国指定重要文化財の喫茶店で、ちょっとひと休み/古民家喫茶 きむら(徳島県三好市)

徳島県祖谷地方の重要文化財、木村家住宅では喫茶店が開かれている!?

日本三大秘境と言われる徳島県三好市の祖谷地方にあって、国指定重要文化財となっている古民家があります。
祖谷に残る民家では最古の建物で、名を『木村家住宅』と言います。
その建築年はなんと1699年(元禄12年)。
300年以上前の民家が現代に残っているというのは大変貴重なことで、近年は見学に訪れる観光客も多いため、この木村家住宅を利用して喫茶店が開かれています。

祖谷の山奥、車で山道を走っていると、突然『古民家喫茶 きむら』と書かれた看板が出現。
周辺には他にお店なんて何もないところですから、油断していると恐らく見逃して通り過ぎてしまいます(笑)。

こちらの古民家の庭には樹齢600年以上の大きな銀杏の木がありますので、これも目印のひとつ。


木村家住宅の住民、木村さんを呼ぶ大きな和太鼓

庭を歩いて建物の方へ行くと、大きな太鼓が置いてあります。
この太鼓を「ドーンドーン!」と強く叩くと、奥からこの民家の住人でもある木村さんが出てきてくれます。

そして客間として案内してくれるのは、囲炉裏が2つ並んだ雰囲気のあるお座敷。

ここで少し話は逸れますが豆知識をひとつ。
こういった古民家の室内にはよく囲炉裏がありますが、なぜこんなものが家の中にあるのでしょう。
囲炉裏では当然、薪を燃やすわけですが、そんなことをしたら家の中が煙でモクモクになると思いませんか?
ところが、そうはなりません。
古民家にみられる茅葺き屋根(かやぶきやね)は、雨風は凌ぎますが、煙は通す性質を持っています。
ですので、室内で薪を燃やしても煙は屋根から抜けていくのです。
そしてその煙は、茅が腐るのを防ぎ、防虫の効果もあります。
古民家では茅葺き屋根を維持するためにも、囲炉裏は必要不可欠なものなのです。

さて、脱線した話を元に戻しましょう。
こちらの喫茶メニューはシンプル。
手作りのお団子とドリンクのセットで700円です。
ドリンクは珈琲、抹茶、野草茶から選ぶことができます。

営業時間は『朝〜夕方』と、田舎の店にありがちなアバウトな設定(笑)。
来店する際はできれば事前に電話で確認しておく方がよいかと思われます。
また、こちらでの宿泊もできるそうなので、田舎暮らしを体験してみたい人にはうってつけ。
すいとん鍋や焼き魚などの囲炉裏グルメも楽しめますよ。
標高600mの山を見下ろすロケーションなので、早朝には幻想的な雲海が見れるかもしれません!
ここでの暮らしは、どんな高級ホテルでの宿泊よりも思い出に残るものになるはずですよ!


古民家喫茶 きむら
所在地/徳島県三好市東祖谷釣井107
電話/0883-88-5433
料金/喫茶700円(入館料込み)、宿泊1名1万円(要問い合わせ)
営業/朝〜夕方
定休日/不定休
P/有

瀬戸内Finderフォトライター 千葉大輔

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千葉 大輔

千葉 大輔

千葉大輔/フォトライター 1985年生まれ、徳島県三好市出身、徳島市在住。 大学卒業後、徳島の出版社にて様々なMOOKの編集長を務め、2014年4月フリーランスのフォトグラファーとして独立しました。 写真と同時に、コピーライター、エディターとしても活動してます。つか、他にも商品開発やなんやら、いろんなことやってます。求められれば何でもやる、徳島人のくせに阿波踊りドヘタ、そんな僕です。よろしくどうぞ。 http://www.quareal.net/

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