)は全国屈指の多さを誇ります。以前はブレンド指向が高いライトユーザーが多いのが特徴でした。しかしキノシタショウテンでこだわりぬいた本格コーヒーを嗜むようになってからシングルに転向した人も多いのだとか。
食器にも木下さんのこだわりが。アラビア、イッタラなどの北欧ブランドのものを使用しています。映画「かもめ食堂」を彷彿とさせるようなぬくもりのあるセンスで、極上のリラックスタイムを過ごせます。
「ふつうのことをふつうに、あたりまえのことをあたりまえに」がコンセプトのキノシタショウテン。
コーヒー以外にもこだわりがあります。
コーヒーのお供に愉しめる食事に使われる食材は、ほとんどが瀬戸内市産。小麦粉もお隣の長船町で作られたものを使用しています。そしてケチャップやマヨネーズなどの調味料も自家製、と、キノシタショウテンにとって食の安心安全も「ふつうであたりまえのこと」です。
一番人気のBLTEサンド。卵も野菜もすべて地場産。ベーコンは自ら薫製している徹底ぶり。
キノシタショウテンで珈琲を楽しみに、瀬戸内を訪れる。そんなゆったりした大人なおでかけもおすすめです。
キノシタショウテン
所在地/岡山県瀬戸内市邑久町尾張342-2(瀬戸内ICから5分/邑久駅から徒歩6分)
電話 /0869-24-7733
営業時間/7:00〜18:00(L.O.17:30)
定休日/木曜日
http://kinoshitashouten.com
瀬戸内Finderフォトライター アサイアサミ/浅井克俊(ココホレジャパン)
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ココホレジャパン
ココホレジャパンは、岡山を拠点に全国で「地域の魅力を広告する」インディペンデントでオルタナティブな広告会社です。 雑誌「TURNS」の企画制作、岡山を代表する魚「ままかり」の可能性を探すプロジェクト=「ままかRe:Project」の主催のほか、CMやグラフィック制作など、広告屋さんぽいこともたまにしています。 大都市のモノマネ・劣化版ではない、その地域・企業だけの魅力を掘り起こし、デザイン・編集して、「これ、いいでしょ!」と伝えていく。 それが私たちの仕事です。 ココホレジャパン http://kkhr.jp
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