兵庫・柳原で、大黒さんとえべっさんのはしご参り『柳原蛭子神社』『十日えびす大祭』

JR兵庫駅のプラットホームからは、眼下に祭りののぼりと人の波が見えます。1年に3日間、柳原(やなぎはら)が最も賑わうときです。ずらりと連なる屋台には、播州名物甘酒饅頭、瀬戸内名物たこの天ぷらなどが目立ちます。

1月9・10・11日に神戸市の『柳原蛭子神社』では『十日えびす大祭』が開かれます。おまけと言ってはなんですが、ここに集まる参詣者には別の神様も一緒にお参りできるチャンスがあるのです。

縁起物の稲穂…と来れば、五穀豊穣の神と言われる大黒さん。ここ柳原では蛭子神社に隣接する福海寺で十日えびすに合わせて『大黒大祭』が開催されます。ちょっと不思議に思えますが、実は、大黒さんとえべっさんは二柱一組で信仰されることが多いそうです。

福海寺は、1344年に足利尊氏が開いた臨済宗のお寺です。ご本尊は釈迦如来ですが、法堂に大黒天を安置するようになり『柳原大黒天』として信仰の対象に。

大黒さんを一目拝もうと法堂に進むと、カン!カン!カン!と鋭い金属音が響いています。どうやら、お賽銭を投げ入れる時は、あの銅鑼をしっかり狙ってご利益を願うよう。1円玉や5円玉は軽いのであまりおすすめしません。

福海寺を出て、次は蛭子神社に向かいます。寒風にいくつもの提灯が揺れるなか、こちらもやっぱり賑わっていますね。

かわいい手乗りえべっさんを見つけてしまいました。

中央で披露される福神楽を眺めながら「さぁ、お参りしようか」と列に加わります。この時、まだ私は知らなかったのです。大黒さんのお賽銭箱を凌ぐ、驚きの光景が待っているとは。

え!
ここに、投げちゃって…いい…のよね?

並ぶのはマグロをはじめ、鯛、ブリ、アナゴ、そしてみかんや野菜にお酒などありとあらゆる恵みを象徴する奉納品。ここに、参詣者もお賽銭を一緒に奉納しています。

信仰対象を越え、地域一体となってその年の繁栄と幸福をにぎやかに願う柳原。二柱の神様にお参りして福を授かれる、こんなお得で大らかなお祭りいかがですか。


◆大黒天祭開催期間:1月9日、1月10日、1月11日
◆十日えびす大祭開催期間:1月9日(宵えびす)、1月10日(本えびす)、1月11日(残り福)

アクセス:
JR兵庫駅南口より東へ徒歩3分で福海寺、徒歩5分で蛭子神社
十日えびす大祭の期間中は通行止めや一方通行など、交通規制が敷かれますので公共交通機関をご利用ください

瀬戸内Finderフォトライター 堀まどか

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堀 まどか

堀 まどか

堀 まどか/フォトライター 兵庫県生まれ、在住。実務翻訳、外国人起業家支援、通訳案内士(英語)、そしてフォトライター。 ネットマーケティングの外資系スタートアップで進行管理や顧客サポートを担当。 2011年から、フジサンケイビジネスアイ掲載の週刊コラム『ITビジネス最前線』を英日翻訳しています。 日常の風景や旅先で出会った人の表情など、心に触れるものを写真におさめています。瀬戸内のスポット、暮らしぶり、季節感、食を私目線で切り取ります。 写真ブログ http://riderv328.tumblr.com ツイッター https://twitter.com/Riderv328

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