木造で忠実に復元された平成の天守閣! / 大洲城(愛媛県大洲市)

大洲城(おおずじょう)は、愛媛県南西部の大洲市にある城郭跡で、戦後初めて江戸時代当時の工法を使い、木造で忠実に復元された天守閣があります。

小高い丘の上に築かれた大洲城。どっしりとした石垣の上に天守群がそびえ立ちます。

天守閣は4階建て。なかなか迫力がありますね~!実はこの天守閣、平成16年(2004)に復元されたものなんです。国産の木材を使い、昔の工法で正確に再現されました。

天守閣の入口近くまで登ってきました。天守閣の両脇には台所櫓(右)と高欄櫓(左)があり、渡り廊下で連結しています。これら二つはなんと江戸時代から現存する建物です!

右側の台所櫓が天守閣への入口になっています。中に入ると、武具や天守閣の木組みなどが展示されていますが、太い柱や天井の木材にも注目してください!
これらは江戸時代の職人さんが建造したもの。ひび割れが入った柱には歴史の重みが感じられます。


次に、渡り廊下を歩いて天守閣の内部へ入ります。平成の天守閣は、まだ新しい木の香りが漂います。こちらも大洲藩の歴史に関する資料が豊富に展示されています。

さらに渡り廊下を歩いて、もう一つの江戸時代の建造物、高欄櫓の中にも入れます。こちらには、江戸時代の大洲城下を再現したジオラマが展示されています。まさに難攻不落のお城だったことが伺えます。

このように、大洲城の魅力は新旧両方の建造物を中から見学できることです。二つの櫓は江戸時代に建造された「本物」の城郭建築。そして新しい平成の天守閣も、当時の工法を使い、正確に復元されたもの。

新旧の魅力が同時に体感できるお城は、全国的にも珍しいです。

そして、いよいよ天守閣の最上階(4階)へ登ります。こちらはお城の北側の眺め。大洲を流れる肱川(ひじかわ)が見えます。

そしてこちらは東側。肱川が蛇行しており、川そのものが天然の堀の役割を果たしていたことが分かります。正面にはツツジの名所としても有名な冨士山(とみすやま)も見えます。

肱川の河川敷へ来てみました。この川を渡ってお城に攻め込むのは、ほとんど不可能に思えます。左隅の川べりに見えている櫓、こちらも江戸時代から現存するものです。

全国各地の城跡には、たくさんの天守閣が再建されているのですが、そのほとんどは史実に基づかないもので、単に「お城」のイメージを模って建造されたもの。

しかし大洲城は、奇跡的に当時の資料が豊富に残っていたため、江戸時代の姿をそのまま正確に復元できました。

このような復元方法が評価され、大洲城は「日本百名城」に選定されています。また江戸時代から現存する4つの櫓は国の重要文化財に指定されています。

古くて新しい天守閣を見られることが、大洲城の最大の魅力です!

所在地:愛媛県大洲市大洲903
案内HP:http://www1.ocn.ne.jp/~ozu_jou/

◇大洲城天守閣
営業時間:9:00~17:00 無休
料金:大人 500円 / 小人 200円(中学生以下)

瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣

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松岡 広宣

松岡 広宣

松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/

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