「多島美」という言葉通り、瀬戸内海には多くの島があります。そんな島々と私たち人をつなぐ橋は、瀬戸内にとってなくてはならない存在で、その形態や特徴も様々。中には日本最大・世界最大級を誇る技術を用いたものや長さのものもあり、瀬戸内の美しい風景に一層の魅力を添えています。
今回は、そんな瀬戸内自慢の絶景橋を4つご紹介。それぞれの美しさを持つ橋を巡る旅に出かけてみましょう。
ギネスにも登録!世界最大の鉄道道路併用橋/瀬戸大橋(岡山県・香川県)
岡山県倉敷市と香川県坂出市をつなぐのが、こちらの1988年に開通した『瀬戸大橋(せとおおはし)』。
初めて四国と本州が陸路で結ばれた全長12,300mの橋です。
この瀬戸大橋、実は「世界一長い鉄道道路併用橋」としてギネスに登録されているのをご存じでしたか?
2層構造の道路・鉄道併用橋になっており、吊橋、斜張橋、トラス橋など、世界最大級の橋梁が連なる姿はまさに壮観。秋から冬にかけては、瀬戸大橋越しに沈みゆく夕陽の素晴らしい眺望に出合うこともできますよ。
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瀬戸大橋
瀬戸大橋|JB本四高速
世界最大級!ライトアップが美しいパールブリッジ/明石海峡大橋(兵庫県)
兵庫県の『明石海峡大橋(あかしかいきょうおおはし)』は、本州と淡路島を結ぶ全長3,911mの吊り橋。
世界最大級の長さを誇り、1998年の開業から2022年まで、世界最長の吊り橋としてギネスに登録されていたこともあるほど。
夜間には季節・時間などによって変化する多彩なライトアップが実施され、それが真珠を連ねたように美しいことから、「パールブリッジ」の愛称でも親しまれています。
神戸市垂水区にある臨海公園『舞子公園(まいここうえん)』は、橋を至近距離から見られ、年間を通して夕陽と共に眺められるビュースポット。秋から冬にかけてが特にオススメで、雲がなければ水平線に沈む夕陽が見られますよ!
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明石海峡大橋
明石海峡大橋ブリッジワールド|JB本四高速
世界最大級の大きさを誇る渦潮に出合う!/大鳴門橋(徳島県)
徳島県の『大鳴門橋(おおなるときょう)』は、兵庫県南あわじ市と徳島県鳴門市を結ぶ全長1,629mの橋。
世界三大潮流のひとつとされる『鳴門の渦潮』で有名な鳴門海峡を渡っており、橋の内部にある遊歩道『渦の道』からは、その渦潮を真上から見ることができますよ。鳴門の渦潮や鳴門大橋の歴史について楽しみながら学ぶことができる、橋と渦潮をテーマにした『大鳴門橋架橋記念館エディ』(2018年リニューアルオープン)もおすすめです。
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大鳴門橋(おおなるときょう)
大鳴門橋|本四高速
しまなみ海道を構成する世界最大級の斜張橋/多々羅大橋(広島県・愛媛県)
広島県尾道市の生口島(いくちじま)と愛媛県今治市の大三島(おおみしま)を結ぶ『多々羅大橋(たたらおおはし)』は、サイクリストの聖地・しまなみ海道を構成する橋のひとつです。
世界級の長さを誇る全長1,480mの斜張橋で、環境保全や自然景観との調和を考えて建設されました。
青空と橋の白色のコントラストがなんとも美しく、そしてスタイリッシュ! 橋の上にある広島と愛媛の県境で記念写真を撮るのも忘れずに。
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多々羅大橋
多々羅大橋|JB本四高速
瀬戸内に架かる、世界級の規模を誇る美しい橋たち。訪れる季節や時間によって、様々な表情や景色を私たちに見せてくれるのも魅力的ですよね。
今回ご紹介した他にも、瀬戸内には島々をつなぐ橋がたくさん。あなたもお気に入りの絶景橋を探しに行きませんか?
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