四国のテーブルマウンテン!?/屋島(香川県高松市)

屋島(やしま)は、源平合戦の舞台として全国的に名が知れていますが、実際にどんな場所かご存じでしょうか?
今回は、屋島を満喫するための3つのポイントをご紹介します。

(1)四国のテーブルマウンテン!?

瀬戸内海にある屋島と聞けば、誰でも海に浮かぶ『島』を連想し、交通手段は船に乗って行くと思うかもしれません。
しかし、屋島は江戸時代には四国と陸続きとなり、現在は通行無料の『屋島スカイウェイ』も開通していて、手軽に屋島の山頂まで車で登って行けます。
また、屋島の地形は非常にユニークで、その風貌はまさに『テーブルマウンテン』です。

別の方角から見ると、真ん中にややくびれがあることが分かります。屋島は大きく分けて北嶺ゾーンと南嶺ゾーンの二つに分かれていて、ドライブウェイや主要な観光スポットは主に南嶺ゾーンに集中しています。

(2)源平合戦にまつわる名所!

屋島といえば、やはり源氏と平家が争った『屋島の戦い』が有名です。屋島には、源平合戦にまつわる名所が点在しています。
まず、屋島の南嶺ゾーンにある展望地『談古嶺(だんこれい)』です。ここからは、平家が軍船を潜ませていた『船隠し』の入り江や、古戦場の跡が眼下に一望できます。

また、同じく南嶺ゾーンには、源氏軍が血のついた刀を洗ったと伝えられる『血の池』もあります。言い伝えでは、池は血でまっ赤に染まったとか・・・

その『血の池』の裏手には、屋島合戦のエピソードの一つとして有名な義経(よしつね)の『弓流し』を描いた屏風絵も見られます。

激しい戦いの最中に義経が弓を海に落としてしまいますが、その弓を敵に拾われて嘲笑されることを嫌い、敵の攻撃の中、危険を冒して弓を拾い上げて帰ったという逸話です。義経の気質が伺えます。
やや血みどろなエピソードもありますが、歴史的な戦いの舞台に立って、古き時代の合戦に想いをめぐらせることは、屋島ならではの魅力です!

(3)夕陽と夜景の名所!

屋島は夕陽と夜景の名所としても知られています。
こちらは、屋島の北嶺ゾーンにある『遊鶴亭(ゆうかくてい)』の夕景。
南嶺ゾーンから北嶺ゾーンには遊歩道が整備され、手軽なハイキングも楽しめます。

遊鶴亭からは、瀬戸大橋も遠望できます。瀬戸大橋は、瀬戸内海をまたいで本州と四国を結ぶ10の橋の総称で、全長は12.3kmにおよびます。

一方で、南嶺ゾーンから見る夕景も格別です。屋島は隠れた桜名所でもあります。

屋島でもっとも有名な展望地『獅子の霊巌(ししのれいがん)』から望む夕陽です。
屋島は『日本の夕陽百選』にも選ばれています。

同じく、獅子の霊巌の夜景です。眼下には高松市街が見えています。
ロマンチックな夕陽と夜景が見られ、デートスポットとしてもオススメです。

屋島は陸路で簡単にアクセスでき、源平合戦にまつわる名所や、瀬戸内海に浮かぶ島々を一望できる展望地が数多く点在しています。

特に夕刻の眺望が素晴らしく、四国を代表する夕陽名所となっています。
あなたも源平合戦に想いを巡らせながら、屋島で極上の夕陽を眺めてみませんか?


屋島
住所/香川県高松市屋島山上
https://www.my-kagawa.jp/point/298

屋島スカイウェイ
https://www.yashima-navi.jp/facilities/?spot=13

瀬戸内Finderフォトライター 松岡広宣

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松岡 広宣

松岡 広宣

松岡 広宣/フォトライター 1974年生まれ、兵庫県西宮市出身、西宮市在住。メディアポリス株式会社 代表取締役。 ソーラー発電付きエコキャンピングカー【ソーラーキング号】で全国各地を訪れながら、日本の美しい風景をハイビジョン映像で撮影しています。 できうる限り全国くまなく歩き回って、貴重な日本の自然や風景を映像として後世に残していきたいと考えています。 日本全国を旅していますが、もちろん、地元の瀬戸内も大好きです! 「癒しの国 日本.TV」 ~ 日本全国を「癒しの映像」でバーチャル旅行 http://www.healing-japan.tv/

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