現存十二天守!江戸時代の天守が残る難攻不落の城/松山城(愛媛県松山市)

現存十二天守の一つ『松山城』

松山城は、松山市のまさに中心部にある城で、日本全国にたった12ヶ所しかない、江戸時代以前に建てられた天守が残る『現存十二天守』の一つ。

天守のほかに櫓(やぐら)や門など、現存・復元を含め40棟以上の建造物があり、日本でもっとも完全な形で残ったお城の中の一つとしても知られています。

松山城は、標高132mの『勝山(城山)』の山頂周辺に本丸が築かれ、二之丸や三之丸は山の裾野に置かれている、“平山城”と呼ばれる城。
周辺の平野と山の高低差を利用して、利便性を保ちつつ守りをより堅固にしています。

松山城本丸へはロープウェイ・リフトで

本丸のある山頂近くまでは、4つある登城ルートを歩いて登るか、勝山の東側にあるロープウェイ・リフトに乗って登ります。

ロープウェイは10分間隔で運行、1名ずつ乗るリフトは随時運行。
晴れている日は、ちょっとしたスリルも味わえるリフトに乗ってみましょう(小学生以上に限ります)。

ロープウェイ・リストの利用案内はコチラ

難攻不落・松山城の本丸へ!

もし自分が城を攻める兵士だったら……、と想像しながら登ってみてください。
なぜなら、松山城がいかに守りの堅い難攻不落のお城であるか、リアルに体感できるから。

例えば、以下のような高い石垣に囲まれた通路。石垣の上には兵士が潜めるような櫓があり、もし戦いになった場合には、攻め寄せる敵兵に対してそこから弓矢や石などで攻撃できるようになっています。

今でこそロープウェイやリフトがありますが、最初にくぐる門である『戸無門』に辿り着くまでもちょっとした道のり。
登山道を徒歩で登るにも、約20〜30分はかかります。

そこから本丸広場に向かうにも、約17mもある高い石垣を迂回し、いくつもの門を突破しなければならず、なかなか天守まで近づけない構造です。
上の写真は、大手門跡を過ぎてすぐの場所。本丸の入口の入口です。

右手に見える『太鼓櫓』の向こうに見えるのが天守ですが、まだまだ遠く小さく……

こうして、いくつもの門や櫓を通り抜けて、ようやく天守が間近に見えてきます。

いよいよ松山城の本丸が目の前に!

ようやく辿り着いた本丸広場。

「さあ、残るは天守攻めだ!」と気合を入れますが、石垣や建物がいくつも重なっているのが分かるでしょうか?

天守はより一層厳重な構造になっており、天守を取り囲むように小天守やいくつもの櫓(やぐら)が配置されています。
これらは『連立式天守』と呼ばれる構造で、松山城は天守、小天守、隅櫓が渡櫓で結ばれた重厚な造りです。
近くで見上げると、かなりの迫力。

しかも、天守に攻め入ろうとしても、なかなか入口が見つかりません。ここでも高い石垣と門に行く手を阻まれてしまいます。

迷路のような道に建ついくつもの門を突破して、ようやく天守の中庭にたどり着きます。
この空間も四方を櫓に囲まれており、攻め込んだ兵たちは言わば袋のネズミ。ひとたまりもないでしょう……

「難攻不落」といわれる松山城には、記事で紹介しきれなかった仕掛けも盛りだくさん。
攻め入る兵士の心で、隅々まで見渡してみてください!

さて現在、難攻不落の松山城の大天守には堂々と安全に入ることができます。
さっそく見学してみましょう!
(当時は別の玄関を使っていたようですが、現在は矢印の米倉が入口です)

江戸時代に築かれた松山城の天守内部へ

天守やそれに連なる櫓の内部には、様々な歴史資料や武具などが展示されています。

天守は江戸時代に建てられたものですから、柱や天井などの木材自体も貴重なもので、歴史の重みがあります。

いよいよ、天守の最上階に到着です!

こちらは南側の本丸広場の眺め。もちろん城下の町並みは変わっていますが、かつて江戸時代の城主もここから同じ風景を見たと思うと、感慨深いものがあります。

こちらは西側です。連立式天守の建物が連なり、やや霞んでいますが遠方には瀬戸内海まで見渡せます。

天守を降りたら、松山城の二之丸史跡庭園へ

本丸から見て北東の裾野にある『二之丸史跡庭園』。

藩主や家老などの役人・家臣が多数いたという二之丸御殿跡を活かした美しい庭園で、日本一と謳われる大井戸や御居間、大書院の跡が柑橘の木々や草花、流水園や池などで彩られており、まるで広大なアート作品のよう。

本丸と一緒に、ぜひ散策してみてください。

城山全体が国の史跡。現存十二天守・松山城へ!

天守が現存するだけでなく、ほぼ完全な形のお城を体感できることが、松山城の魅力!
天守を含む21棟の現存する建造物は国の重要文化財に指定されており、『日本100名城』にも選ばれています。

あなたも、城を攻める兵士の気分になって、松山城へ登ってみませんか?


松山城
住所/愛媛県松山市丸之内
開放時間/5:00~21:00(11月〜3月は5:30〜21:00)
https://www.matsuyamajo.jp


松山城 天守
営業時間/9:00〜17:00(8月は〜17:30、12月・1月は〜16:30) ※最終入場は閉館30分前
休業日/12月の第3水曜日(大掃除)
料金/大人520円、小学生160円


松山城 二之丸史跡庭園
開園時間/9:00〜17:00(8月は〜17:30、12月・1月は〜16:30) ※最終入場は閉館30分前
休業日/12月の第3水曜日(大掃除)
料金/大人200円、小学生100円


松山城 ロープウェイ・リフト
営業時間/8:30〜17:30(8月は〜18:00、12月・1月は〜17:00) ※リフトは通年8:30~17:00
料金/大人往復520円、小学生往復260円
※松山城天守への入場は営業終了時間の30分前までなので、営業終了時間の50分前までのロープウェイにご乗車ください
ロープウェイ・リストの利用案内はコチラ

瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣・編集部

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松岡 広宣

松岡 広宣

松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/

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