摘み菜の島/弓削島(愛媛県)

しまなみ海道の近くに浮かぶ、愛媛県の離島『弓削島(ゆげしま)』。
庭に生えている雑草も、道ばたに咲く小さな花も、この島では大切な食材♪

食糧難?いえいえ、違います。

じつはこの野に自生する草花で島おこしをしているんです。
たとえば、こちら!

草花の姿が素朴でかわいい!
こちらは『摘み菜クッキー』と呼ばれ、野に自生する草花を乗せて焼いています。

松下るみ子さん(写真中央)と村上麗子さん(写真左)は、弓削島で『摘み菜クッキー』をつくるグループ『なでしこ』のメンバー。「摘み菜しているところを見たいです」と瀬戸内Finderフォトライター古川(写真右)がお願いすると、ある庭へ案内してくれました。

「こうやってクッキーの上に置くんよ」と、松下さんが見せてくれたのはホトケノザ。このほか、ハナカタバミ、シロツメクサ、イヌタデなど、わが家の庭にもボーボーと生えている雑草たちがこの島では『摘み菜』と呼ばれています。

朝から摘み菜していたら、あっという間にお昼になってしまいました。ということで、島で人気のカフェへ。

その名も『しまでCafé』。弓削島の交流拠点として地元の方が訪れるほか、旅行者にも人気です。

『摘み菜ランチ』(700円)——ここでもやはり摘み菜が! 大皿に敷かれた葉っぱはすべて食べられます。ご飯の上に載ったピンクのお花はサザンカの酢漬け。素材はすべて地元産にこだわっています。

実は、このカフェを切り盛りしている方こそ『摘み菜の島』の仕掛人、村上律子さん(写真左)。
もともと役場職員だった村上さん。ある講演会で摘み菜料理研究家の方に出会ったことから、摘み菜を使った島おこしを始めたそう。はじめは「それはもうタイヘン!」だったとか。それでも「出る杭ならもっと出てやろう!」と頑張り、いつしか島の名物に♪弓削島のかわいいクッキーには、そんな『雑草魂』ならぬ『摘み菜魂』が隠れていたのです。

弓削島から戻っても、摘み菜魂がフツフツと。
あ、この草、食べられる!あの花も!!…庭の景色が一変していたのでした♪

【瀬戸内、島めぐり/弓削島】
愛媛県越智郡上島町に所属する人口2747人の島(2016年11月末時点)。広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ『しまなみ海道』の近くにあり、離島でありながらアクセスは抜群。弓削島に渡るフェリーは、因島から約30分に一本の間隔で運航中。クルマを積載でき、乗船時間はわずか10分。ふらっと日帰り島旅にもオススメです!島を訪れたら、まず『しまでCafé』へ♪

●しまでCafé
住所/愛媛県越智郡上島町弓削下弓削830番地1
開館時間/9:00〜18:00(ラストオーダー17:30)
定休日/無休
電話/0897-77-2232
摘み菜クッキー(通販)/http://shimashop.my.shopserve.jp/

●フェリーについて(運航時間、発着場所等)
因島・家老渡港 ⇄ 上島町・上弓削港
https://www.town.kamijima.lg.jp/site/access/1620.html

瀬戸内Finderフォトライター
文:古川いづみ/写真:藤本雅史

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この記事を取材したフォトライター

古川 いづみ

古川 いづみ

古川 いづみ/フォトライター 1982年生まれ、香川県出身。東京の制作会社で雑誌やWeb媒体の編集&ライティングにたずさわったのち、2012年、結婚を機に広島へ。現在、保育園へ通う息子の送り迎えをしながら仕事をしています。取材ネタは、もっぱら週末に家族で行くドライブで収集。好きな道は西条〜三次方面の375号線、好きな食べ物は宮島のあなごめしです♡

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