愛媛県今治市大三島。
毎年、今治周辺の島々には、新しく島に移住してくる方が増えています。
その中でも、特にここ大三島は、関東や関西からの移住者が多い島。
大三島へ移住した人々は、農家をしたり、物作りをしたり…。
都会にいた時は全く違う生活を楽しんでいます。
今回ご紹介する所は、そんな方々が集まって開催される、小さなマルシェです。
会場は大三島上浦町甘崎にある古民家カフェ1plus7(いちプラスなな)。毎週土曜日だけ営業している、古民家カフェです。
大三島インターを降りたら右折、1kmほど海岸線を走り、イルカの絵を目印に道路から少し右に入った所にあります。
すぐ近くには、日本最古の水軍城「甘崎城(あまざきじょう)があった古城島があります。
ここは元々オーナーの奥様のご実家でした。夫婦で移住後、何年もかけて、自分たちで改装、増築されました。
廃材を使ってこんなおしゃれなカフェができるなんて、びっくりです。
冬を除いてほぼ毎月開催される、マルシェ。
このマルシェに出店されているのは、この島へIターンやUターンで移住された方ばかり。得意なこと、好きなことを仕事にして、のんびりゆっくり、島での生活を楽しんでいます。
各部屋には、島の作家さんたちの素敵な商品が並びます。
「いつも誰かのくらしに寄り添えるようなものを」
関東から移住してきた、ハンドメイドレザークラフト作家のJishacさん。地域の活動に参加されながらこの仕事にたどり着きました。
「都会にいた時は、ゆっくりと夕日を見る時間なんてなかった。島にきて毎日のように、砂浜で夕日を眺めている」
島がもたらすゆとりが、丁寧なものづくりに生きているのですね。
こちらは、シトラス&アロマ 島香房(しまこうぼう)。
みかんやレモン八朔などの柑橘類を無農薬で育て、アロマをつくっています。
今のおすすめはみかんのアロマ。
みかんはアロマにぴったりで、香りの木と呼ばれるそうです。
花澤家族農園@菓子工房菓舎。
自然農法で作った農園で採れた柑橘や、野菜、たまごなどを使ったお菓子やジャムを販売しています。
できるだけ野菜や果物は無農薬のものを選ぶようにしている私にはとても嬉しい商品。
お庭から聞こえる、子供たちの笑い声。
少し前まで、島は過疎化が進みどんどん寂しくなる一方でした。
しかし、最近ではこうして若い人たちが移住してきて、島は少しずつ変わろうとしています。
静かな海に沈んでいく夕日や、満点の星空。自然豊かな島々の景色や自然の恵み。
ずっとここに住んでいた私たちがあたりまえだと思っていたことが、実はとても素敵なことだったんだと気づかされます。
春から夏にかけては、ほぼ毎月開催されるマルシェ。
冬の間は少しお休みするそうですが、また暖かくなれば開催されます。
開催日をチェックしてぜひ一度足を運んでみてください。
会場:カフェ1plus7(いちプラスなな)
所在地:愛媛県今治市上浦町甘崎1978
(大三島インターを降りて、信号を右折し約1km)
お問い合わせ:0897-87-3608
通常営業時間:10:00~
営業日:土曜日
P:あり
HP: http://1plus7.jimdo.com/
瀬戸内Finderフォトライター 大橋麻輝
この記事が役に立ったらいいね!してね
関連キーワード
関連記事
この記事を取材したフォトライター
瀬戸内Finder 編集部
地元の皆さんからの写真や、在住ライターの記事で発信する、瀬戸内地域の観光情報サイト、「瀬戸内ファインダー」を作る編集部です。 瀬戸内海を囲む兵庫県、岡山県、広島県、山口県、愛媛県、香川県、徳島県の7県に関わる旬な情報を日々更新しています。 お問い合わせは下記まで Email : staff@setouchifinder.com
Hashtags
旬のキーワード